室生寺の石楠花(シャクナゲ)のアイキャッチ画像

室生寺では、奈良県下で4月に桜が見頃を迎えた頃に開花するシャクナゲが、お堂と周囲の木立が調和する室生寺境内をほのかに彩ります。

この記事では2019年の室生寺のシャクナゲの開花情報や見頃、臨時バスの情報について触れます。

▼関西 春の花の名所情報『菜の花、チューリップ、ネモフィラ、ツツジ、藤、牡丹(ボタン)、薔薇(バラ)』

奈良県宇陀市・室生寺のシャクナゲ(石楠花)の見ごろは?

▲過去の年の投稿(室生寺のFacebook)

 

室生寺のシャクナゲの開花時期は例年4月中旬頃

見頃は4月下旬から5月上旬頃までです。

ゴールデンウィークの頃が最も見ごろです。

 

開花状況はもちろん天候によって前後し、あたたかい日が続くと見頃が早まります。

 

室生寺境内ではシャクナゲの見頃にあわせて石楠花(しゃくなげ)まつりが開催され、多くの人が訪れます。

 

2019年現在のシャクナゲの開花状況は?咲き具合はSNSで確認できる

▼例年4月になると、室生寺の公式facebookでシャクナゲの開花状況が投稿されます。

室生寺の公式facebook

 

▼参考までに2018年・2017年の室生寺のシャクナゲの開花情報を掲載します。

室生寺2018年のシャクナゲ開花状況

  • 4月9日:太鼓橋・表門・仁王門で開花(鎧坂・金堂・灌頂堂・五重塔・奥の院は、まだ蕾)
  • 4月11日:表門・護摩堂・仁王門で開花(鎧坂・金堂・灌頂堂・五重塔・奥の院は、まだ蕾)
  • 4月13日:護摩堂周辺は間もなく見頃
  • 4月16日:五重塔周辺の蕾が膨らみ始め。鎧坂もいよいよ見頃
  • 4月18日:見頃
  • 4月19日:お帰り道は満開。仁王門・バン字池・五重塔は見頃
  • 4月22日:仁王門・鎧坂・金堂は満開、五重塔も間もなく満開
  • 4月25日:全山シャクナゲが見頃
  • 5月2日:早咲きの個体は散り際、遅咲きの個体は咲き始め

室生寺2017年のシャクナゲ開花状況

  • 4月17日:開花
  • 4月18日:仁王門から鎧坂にかけて開花
  • 4月22日:開花2割(仁王門周辺は間もなく見頃。鎧坂・五重塔周辺は開花。奥の院は膨らみ始め。)
  • 4月24日:3割開花(護摩堂は見頃。鎧坂・五重塔は開花。奥の院はつぼみ。)
  • 4月27日:8割開花(護摩堂・鎧坂・五重塔は見頃)
  • 4月30日:満開(護摩堂・鎧坂・五重塔は満開、奥の院は間もなく見頃)
  • 5月1日:満開
  • 5月8日:散り始めとつぼみの部分があります
  • 5月16日:シャクナゲのお花積みを行いました

 

シャクナゲは境内の手前側から奥側にかけて開花していきます。

護摩堂 → 鎧坂(金堂の前) → 五重塔 → 奥の院 という順番に見ごろを迎えるということです。

 

桜の開花が早い年は、シャクナゲの開花も早くなることが多いようです。

 

 

 

シャクナゲの株数は?室生寺境内のどこにある?

室生寺のシャクナゲ(石楠花)
室生寺のシャクナゲ(石楠花)

室生寺には約3000株のシャクナゲがあります。

見頃の時期は境内の様々な場所でシャクナゲを見ることができます。

 

前述したように、護摩堂・鎧坂(金堂の前)・五重塔・奥の院など、境内の広い範囲にシャクナゲがあります。

 

なかでも写真撮影のおすすめスポットは鎧坂(よろいざか)です。

室生寺の石楠花(シャクナゲ)
室生寺の石楠花(シャクナゲ)

画像引用元:室生寺の拝観の手引き

上の画像は室生寺の拝観をした際にいただいた「拝観手引き」で、鎧坂にあるシャクナゲが写されています。

(見づらい画像ですね…汗)

 

鎧坂は仁王門から少し進んだところにある石段で、最上段の先には金堂があります。

 

ほかにも五重塔の下の石段から塔を見上げるアングルでの撮影もおすすめです。

 

 

シャクナゲの時期の室生寺は混雑する?

普段はそれほど拝観者が多くない室生寺もシャクナゲの時期は人が増えます。

混雑しますが、境内が広いということもあって人で溢れるぐらい混み合うことはなさそうです。

 

室生寺の周辺には有料駐車場が複数あります。

絶対大丈夫というわけではありませんが、駐車場に停車させられないほど混雑する可能性は少ないようです。

(ゴールデンウイークは混雑のピークなので要注意。)

 

やはり休日よりは平日が空いていて、朝早めの時間帯の混み具合が一番マシです。

 

シャクナゲの時期は臨時バスが運行!運賃や時刻表は?

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室生寺の最寄り駅は近鉄大阪線「室生口大野駅」ですが、駅からの距離が遠いです。

室生口大野駅の前から室生寺まで、奈良交通バスの路線バスが出ています。

 

通常は1時間に1本ぐらいの本数ですが、シャクナゲの時期は臨時バスが運行されます。

 

奈良交通バスのバス停「室生口大野駅」からバス停・室生寺までの所要時間は約14分です。

運賃は片道430円。

▼時刻表は奈良交通バスの公式サイトをご覧ください。

奈良交通バス公式サイト(臨時バス時刻表) 

例年シャクナゲの季節が近づいたら、室生寺の臨時バス情報が掲載されます。

 

奈良・長谷寺との直通バスも臨時で運行

長谷寺の牡丹の開花は4月中旬頃です。

 

室生寺の周辺の観光スポットとして人気があるのが長谷寺で、室生寺と長谷寺をセットで拝観する観光客も多いです。

室生寺ではシャクナゲが見頃を迎える時期に、長谷寺では牡丹(ぼたん)が見頃を迎えます。

 

通常は室生寺と長谷寺を直接つなぐ路線バスはありませんが、シャクナゲと牡丹のシーズンは直通臨時バスが運行されます。

 

所要時間は約45分で、運賃は830円です。

 

長谷寺門前発で室生寺着のバス、室生寺発で長谷寺着のバスどちらとも午前10時から午後3時30分まで30分ごとに便があります)。

乗車特典として、室生寺と長谷寺どちらかの拝観料の割引もあります。

 

▼時刻表の詳細は奈良交通バスの公式サイトをご覧ください。

奈良交通バス公式サイト(臨時バス時刻表)

例年シャクナゲの季節が近づいたら、室生寺の臨時バスの情報が掲載されます。

 

 

室生寺のアクセス方法の詳細は別記事で触れています。

 

 

シャクナゲとほぼ同じ時期に咲く、つつじや牡丹(ボタン)、藤、薔薇(バラ)もおすすめです!

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