「清水の舞台から飛び降りる」という言葉を耳にしたことがあるけど、意味がはっきりとわからない…。

 

いやいや意味はわかるけど、どこからそんな慣用句が生まれたのか気になるという方がこのページに迷いこんだのではないでしょうか?

 

この記事では「清水の舞台から飛び降りる」の語源や意味、使用例などを紹介します。




【清水の舞台から飛び降りる】とは?由来や意味を紹介

「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句の”清水”とは京都の清水寺のことで、

”舞台”とは文字通り、清水寺の本堂にある舞台建築のことです。

 

清水寺の舞台は、崖から張り出した場所に造られています。

 

江戸時代、この崖の上の舞台から飛び降りる人が後を絶たなかったということが「清水の舞台から飛び降りる」という言葉の語源となっています。

 

 

なぜ、清水の舞台から飛び降りる人がいたのかというと、

飛び降りて生存すれば「願いごとが叶う」という願掛けの意味があったからなのですが、

高いところから飛び降りるので、もちろんお亡くなりになった方もいました。

 

 

 

飛び降りて生きて帰れるかどうかわからない…

 

 

 

という舞台の上に立って身を投げようとする人のひっぱくした気持ちを表すように

「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句には「決死の覚悟で実行する」という意味があります。

 

 

 

実際に清水の舞台から飛び降りた人の生存率は思ったより高いのですが、それはまた別の記事で紹介します。

 

これだけの説明だと「清水の舞台から飛び降りる」の使用方法がよくわからないと思うので、例文を紹介します。

 

【清水の舞台から飛び降りる】の使い方は?例文を掲載

20代中盤のころ、『こんな高い買い物していいのかな』と思ったが、

自分へのごほうびに”清水の舞台から飛び降りる”気持ちでピアスを購入しました

引用元:http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/178071/

 

…と、とあるインタビューでダイヤモンドのアクセサリーの思い出を語ったのは、女優の米倉涼子さんです。

 

 

ここでは、「高価なピアスを腹をくくって購入する」という意味で「清水の舞台から飛び降りる」が使用されていますが、

この例文のように、値段の高い物を買うときに「清水の舞台から飛び降りる」が使用されることが多いようです。

 

 

 

この「清水の舞台から飛び降りる」の用途(用法)は誤りではないのですが、

この米倉さんの発言で話題になったのは、”清水の舞台”の読み方でした。

 

 

清水寺(きよみずでら)の舞台から飛び降りることが語源になっていることを知っていれば、

読み間違えをすることはないのですが、米倉さんは”キヨミズの舞台””シミズの舞台”と読み間違えてしまったのです。

 

 

調べてみると「清水の舞台から飛び降りる 読み方」のキーワードで一定数の検索がされていることから、

”清水”の読み方が”キヨミズ”なのか”シミズ”なのか迷う人は少なくないようですね。

 

 

 

しかし、わざわざ2013年のニュースを引っ張り出してきて

 

読み方を間違えている!という記事を作成する私はゲスの極み男ですが、

 

「清水の舞台から飛び降りる」の使い方と読み方についての好例だと思ったので、引用させて頂きました。

 

 

 

20代中盤のころの話とは言え、

あの米倉さんが「清水の舞台に飛び降りる」覚悟で購入したダイヤモンドのピアスとは一体いくらなんでしょうかね?

 

私も含めた一般人にとっては「決死の覚悟で購入する値段」ではなく、

「死に直結するくらいな値段」なのでしょう…(llllll゚Д゚)ヒィィィィ

 

 

まあ、まだ女優として駆け出しの頃の話だったとしたら、そんな高価なものを購入したわけでもないのかもしれませんが。

 

【清水の舞台から飛び降りる】の類語は何?

「高価なピアスを腹をくくって購入する」という意味で「清水の舞台から飛び降りる」が使用された例文を紹介しましたが、

この例で「清水の舞台から飛び降りる」の類語にあたるのは「腹をくくる」という言葉です。

 

 

「清水の舞台から飛び降りる」には他にも下記のような類語があります。

  • 勇気をもって
  • 腹を決めて
  • 性根を据えて
  • 覚悟を決めて
  • 一か八か
  • 出たとこ勝負で
  • 運任せで
    …などなど。

 

 

 

「一か八か」「出たとこ勝負で」「運任せで」は、「決死の覚悟で~する」とは少し意味が異なる気がしますが、

 

心臓ばくばくの状態で思い切ってえいやぁー!と何かをするという点では類似の言葉だと言えそうです。

 

 

清水の舞台から飛び降りる覚悟で~しなければ!と上手くオチを作って記事を書き終えたいところですが、

 

 

 

特にオチはありません!ごめんねっ!!

という清水の舞台から飛び降りるような自虐的独白で、本記事を締めくくります。