下鴨神社にはパワースポットがたくさんありますが、そのひとつに”さざれ石”があります。
”さざれ石”は、日本国歌の「君が代」の歌詞の中にも登場する石です。
「さざれ石の場所はどこなのか?」
「なぜ、君が代に登場するさざれ石が下鴨神社境内にあるのか?」などを紹介します。
下鴨神社のさざれ石がある場所はどこ?
下鴨神社境内のさざれ石は、上の境内図の中央より少し上部の矢印で示した場所にあります。
さざれ石の周辺で、目印となるのは「南口鳥居」と「楼門」です。
下鴨神社の境内南側から参拝した場合、糺の森を抜けたら南口鳥居を通ります。
鳥居の先には楼門があります。
南口鳥居と楼門の間に”さざれ石”があります。
南口鳥居を通ったら左側に注意しながら進んでください。
さざれ石が見つかるはずです。
さざれ石は簡単に見つけられると思いますが、もし楼門近くにある相生社の前まで来てしまった場合は、さざれ石を見落として行き過ぎています。
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下鴨神社のさざれ石と君が代の関係は?
”さざれ石”は”細石”とも表記します。
小さな石という意味です。
”さざれ石”は下鴨神社にある石の固有名詞ではなく「小さな石が長い年月をかけて1つの大きな岩の塊になったもの」を指す言葉です。
”さざれ石”は日本国内の各地にあります。
日本国内のさざれ石がある場所のピックアップ
- 鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
- 鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)
- 武田神社(山梨県甲府市)
- 二見浦夫婦岩(三重県伊勢市)
- 籠神社(京都府宮津市)
- 皇大神社(京都府福知山市)
- 勧修寺(京都市)
- 護王神社(京都市)
など
このように日本の各地に”さざれ石”があり、下鴨神社の”さざれ石”が「君が代」の中で歌われているわけでないのです。
ですが、「君が代」の歌詞の由来となったとされる”さざれ石”は存在していて、岐阜県揖斐川町の「さざれ石公園」にある”さざれ石”が歌詞の由来になったと言われています。
下鴨神社の”さざれ石”が国歌に歌われているわけではありませんでしたが、
”さざれ石”はただの石ではなく、神霊の宿る石として古来信仰されてきたものであるからこそ「君が代」で歌われています。
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さざれ石の信仰とは?
日本人は古来自然を信仰してきてました。
自然崇拝の身近な例は、神社の境内にある巨木ではないでしょうか?
日本に住んでいるなら誰しも木の幹にしめ縄を張り、御神木として信仰されている姿をイメージできるはずです。
石も信仰の対象とされていて、”さざれ石”は小さな石が長い年月を経て成長し、大きな巌(いわお)となることから
”子持ち石”や”赤子石”とも呼ばれ、子授け・安産のご利益がある石として信仰されてきたのです。
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