2016年(平成28年)も年末が近づいてきました。

奈良の東大寺では一般の参拝者も除夜の鐘を突くことができます。

この記事では東大寺の除夜の鐘の場所や時間、整理券について紹介します。

東大寺の除夜の鐘を突くにはどこに並べはいい?

除夜の鐘を突くために並ぶ場所は、東大寺鐘楼の前です。

鐘楼は大仏殿と法華堂(三月堂)の中間くらいの位置にあります。

東大寺の除夜の鐘を突ける人数は何人?

除夜の鐘は108回突かれますが、東大寺の除夜の鐘を突ける人数は800人以上です。

鐘を打つ回数が108回なのに800人以上が鐘を打てるのは、8人で鐘をつくからです。

東大寺の梵鐘は、総高3.86メートル、口径2.71メートルと非常に大きくです。

梵鐘が大きいので鐘を突く撞木(しゅもく)もその分大きく、長さ4.48メートル、直径30センチメートル、重さ180キログラム、金具を入れると約200キログラムあります。

東大寺の撞木は大きいので、除夜の鐘を1回突くのに8人が突きます。

はじめの2回は東大寺のお坊さんが突きます。

その後、一般の参拝者が一度に8人ずつ突きます。

8人ずつ列からはけるのですぐに行列が進む気がします(笑)

よほど大勢で行かなければ初対面の人と鐘を突くことになるので、息を合わせられるかが重要になります。

東大寺の除夜の鐘は突くというより撞木を後ろに引いてから放し、その勢いで鐘を鳴らすという感じなのですが、撞木を引くタイミングが合わなければ情けない音になる場合もあります(笑)

時がたてばそれも思い出になりますが、年明けをすっきり過ごすためにも良い音を響かせたいところです。

ちなみに東大寺梵鐘の重量は26.3トンです。

アジアゾウの平均体重が4200キログラムだそうなので、東大寺の梵鐘の重量はアジアゾウ6頭分以上もあります。

整理券配布と鐘を突き始める時間は?

東大寺の除夜の鐘の鐘つきは、1月1日の0時から始まります。

大晦日から元日にかけて突くわけではなく、年が明けてから突くことになります。

除夜の鐘を突くための整理券は大晦日の23時から配布されます。

何時から並べば間に合う?

確実に除夜の鐘を突きたいなら、なるべく早く並ぶに越したことはないですが、大晦日の寒空の下ながながと並ぶのは辛いし、リアルタイムで観たいテレビ番組がある人もいるでしょう。

そこで何時に並べは間に合うかが気になる所です。

早い人は12月31日の20時くらいから並び始める人もいるそうですが、22時30分くらいでも間に合うはずです。

もう少し無難にいくなら22時には東大寺鐘楼前に着くと間に合うはずです。