東寺(教王護国寺)は京都駅から近く、駅からでも見える五重塔が有名なお寺。
春になると、境内にある枝垂れ桜と五重塔の組み合わせがきれいで、観桜におすすめの観光スポットです。
桜のライトアップが実施されるので夜間も拝観できます。
東寺の桜の見頃や拝観情報を紹介しています。
↓京都の桜のおすすめスポットランキング
京都・東寺の桜の見頃の時期はいつ?
東寺の桜の花が咲き始めるのが例年3月上旬~中旬以降。
桜の見頃は例年3月下旬から4月上旬です。
今現在の東寺の桜の開花情報は?
▼下記サイトで東寺の桜の開花状況を確認しておきましょう。
桜の時期の東寺の拝観情報は?夜間拝観ライトアップもある
東寺の桜の種類(品種)は、河津桜や染井吉野など。
特におすすめなのが「不二桜」と呼ばれる桜。
名前の由来は弘法大師・空海の不二の教え。
高さ13メートル・枝張り10メートルもあります。
品種は八重紅枝垂れ桜。
近年に外部から移植された桜です。
以前は、岩手県盛岡市の旧家にあって、そののち秋田県や三重県に移植された桜。
2006年(平成18年)は弘法大師の入唐求法の旅からの帰朝1200年に当たる年で、それを記念して東寺に寄進(移植)されました。
東寺五重塔と一緒に見えるアングルで観賞すると、さらに美しさが増します。
東寺は無料エリアと有料エリアがあり、有料エリアは複数あります。
拝観エリアを簡単にまとめると次の通り。
- 境内(御影堂や食堂など) ⇒ 無料
- 金堂・講堂・五重塔 ⇒ 有料(五重塔内部の拝観は期間限定)
- 観智院 ⇒ 有料
- 宝物館 ⇒ 有料(拝観は期間限定)
東寺の境内に立ち入るのは無料です。
御影堂や食堂など、一部のお堂は無料エリアにあります。
秘仏の弘法大師坐像(国宝)や絶対秘仏の不動明王坐像(国宝)を祀る御影堂。
観光客を広く受け入れる東寺のなかでも、宗教色が強いお堂と言えるかもしれません。
十一面観音菩薩立像を祀り、写経を行える食堂(じきどう)。
東寺の御朱印頒布場所はここ。
金堂・講堂・五重塔の拝観は有料。
東寺の本尊・薬師三尊像(重要文化財)と眷属の十二神将立像を祀る金堂。
通年で内部を拝観できます。
立体曼荼羅と呼ばれる仏像群が有名な講堂。
通年で内部を拝観できます。
イケメンの帝釈天像が祀られているのはここ。
2019年の春は、立体曼荼羅のうち15軀の仏像(帝釈天を含む)が東京国立博物館の特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」で展示されるため不在となります。
東寺の五重塔は内部の拝観は期間限定。
塔の周辺は通年、散策できますが、金堂・講堂の拝観とセットになっています。
東寺の塔頭、観智院(かんちいん)も通年、有料で拝観可能。
枯山水の庭園や五大虚空蔵菩薩像、宮本武蔵筆と伝わる襖絵などを拝観可能。
金堂や講堂の拝観料とは別料金です。
2019年の春は、五大虚空蔵菩薩像が東京国立博物館の特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」で展示されるため不在となります。
宝物館は、期間限定で有料拝観可能です。
拝観料は、金堂・講堂や観智院とは別料金。
東寺の拝観時間
開門時間:午前5時00分~午後5時00分
拝観時間
- 金堂・講堂 :午前8時00分〜午後5時00分(受付終了は午後4時30分)
- 宝物館・観智院:午前9時00分〜午後5時00分(受付終了は午後4時30分)
拝観料
期間によって変動します。下記のリンクをご覧ください。
東寺で桜を見るなら、五重塔の拝観が含まれる金堂・講堂の拝観を必ずおすすめします。
2019年は3月18日までなら五重塔の内部を拝観できますが、3月19日以降の五重塔は、外観や周辺のみの拝観となります。
文化財に興味があるなら宝物館の拝観、枯山水の庭園や五大虚空蔵菩薩像に興味をお持ちなら観智院の拝観もすると良いですが、桜の観賞目的なら金堂・講堂エリアの拝観だけでも充分です。
2019年の春は五大虚空蔵菩薩像は東京国立博物館の特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」で展示されるため不在となります。
東寺では、夜間に桜のライトアップ「~不二桜に祈りをこめて」が開催されます。
東寺2019年の夜間ライトアップ拝観の期間や点灯時間は?
