熱田神宮の社殿の配置やお守り・おみくじ・御朱印の授与所の位置を境内マップの画像を用いて紹介します。
熱田神宮の境内マップで案内
- 本宮
- 別宮八剣宮(べつぐうはっけんぐう)
- 一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)
- 清水社(しみずしゃ)
- 土用殿(どようでん)
- 御田神社(みたじんじゃ)
- 龍神社(りゅうじんじゃ)
- 神楽殿(かぐらでん)
- 授与所(じゅよしょ)
- 祈禱殿(きとうでん)
- 斎館(さいかん)・勅使館(ちょくしかん)
- ならずの梅
- 西楽所(にしがくしょ)
- 信長塀(のぶながべい)
- 大幸田神社(おおさきだじんじゃ)
- 内天神社(うちてんじんじゃ)
- 六末社(ろくまつしゃ)
- 宮庁(きゅうちょう)
- 熱田神宮会館
- 龍影閣(りょうえいかく)
- 大楠(おおくす)
- みなも神殿
- 菅原社(すがわらしゃ)
- 客殿(きゃくでん)
- 千秋閣(せんしゅうかく)
- 又兵衛(またべえ)
- 手水舎(てみずしゃ)
- 文化殿(ぶんかでん)
- 休憩所
- 南神池(みなみしんいけ)
- 二十五丁橋(にじゅうごちょうばし)
- 佐久間燈籠(さくまとうろう)
- 徹社(とおすのやしろ)
- 清雪門(せいせつもん)
- 楠之御前社(くすのみまえしゃ)
- 南新宮社(みなみしんぐうしゃ)
- 上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)
- 大国主社(おおくにぬししゃ)
- 事代主社(ことしろぬししゃ)
- 太郎庵椿(たろうあんつばき)
- 上知我麻神社社務所(かみちかまじんじゃしゃむしょ)
- 孫若御子神社(ひこわかみこじんじゃ)
- 日割御子(ひさきみこじんじゃ)
- 相撲場
- 警衛詰所
- 下知我麻神社(しもちかまじんじゃ)
1.本宮(ほんぐう)
ご祭神は熱田大神(あつたのおおかみ)。
三種の神器奏斎のお社で社殿の形式は伊勢神宮と同様の神明造です。
2.別宮八剣宮(べつぐうはっけんぐう)
ご祭神は本宮と同じ熱田大神です。
古来、武家に崇敬されたお社です。
織田信長は長篠に出兵の際に社殿の修造を命じ、徳川家康は拝殿・回廊・築地の修造を命じました。
徳川綱吉は本殿の造替を行いました。
3.一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)
熱田大神の荒魂(あらみたま)をお祀りしています。
熱田神宮の境内でも特に神聖な場所で、写真撮影禁止です。
4.清水社(しみずしゃ)
ご祭神は罔象女神(みずはのめのかみ)で、水をつかさどる神です。
清水社の社殿の奥に水が湧いていることからお清水さま(おしみずさま)と呼ばれています。
湧水で眼を洗えば眼がよくなり、肌を洗えば肌がきれいになるご利益があるとされています。
熱田神宮のパワースポットです。
写真撮影は禁止です。
5.土用殿(どようでん)
明治26年に本殿が改造されるまでは土用殿に三種の神器のひとつである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が奉安されていました。
写真撮影禁止です。
6.御田神社(みたじんじゃ)
ご祭神は五穀豊穰の守護神である大年神(おおとしのかみ)です。
6月18日には御田植祭(おたうえさい)が行われます。
写真撮影禁止。
7.龍神社(りゅうじんじゃ)
吉備武彦命(きびたけひこのみこと)、大伴武日命(おおともたけひのみこと)をお祀りしているお社です。
「日本書紀」には、景行天皇より日本武尊に遣わされた東征に従う神々としてその名が記されている神々です。
写真撮影禁止。
8.神楽殿(かぐらでん)
初宮参り・安産・厄除け・家内安全などのご祈祷を奉仕する社殿です。
又、1月1日午前0時の「初神楽」はここで奉奏されます。
拝殿の東側に授与所と並んで建っています。
最大370名の祈願者席があります。
9.授与所(じゅよしょ)
本宮の脇にある授与所です。
ここで、お守り・おみくじ・御朱印の販売(授与)が行われています。
10.祈禱殿(きとうでん)
緑陰に囲まれた祈祷殿では、車祓いが受けられます。
お祓いを受ける車は、境内西側に車祓い専用の入口があり、そこから境内に入ります。
11.斎館(さいかん)・勅使館(ちょくしかん)
斎館とは神職が祭典神事に先立って先籠し、潔斎する建物です。
勅使館は皇室からの勅使をお迎えする建物で、勅使専用の斎室を備えています。
12.ならずの梅
西楽所の北に、高さ3mほどの梅の木があります。
江戸時代模写の享禄古図(室町時代の境内)にも描かれている古木ですが、花は咲いても実がつかないため「ならずの梅」と呼ばれています。
13.西楽所(にしがくしょ)
徳川綱吉によって再建された建造物で熱田神宮の中では、数少ない明治時代以前の建造物の一つです。
5月1日の舞楽神事ではここで楽が奏され、5月8日の豊年祭にはおためし(田畠の模型)が奉飾されます。
