2016年末から2017年の年明けに放送される「ゆく年くる年」の中継場所に神戸港が選ばれていますが、その理由はなんなのでしょうか?
神戸港がゆく年くる年の中継場所になるのはなぜ?
神戸港が2016年末から2017年の年明けに放送される「ゆく年くる年」の中継場所に選ばれたのは、神戸港開港150年を記念してのことです。
神戸港が開港は慶應3年12月7日ですが、これは旧歴で、現在の暦(グレゴリオ暦)でいうと1868年1月1日にあたるそうです。
なので2017年1月1日は神戸港開港からちょうど150年目にあたるんですね!
でも、これは神戸の地に港ができたのが150年前という意味ではないんです。
突然ですが、大和田泊って聞くと懐かしくないですか?(笑)
神戸開港150年の意味
神戸の地に港ができたのが150年前ではんく、港は奈良時代にはすでに大和田泊(おおわだのとまり)という港があったという記録が残っています。
学生時代の歴史の授業を思い出して懐かしいですね。(懐かしいのは、私だけ?)
平安時代末期の12世紀には平清盛が大和田泊を改修して、日宋貿易の拠点としています。
さらに鎌倉時代になってからも兵庫の津(ひょうごのつ)と呼ばれ港として栄えましたし、室町時代も日明貿易の拠点となりました。
江戸時代の鎖国政策によって、兵庫津は海外との関わりが一切なくなったかというとそうではなく、朝鮮通信使が寄港したものの、諸外国からすると広く開かれた港ではありませんでした。
幕末になると、ご存じのとおり江戸幕府の鎖国状態が終焉を迎え、神戸港は開かれた港となります。
なので、神戸開港150年とは神戸の港が鎖国状態を経て、海外に開かれるようになってから150年ということです。
NHKゆく年くる年では例年、除夜の鐘の鳴り響く神社やお寺だけじゃなく被災地も中継されるので(神戸港も寺社ではないけど)、神戸港が中継される時には、阪神淡路大震災の慰霊についても触れられるでしょう。
22年経ったいまでも故人を想い悲しまれている方はいるでしょう。
被災された方々にご冥福をお祈りします。
そうそう、2016年末のゆく年くる年の生放送中継地のトップバッターになるのは秋田県の地蔵院なんですって!
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加藤神社も中継地として選ばれています。
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