平安遷都の年に京都の南に創建された城南宮は、1200年以上京都五社の一つとして京都の南方を守護してきました。
その城南宮の見どころは、「源氏物語花の庭」と呼ばれる庭園。
桜や藤、青もみじに紅葉と四季折々の美しさに触れられますが、中でも梅の花は必見。
緑の苔の上に咲き乱れるしだれ梅は圧巻です。
ここでは城南宮の梅の開花情報や梅の開花時期に開催される「しだれ梅と椿まつり」について紹介します。
城南宮の庭園の概要
城南宮の庭園は、中根金作氏が作庭。
中根金作氏は、金閣寺や天龍寺など京都を代表する古庭園の修理のほか、アメリカの日本庭園専門誌に15年連続で日本一に選ばれている足立美術館の庭園などを作った人です。
「源氏物語花の庭」と名付けられた城南宮の神苑は、「春の山」「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」と趣の異なる5つのエリアから構成されています。
中でも「春の庭」は、源氏物語に描かれた光源氏の邸宅をモデルに作られており、まさに物語に入り込んだかのよう。
150本のしだれ梅が咲き誇る景色は豪華絢爛です。
また同時期に咲く約300本もの椿とのコラボレーションも見もの。
緑の苔の上に落ちた「落ち椿」と梅の花びら、そしてその上に滝のように咲き乱れるしだれ梅の組み合わせは見応え抜群です。
城南宮の梅の花の見頃は?
城南宮の梅の例年の見頃は、2月下旬から3月上旬です。
気候などに影響されるので、年によって多少変動します。
2020現在の梅の開花状況は?
▼城南宮の梅の開花情報は、下記サイトで確認できます
京都新聞(京都・滋賀の梅情報)
しだれ梅と椿まつり2020の開催情報は?
城南宮では、しだれ梅と椿が見頃を迎える時期に合わせて、例年「しだれ梅と椿まつり」が開催されます。
2020年のしだれ梅と椿まつりの開催情報
開催期間:2020年2月18日~3月22日
拝観時間:9時00分~16時30分(受付は16時00分)
拝観料金:大人600円、小中学生400円
開催期間中は神楽や点茶などが行われますので、ぜひしだれ梅や椿と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
「しだれ梅と椿まつり」のおすすめイベント1:梅が枝神楽
梅の花を冠にさした巫女さんが、梅の枝を持ち神楽を舞います。
また「梅の花守り」を購入すると(初穂料1000円)、一人一人巫女さんが神楽鈴でお祓いをしてくれます。
「しだれ梅と椿まつり」開催中は毎日行われ、時間は平日10:00/土日祝10:00および15:00となっています。
「しだれ梅と椿まつり」のおすすめイベント2:お抹茶拝服
「室町の庭」と「桃山の庭」の間にあるお茶席「楽水軒」にて、巫女さんがお抹茶とお菓子を出してくれます。
きれいな庭園を眺めながらお抹茶をいただくことができます。
料金は300円。
城南宮への電車のアクセスや最寄駅は?
城南宮の最寄駅は京都市営地下鉄・近鉄「竹田駅」で、駅からバスが運行しています。
竹田駅からはバスを使わずに、歩いていくこともできますが少し距離があります。
JR京都駅や阪急「大宮駅」、京阪「中書島駅」などからもバスが出ているので、それらの駅からバスで行くことも可能です。
京都市営地下鉄・近鉄「竹田駅」からの行き方
竹田駅から徒歩18分で、城南宮へアクセスできます。
「竹田駅」から城南宮までの徒歩アクセスルート
バスを利用する場合は、市バス乗車5分 ⇒ バス停「城南宮東口」下車 ⇒ 徒歩7分
バス停「城南宮東口」から城南宮までの徒歩アクセスルート
JR京都駅からの行き方
らくなんエクスプレス(R’EX)乗車15分 ⇒平日は「油小路城南宮」下車 ⇒ 徒歩7分/土日祝日は「城南宮前」下車 ⇒ 徒歩すぐ
バス停「油小路城南宮」から城南宮への徒歩でのアクセスルート
阪急「大宮駅」からの行き方
- 市バス南3または京阪バス6、京阪シティバス24・24A乗車12分 ⇒ 「城南宮東口」下車 ⇒ 徒歩7分
- 市バス19乗車13分 ⇒ 「城南宮」下車 ⇒徒歩4分
バス停「城南宮」から城南宮までの徒歩でのアクセスルート
城南宮の駐車場
入口に駐車場があります。
- 収容台数は200台
- 駐車料金は無料
ただし「しだれ梅と椿まつり」開催期間中は駐車場が混雑するので、公共機関を利用することをおすすめします。
▼京都の梅の名所