大阪市葛井寺市にある道明寺は国宝の十一面観音を所有する寺院です。

大きな像ではありませんが、一木造の魅力を感じさせる名品です。

道明寺十一面観音菩薩立像の拝観情報について掲載します。

道明寺の国宝・木造十一面観音菩薩立像とは?

道明寺の国宝十一面観音立像は平安時代初期(9世紀)に造像された仏像です。

像高は98.0センチメートル。

榧の一木造です。

 

張りつめた肉身表現や中国の檀像彫刻にならって緻密に彫刻された装身具、瞳に異材はめこむ技法、

頭上面の頂上仏面が上半身まで造られていることなど、平安時代初期の特徴をよく表しています。

 

石帯(せきたい)と呼ばれるベルトを見せるのも平安初期の流行です。

 

道明寺十一面観音立像は東京国立博物館で開催される仁和寺展で展示されます。

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道明寺十一面観音立像は通常非公開の秘仏?御開帳期間はいつ?

国宝・十一面観音立像は道明寺の本堂に安置されているお寺の本尊ですが、秘仏で平素は公開されていません。

御開帳は毎月18日に行われます。

 

 

道明寺の周辺には毎月18日に開帳される仏像として、葛井寺(ふじいでら)の国宝・千手観音坐像と

野中寺(やちゅうじ)の弥勒菩薩坐像があります。

3ヶ寺は近いので、18日に参拝するならまとめて参拝することをおすすめします。