京都にある安井金比羅宮は、それほど広い神社ではありませんが、縁切り・縁結びのパワースポットとして人気があり、たくさんの人が参拝します。
境内の中でも、特に体験型のパワースポットとして縁切り縁結び碑が人気で、行列ができることも少なくありません。
この記事では、安井金比羅宮のご利益(効果)や縁切り縁結び碑について紹介します。
安井金比羅宮のご利益(効果)は?
安井金比羅宮のご祭神は次の3柱です。
安井金比羅宮のご祭神
- 崇徳天皇(すとくてんのう)
- 源頼政公(みなもとのよりまさこう)
- 大物主神(おおものぬしのかみ)
崇徳天皇は安井金比羅宮の主祭神です。
崇徳天皇は讃岐(現在の香川県)の金刀比羅宮で一切の欲を断ちきって参籠(おこもり)されたことがあります。
そのことから悪縁を断ち切るご利益があるとされます。
悪縁とは男女の縁だけでなく、病気、アルコール、かけごとなど様々な悪縁のことを指しています。
大物主神は、古来より道開きの神様として信仰されてきました。
こんぴら神社の総本宮である香川県の金刀比羅宮でも大物主神が祀られていて、海上交通にご利益ある神様として知られています。
安井金比羅宮もこんぴら神社の系統の神社で、大物主神を祀っていて海上安全のご利益があります。
さらに、大物主神には海の上の安全だけでなく、陸の安全を守る神様であり、交通安全のご利益があります。
安井金比羅宮のご利益
- 悪縁切り・良縁結び(崇徳天皇の御利益)
- 海上安全(大物主神の御利益)
- 交通安全(大物主神の御利益)
安井金毘羅宮の公式ホームページでは、もう1柱のご祭神の源頼政公のご神徳が書かれていなかったのですが、なにかしらあるはずです。
気になりますね。
安井金比羅宮には、特に悪縁切り・良縁結びのご利益を求めて参拝する人が多いですが、参拝者が目当てにしているのは、境内にある縁切り縁結び碑です。
縁切り縁結び碑にはくぐり方が決まっているので、詳細を記載します。
安井金比羅宮の縁切り縁結び碑のくぐり方
安井金比羅宮の縁切り縁結び碑は、高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬の形をした大きな石です。
中央下部に人が通れる大きさの穴があります。
縁切り縁結び碑の表面は、白いもので覆われていますがそれはすべて参拝者が貼りつけた型代(かたしろ)です。
形代は安井金比羅宮の社務所ではなく、縁切り縁結び碑の周囲何ヶ所かに束で置かれています。
ここに縁やすいこ切り・縁結びに関する願いごとを書きます。
特に書き方に決まりがあるわけではありません。
形代を書く前に、本殿の参拝がまだなら先に済ませておきましょう。
写真の書き方の説明の内容は↓の通り。
形代(碑に貼るお札)の書き方に決まりはありません!
切りたい縁、結びたい縁、お願い事を自由にお書きください。
書き方に一切決まりはありません。
お願い事を素直にご記入ください。
また、お名前、ご住所は必ずしもお書き頂く必要はございません。
書き方が決まっていないので、どう書くのか迷います。
私が参拝した時は、周りの人の書き方をちらっと見て、同じように書く人が少なくなかったです。
かなり重い願いの場合は、名前や住所を書きたくない方もいると思うので、名前・住所を書かなくても良いというのはありがたいですね。
形代の料金は、100円以上の志納です。
形代の束のそばにある賽銭箱に入れましょう。
形代に願い事を書いたら、縁切り縁結び碑を持って、碑の穴をくぐります。
この日は土曜日の昼間ということで碑の前には行列ができていました。
上の写真の右側の人が待ち行列です。
縁切り縁結び碑には表と裏があります。
上の写真で見えている方が碑の表側です。
見えないほうが碑の裏側です。
穴をくぐる時は、まず表から裏へくぐります。
(写真の矢印とは、逆方向に穴をくぐる)
これでまず悪縁を断ち切ります。
次に碑の裏から表に向けて穴をくぐります。
(写真の矢印と同じ方向に穴をくぐる)
今度は、良縁を結ぶことになります。
表側と裏側の両方から穴をくぐり終えると、縁切り縁結び碑の好きなところに形代を貼りつけます。
形代は裏面にのりを塗って貼りつけるのですが、のりは石碑の側の机の上に置かれています。
碑に形代を貼り終えたら、縁切り縁結びの穴くぐりは終了です。
ちなみに、願い事を書いた形代を碑に貼りたいけど、時間がないという方は、穴くぐりはせずに、形代を碑に貼りつけるだけにすることもできます。
縁切り縁結び碑は終日参拝できる?
安井金毘羅宮の社務所は午前9時から午後5時までしか開いていませんが、本殿の参拝や縁切り縁結び碑は24時間いつでもできます。
日中は縁切り縁結び碑をくぐろうとする参拝者が行列をつくることもありますが、
朝の早い時間帯や夕方社務所が閉まった後の時間は、人が少なそうなので、スムーズにくぐりたい人は混雑する時間帯を避けましょう。