浜松城からそう遠くはない場所にある浜松市博物館では、2017年のNHK大河08:40:51ドラマ「おんな城主 直虎」の放映開始にあわせて、
テーマ展示「井伊直虎(次郎法師)の生涯と浜名湖北部地域の戦国時代」 が開催されています。
その中で、井伊直虎の唯一の花押がある文書が特別展示されています。
この記事では、井伊直虎の文書の特別公開の情報を紹介します。
井伊直虎(次郎法師)の生涯と浜名湖北部地域の戦国時代の期間や内容は?
テーマ展の期間:2016年12月17日(土)~2017年4月9日(日)
テーマ展は会期が前期と後期で分けられていて、展示内容が一部変わります。
前期:「遠江の国衆 井伊氏」
会期:2016年12月17日(土)~2017年2月19日(日)
後期:「遠江翁劇と直虎の活躍」
会期:2017年2月21日(土)~2017年4月9日(日)
井伊直虎が暮らした井伊谷(静岡県浜松市北区引佐町井伊谷)を中心とした浜名湖の北岸は、
戦国時代に今川氏、武田氏、徳川氏が争った地域です。
これら武将にゆかりある文化財や史跡が現在も残されています。
テーマ展「井伊直虎(次郎法師)の生涯と浜名湖北部地域の戦国時代」では
井伊直虎や浜名湖北部の戦国時代に関する資料をまとめて展示公開します。
本テーマ展の展示品の中で格別に注目されているのが、井伊直虎の花押入り文書です。
浜松市博物館で展示される井伊直虎の文書とは?
井伊直虎の花押入り文書とは、蜂前神社が所蔵する書状です。
1566年に今川氏真は井伊谷一帯に徳政令(とくせいれい)を発布しました。
徳政令とは、貸し借りや売買契約を帳消しにする命令です。
商人が貸した分を丸々損する理不尽な命令です。
井伊直虎はこの徳政令をはねのけたものの、1568年に今川氏の圧力によって徳政令は発動しました。
この書状では、直虎が今川家臣関口氏経(せきぐちうじつね)と連署で
祝田(ほうだ:地名です)の神官と本百姓へ徳政令発動を伝えることが書かれています。
直虎の名前が記された書状は、この書状以外に現存していません。
直虎の足跡を知るためのとても貴重な書状なんですね。
浜松市博物館の入館料や休館日は?
浜松市博物館の入館料
- 大人:300円
- 高校生:150円
- 中学生以下:無料
70歳以上の方と、障害者手帳をお持ちの方も無料
浜松市博物館の休館日
- 月曜日(祝日は開館)
- 祝日の翌日
- 年末年始(12月29日~1月3日)
臨時休館することもあるそうなので、公式ホームページも必ずチェックしましょう。
浜松市博物館の開館時間
- 午前9時から午後5時
浜松市博物館の拝観所要時間は30分~1時間程度です。