- 開催期間:2019年3月16日(土)~4月14日(日)
- 拝観時間:午後6時30分~午後9時30分(受付終了は午後9時00分)
- 拝観料 :大人・高校生500円/中学生以下300円
- 駐車料金:普通車2時間600円/大型バス2時間2000円
※会期中無休
団体割引や共通拝観券は無し
以下の夜間ライトアップの画像や記載内容は「2018年 春」の時点のものです。
最新の情報とは異なる部分があるかもしれません。
ライトアップの時の拝観受付は東門のみ。
(少なくとも2018年はそうでした。)
他の門からは出入できませんでした。
東門から先が有料なので、夜間拝観時は日中の無料エリアへの立ち入りも有料です。
桜の見ごろ休日に行きましたが、拝観受付が終了する午後9時00分の少し前でも50~100人程度の行列ができていました。
並んでから拝観受付に着くまでの待ち時間は5分ぐらいでした。
夜間の拝観エリアの五重塔・金堂・講堂へ向かいますが、東門を通ってすぐのところの水面に映る桜もきれいです。
(ライトアップの際に、金堂は日中と同様に内部に立ち入れましたが、講堂は外側からのみの拝観になります。)
桜だけじゃなく柳もなかなか良い雰囲気。
混雑していますが、桜を見る分にはそれほど気になりません。
(人が写らないように写真撮影しようとするとアングルが限定されてしまいます)
日中の拝観受付場所の前から撮影。
ライトアップされる桜と諸堂がきれいです。
画像右側の入口から五重塔・金堂・講堂があるエリアに立ち入ります。
やはり不二桜と五重塔が一緒に写る場所が最も混雑しています。
画像下の黒い影は、拝観者の頭です。混雑しています。
特に、五重塔を挟むように桜が写る上の画像のアングルはおすすめ写真撮影のスポット。
人混みの最前では、三脚を立てて撮影している人が複数いるので、人が写らないように撮影するには、しばらく待つ必要があります。
(カメラを上の方に向ければ、かろうじて人が入らないように撮ることも可能です)
瓢箪池の水面に映る桜も見どころ。
五重塔と桜が写るアングルがおすすめ。
もう少し右に寄った方がいいのですが、本格的に撮影している人がいたので断念。
写真撮影に力を入れたい人は、がんばってみてください!
さすがに(近世以前に建てられたもののなかで)日本一の高さを誇る五重塔は大きいです。
(2018年は)金堂は、日中と同様に内部に立ち入って拝観できました。
(2018年は)講堂は日中とは異なり、中に立ち入れませんでした。
お堂の正面外側にある扉から覗くように拝観します。
境内には不二桜以外にも桜がたくさんあります。
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桜の時期の東寺の拝観所要時間と混雑は?
東寺の金堂・講堂エリア(金堂内部・講堂内部・五重塔の外観と周辺)の通常期の拝観所要時間の目安は30~40分です。
桜の時期はいつもより混雑しますし、普段より写真を撮る人も多いのではないでしょうか。
それらの時間を含めて所要時間は、40~50分くらいと見ておくといいかもしれません。
宝物館や観智院も拝観するなら、1時間30分~2時間程度は欲しいところです。
夜間拝観の所要時間は30~50分ぐらいでしょうか。
東寺に日中に行くなら、朝早い時間帯に行く方が良いです。
夜間のライトアップに行くなら、閉門時間に近い午後8時00分以降が混み具合がマシでしょう。
東寺や周辺に駐車場はあります。
ですが、桜の時期の京都は大渋滞しますし、東寺近辺も混みますので、車での移動はおすすめしません。
道路が渋滞するので路線バスの利用もあまりすすめません。
最寄り駅にあたる近鉄京都線の東山駅や、その次の最寄り駅にあたる(JR・地下鉄烏丸線)の京都駅まで電車で移動して、そこから徒歩でアクセスすることをおすすめします。
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