東大寺二月堂の見どころと拝観所要時間のアイキャッチ画像

東大寺二月堂(にがつどう)の3つの見どころと参拝所要時間を紹介します。

奈良・東大寺二月堂の見所は?

下から見上げた二月堂
斜め下から見上げた二月堂

二月堂の見所は、まず下からの眺めです。

 

二月堂は高台の上にあります。

 

斜面の上に建つ建築は、「清水の舞台」として知られる京都・清水寺の本堂と同じ舞台造りと呼ばれる建築で、下からお堂を眺めた時の堂々たる姿が見所です。

清水の舞台
下から見上げた清水の舞台

 

 

 

 

二月堂の正面も荘厳な雰囲気があって見どころ

二月堂の正面
二月堂の正面

 

二月堂の本尊である十一面観音像は、非公開の仏像(秘仏:ひぶつ)です。

 

 

秘仏の中には東大寺法華堂(三月堂)の執金剛神(しゅこんごうしん)立像のように、期間を限定して公開されるものが多いですが、

 

二月堂の十一面観音像は、御開帳されることがなく、東大寺のお坊さんですらその姿を拝することができない秘仏(絶対秘仏)なのです。

 

 

 

その絶対の秘仏を祀る二月堂の雰囲気は、大仏殿や法華堂などの東大寺境内の他の仏堂とは異なり、より信仰の場としての雰囲気を感じられます。

 

 

そうは言っても肩肘を張るような重々しさはありませんので、変に身構えて参拝する必要は一切ありません。

 

 

 

そして二月堂の一番の見どころは、舞台からの眺望です。

二月堂の舞台からの眺望
二月堂の舞台からの眺望

 

清水の舞台ほどではありませんが、二月堂の正面にも舞台があり、そこから眺めを楽しむことができます。

 

 

二月堂は西の方角に面しているため、夕方は夕日に照らされます。

 

沈みゆく夕日に照らされる西の空には哀愁が漂いますが、それもまた良いです。

 

そして、この二月堂は夜もおすすめなんです。

 

二月堂は夜も拝観できる?

東大寺の大仏殿や法華堂(三月堂)、戒壇堂などは朝に開堂し、夕方に閉堂しますが、二月堂は24時間参拝することができます。

 

 

最も二月堂のおみくじやお守りなどの授与所は、大仏殿などと同様に朝から夕方までしか開いていませんが、夜も二月堂の舞台の上に上がり、夜景を臨むことができるのです。

 

東大寺二月堂
二月堂の夜景

夜間撮影に適していないカメラで撮影したので(撮影の腕前の問題もありますが…汗)、きれいには撮れていません。

 

実際の夜景は写真の何倍も美しいので、夜に奈良公園周辺にいるならぜひ二月堂からの夜景をご覧になってください。

 

二月堂の見学所要時間はざっとどのくらい?

東大寺二月堂の登廊
二月堂の登廊

二月堂の所要時間の目安は約15分です。

 

 

参拝して、さっと見るだけなら5分もかかりません。

 

 

二月堂ではおみくじを引いたり、お守り・御朱印を授与(購入)することもできます。

 

 

舞台からの眺望を楽しんだり、おみくじを引く時間などを含めても約15分あれば足りるかと思います。

 

 

大仏殿の次に東大寺で参拝者が多そうな二月堂ですが、長居する人は少ないため混雑していると感じることはないでしょう。