唐招提寺は、奈良時代に鑑真和上が当時の中国から海を渡って来日し、戒律を授けたとして歴史の教科書にも登場する寺院で、
世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成資産のひとつとして登録されています。
世界遺産は基本的に建造物や庭園などの不動産が登録の対象ですが、国宝の仏像も唐招提寺には数多くあります。
この記事では、唐招提寺の国宝仏像の数や一覧を紹介します。
唐招提寺の国宝仏像件数
唐招提寺の国宝仏像(彫刻)の件数は6件です。
奈良県内でみると法隆寺と興福寺、東大寺につぐ第4位です。
全国的にみると、法隆寺と興福寺、東大寺、広隆寺につぐ第5位です。
唐招提寺と同じ6件の国宝仏像彫刻を所有する寺院として広隆寺があり、
唐招提寺は広隆寺と同数の第5位です。
唐招提寺の国宝仏像一覧
唐招提寺の国宝仏像一覧(6件)
- 鑑真和上坐像(1体) 763年 御影堂
- 盧舎那仏坐像(1体) 779年 金堂
- 千手観音立像(1体)奈良時代後期 金堂
- 梵天・帝釈天立像(2体) 奈良時代後期 金堂
- 四天王立像(4体) 奈良時代後期 金堂
- 千手観音立像(1体)平安時代初期 金堂
安置されているお堂ごとに国宝仏像の公開期間を紹介します。
唐招提寺の国宝仏像彫刻を拝観できる場所と御開帳期間
唐招提寺金堂の国宝仏像一覧(5件)
- 盧舎那仏坐像(1体) 779年
- 千手観音立像(1体)奈良時代後期
- 梵天・帝釈天立像(2体) 奈良時代後期
- 四天王立像(4体) 奈良時代後期
- 千手観音立像(1体)平安時代初期
唐招提寺の金堂には上記5件の国宝仏像が安置されています。
通常非公開の秘仏はなく、5件すべてが通年公開されています。
唐招提寺御影堂の国宝仏像一覧(1件)
- 鑑真和上坐像(1体) 763年
鑑真和上坐像は唐招提寺の国宝彫刻の中で唯一、金堂以外のお堂に安置されています。
鑑真和上坐像は通常非公開の秘仏で、毎年6月5日~6月7日の3日間のみ公開されます。
御影堂そのものも通常非公開の建造物で、鑑真和上坐像の公開日に内部に立ち入ることができます。