金峯神社

吉野観光の定番コースの一つは近鉄・吉野駅がある下千本から、中千本の金峯山寺、吉水神社と上千本の吉野水分神社を経て、奥千本の金峯神社まで行くコースです。

吉野で世界遺産に登録されている神社仏閣のフルコースです(笑)

その中で一番奥まった場所にあるのが、金峯神社です。

今回は金峯神社についてまとめました。

金峯神社のご利益は?金峯の金は黄金の金?

金峯山とは一つの峰のことを指すのではなく、吉野山から山上ヶ岳にかけて連なる峰の総称です。

金峯山は古来、金の御嶽(かねのみたけ)と呼ばれてきました。

文字通り金が採掘されそうな名前ですね。

金峯山の金にまつわる説話に次のようなものがあります。

聖武天皇は奈良・東大寺の大仏造立のために金を必要としていた。

そこで良弁という僧に命じて、吉野の蔵王権現に金を授けるよう祈願しました。

しかし現れた蔵王権現からは「金峯山の金は、弥勒仏が遠い未来に現れる時に必要なので渡せない」と断られてしまします。

このように金峯山は古代から金の産出する山と信じられていたそうです。

金峯山の金は黄金の金ですが、実際は金が採掘された記録はなく、現在も金の鉱脈があるのことは確認されていないようです。

 

金峯神社のご祭神は金山毘古命(かなやまひこのみこと)です。

鉱山で祀られる神様で、鉱業や鍛冶など金属にまつわる職業の人たちから信仰されています。

金属系に強いということで、やはりご利益は金運上昇みたいです。

金峯神社の拝観料と拝観所要時間

金峯神社の拝殿
金峯神社の拝殿
拝観料と拝観所要時間

金峯神社の拝観は無料です。

拝観所要時間は5分です。

金峯神社は拝殿と本殿があるのみで、どちらも斜面の上に建っています。

階段を登ったところに拝殿がありますから、参拝の際にはそこで拝みましょう。

本殿は斜面上の拝殿のさらに上にありますが正面からよく見えません。

金峯神社参拝の流れは 階段を登る → 拝殿で拝む → 階段を下る のみです。

金峯神社の近くの坂を3分ほど下ったところには源義経が源頼朝の追ってから逃れるために潜んだと伝わる義経隠れ塔があります。

義経隠れ塔
義経隠れ塔

金峯神社と合わせて見に行くのもいいでしょう。

トイレ

金峯神社の近くにトイレはあります。

拝殿の前の階段の下にありますが、私が以前使用した時はトイレの水道の水が出ませんでした。

桜満開の4月のことだったので、水道管が凍結しているわけではありませんでした。

その時は購入したばかりのペットボトル入り飲料水があったので、それで手を洗いました。

現在はどうなのかわかりませんが、トイレの使用前に水道の水が出るのか確認するのが無難ですね。

 

金峯神社のアクセス方法と駐車場

徒歩でアクセス

近鉄・吉野駅から徒歩2時間程度。

金峯山寺から徒歩1時間30分程度。

吉野水分神社から徒歩25分程度。

バスでアクセス

奥千本口バス停から徒歩5分です。

駐車場

金峯神社に専用の駐車場はありません。

まとめ

  • ご利益は金運上昇
  • バスでのアクセスは奥千本口バス停から徒歩5分
  • 専用駐車場はない

金峯神社を参拝するなら同じく世界遺産の吉野水分神社も参拝することをおすすめします。