吉野水分神社

吉野の観光スポットと言えば、金峯山寺や吉水神社が有名です。

金峯山寺や吉水神社よりも更に山の奥の方へ向かうと、上千本の吉野水分神社に着きます。

この吉野水分神社も世界文化遺産に登録されています。

今回は吉野水分神社の拝観やアクセスの情報を紹介します。

吉野水分神社の概要は?ご利益は子宝安産

吉野水分神社の本殿
吉野水分神社の本殿

吉野水分神社の神様は水の分配を司り、安産や子育てにご利益があると古くから信仰されています。

水分(みくまり)とは水配り(みずくばり)を意味し、水の分配を司ります。

雨乞いの神様ったようです。

水の分配を司る神様が子宝・安産にご利益があると信仰されるようになったのは、みくまりがみこもり(御子守)に転じたためと言われています。

このような経緯で古くから子宝・安産にご利益があると信仰されています。

歴史上の人物の中では、豊臣秀頼や本居宣長が吉野水分神社の神様の霊験によって生をうけたと言われています。

吉野水分神社の現在の本殿は豊臣秀吉の息子・秀頼が再建したものです。

これは秀頼の父・秀吉が水分の神様に祈願して秀頼を授かったからだそうです。

一方、江戸時代の国学者である本居宣長は40歳ごろから毎日、吉野水分神社を遥拝(ようはい)していたそうです。

遥拝とは遠くから拝むことで、吉野水分神社のある方角に向かって毎日拝んでいたということですね。

著名な人物とゆかりのある神社ということがわかると、少し親近感がわきませんか?

次は拝観情報を見てみましょう!

拝観所要時間と拝観料

吉野水分神社の境内
吉野水分神社の境内
拝観料と拝観所要時間

吉野水分神社の境内はそれほど広くなく、拝観所要時間は10分程度です。

拝観は無料です。

上の写真が境内の全景と言ってもいいくらいです。

金峯山寺や吉水神社のように建物の内部に入って拝観するところはありません。

鳥居を通って社殿を参拝し、境内を一周してからはじめに通った鳥居を通って境内から出ていくというのが参拝の流れ

です。

 

トイレ

吉野水分神社にトイレはなかったと記憶しています。

吉野水分神社から奥前本口バス停・金峯神社方面に向かって10分ほど歩いた場所にトイレがあります。

アクセス方法

徒歩でアクセス

近鉄吉野駅からロープウェイやバスを全く使わずに歩いた場合の所要時間は90分程度です。

金峯山寺から歩いた場合の所要時間は60分程度です。

奥千本口バス停(吉野水分神社と金峯神社の間にあるバス停)から歩いた場合の

所要時間は20分程度です。

吉野山は近鉄吉野駅から金峯神社にかけて道案内の標識が整備されているので、主要な道から外れなければ、それほど迷うことはないと思います。

バスでアクセス

奥千本口バス停で下車し、そこから徒歩20分程度です。

奥千本口バス停は吉野水分神社と金峯神社の間の位置あり、そこから吉野水分神社に行く場合、近鉄吉野駅方面に向かって歩くことになります。

車でアクセス

吉野水分神社の近くに駐車場はあります。

無料の駐車場がなのですが、2台ほどしか停められません。

まとめ

  • 拝観所要時間10分で拝観は無料
  • バスでアクセスするなら奥千本口で下車
  • 無料駐車場はあるが2台ぐらいしか停められない

吉野水分神社にまでくると金峯山寺や吉水神社に比べて人の数が減ってきますね。

それでも桜や紅葉の時期だと、人が全然いないなんてことはないですけど。

ここまでくれば、金峯神社も合わせて参拝しましょう!

最後まで読んでくださってありがとうございました。