奈良県には世界遺産が3件16ヶ所あります。
穴場という意味でランキングをつくると、大峯山寺や金峯神社、吉野水分神社などが上位にランクインしますが、アクセスしづらかったり、一般的な観光客がイメージする世界遺産ではないでしょう。
なので、穴場よりも定番の有名どころがおすすめです。
「奈良観光がはじめて、或いはほとんどない人に向けておすすめするのはどこ?」という観点のランキングを紹介します。
↓奈良の世界遺産の一覧はこちら
やっぱり定番の有名観光スポットがおすすめ!ランキング
奈良の観光スポットで代表的なものといえば「奈良の大仏」でしょう。
東大寺大仏殿には高さ約14.7メートルの盧遮那仏(大仏)が祀られています。
大仏の大きさに圧倒されますが、大仏を納めている大仏殿の大きさにも驚かされます。
大仏殿の前に通る南大門とそこで門番をしている2体の金剛力士像(仁王像)も迫力があり必見です!
知名度の高さで法隆寺をおすすめします。
神社仏閣は今日までの間に、兵火や火災などで焼失して再建されていることが多いため、あまり古い時代の建造物が残っていないところも少なくありませんが、法隆寺には古い文化財がたくさん現存しています。
東大寺やそのほかの奈良の世界遺産は、現代まで残っているものでも奈良時代以降の文化財が多い中、法隆寺はそれよりも古い飛鳥時代のお堂や仏像が拝観できます。
奈良の他の観光スポットから少し離れた場所にあるのが難点。(そのおかげで兵火を避けられたというわけでもあるのですが。)
奈良の五重塔といえば、興福寺のものが代表的です。
高さ50.1メートル、近世以前(江戸時代以前)に建てられた五重塔のなかでは2番目に高いです(1位は京都の東寺の五重塔)。
国宝館で拝観できる阿修羅像でも有名です。
3つある顔のそれぞれの表情が異なります。
ぜび繊細な顔の表情に注目してみてください。
東大寺から歩いて行ける距離のあるので、セットで観光することをおすすめします。
春日大社は東大寺や興福寺から近いのでセットで観光することをおすすめしたい神社。
奈良公園で見られる「奈良の鹿」は春日大社の神様の使いです。
朱塗りの回廊がきれいです。
参道の途中には萬葉植物園があり、ゴールデンウイークの頃になると、藤の花見客が多数訪れます。
東大寺や法隆寺などと比べると、アクセスしづらい場所にある吉野山。
普段は観光客が少なめですが、桜と紅葉の見ごろになると、たくさんの観光客でにぎわいます。
最寄り駅の近鉄吉野駅から奥千本までは徒歩で片道2時間程度。
山なので傾斜がありますが、舗装されている道が多いため、気軽にハイキングできます。
吉野山の中千本エリアにある寺院。
吉野観光に行くならぜひ立ち寄って参拝してほしい場所です。
蔵王堂で祀られている巨大な3体の蔵王権現像(ざおうごんげんぞう)が見どころ(通常非公開で期間限定で公開されます)。
高さはそれぞれ約6~7メートルなので、東大寺南大門の約8メートルの金剛力士像より少し小さいですが、長い間非公開とされてきた仏像であるため、色がよく残っています。
↓そのほかの奈良の世界遺産は下の記事にて一覧で紹介しています。
↓京都の世界遺産の一覧