14.信長塀(のぶながべい)
織田信長が桶狭間出陣の時、熱田神宮に必勝祈願をしましたが、みごと今川義元に勝利したので、
そのお礼として奉納されたのが築地塀(ついじべい)であるため信長塀と呼ばれています。
土と石灰を油で練り固め瓦を厚く積み重ねたもので、兵庫西宮(にしのみや)神社の大練塀、京都三十三間堂の太閤塀とともに日本三大土塀の一つに数えられています。
15.大幸田神社(おおさきだじんじゃ)
ご祭神は五穀をはじめ食物を司る宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。
大幸田神社という社名からも、田に大きな幸福をもたらすと解釈することができ、
一説には富貴栄達を祈る福の神と言われております。
このご神前において、1月7日の世様神事(よだめししんじ)や、1月11日の踏歌神事(とうかしんじ)が執り行われます。
16.内天神社(うちてんじんじゃ)
17.六末社(ろくまつしゃ)
六末社とは乙子社(おとごしゃ)・姉子神社(あねごじんしゃ)・今彦神社(いまひこじんしゃ)・水向神社(みかじんじゃ)・
素盞嗚神社(すさのおじんじゃ)・日長神社(ひながじんじゃ)の6社をさします。
御祭神はいずれも日本武尊および尾張国造に関係する神々です。
18.宮庁(きゅうちょう)
社務所です。
19.熱田神宮会館
結婚式、披露宴、宴会・会合などのほか、セミナー、パーティー、講演会等から結納式等の小規模な集まりまで、多目的に利用されています。
20.龍影閣(りょうえいかく)
明治11年10月26日、明治天皇の愛知県の御幸の際に休息場所として造られたものです。
昭和7年、西区庄内公園に移され故野原新太郎氏が保存に当っていましたが、
明治維新から100年の時に、同氏から維新関係資料約100点とともに献納されたものです。
21.大楠(おおくす)
弘法大師(空海)によて植えられたと伝わる楠の木です。
境内には楠が多く、特に巨大なものがあったので、俗に七本楠と言われています。
樹齢は約千年になります。
22.みなも神殿
23.菅原社(すがわらしゃ)
学問の神様・菅原道真(すがわらのみちざね)をご祭神としています。
ご利益は学業成就、入試合格、願望成就、智恵授けです。
熱田神宮境内では、上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)も知恵授けのお社として信仰されてます。
また、下知我麻神社(しもちかまじんじゃ)の石を戴いて帰り、願いがかなうと倍の大きさの石を菅原社へ奉納するという珍しい風習も伝えられています。
「16.内天神社」に対し「外天神」とも呼ばれる神社です。
24.客殿(きゃくでん)
25.千秋閣(せんしゅうかく)
戦後間もない昭和25年6月25日に竣工した数寄屋造りの茶席です。
千秋閣の千秋の名は、旧大宮司・千秋家の松の大木を使用したことに由来します。
26.又兵衛(またべえ)
又兵衛は合掌造の原型といわれる江戸時代前期の建物で、現在茶室として使用されています。
他に5軒の茶席を有し、毎月15日(除・8月)の月次献茶をはじめ、各種茶会に広く利用されています。
27.手水舎(てみずしゃ)
参拝の前に、手を洗い、口をすすぐ場所です。
神前に参る前に身心を清める儀式であった川での禊(みそ)ぎの風習が簡略化されたものともいわれています。
28.文化殿(ぶんかでん)
熱田神宮の宝物館(ほうもつかん)です。
宝物館では、皇室をはじめ、将軍・藩主・一般の篤志家におよぶ広い層から寄進された資料約6,000余点を収蔵しています。
なかでも古神宝・刀剣・和鏡・舞楽面・古文書・什器などには貴重なものが多く、国宝・重要文化財・愛知県文化財に指定されたものは、176点あります。
熱田神宮に草薙神剣を奉斎する由縁から、刀剣類は特に多く、名刀の宝庫ともいえます。
宝物館の展示室ではこれらの宝物を順次展示されています。
29.休憩所
きよめ茶屋、宮きしめんなど飲食店があります。
「お休み処 清め茶屋」として、毎日多くの方々が参拝後ここで休まれます。
営業時間 毎日9:30~16:30 オーダーストップは16:00
30.南神池(みなみしんいけ)
境内中心あたり西よりにある池です。
池の周辺一帯を整備して参拝者に憩いの場を提供しております。
熱田各物の食事が楽しめる喫茶店、土産物があります。
31.二十五丁橋(にじゅうごちょうばし)
板石が25枚並んでいるところから二十五丁橋の名がついています。
名古屋では最古の石橋といわれています。
32.佐久間燈籠(さくまとうろう)
寛永7年(1630)5月、佐久間大膳亮勝之は海難にあい、熱田神宮に祈り、その加護によってことなきをえました。
そのことに感謝して寄進されたと言われています。
高さは約8メートルもあります。
33.徹社(とおすのやしろ)
天照大神の和魂(にぎみたま)を御祭神にお祀りするお社です。
神様には荒魂(あらみたま)と和魂の両面があるとされ、和魂は慈しみ加護してくださる神とされます。
34.清雪門(せいせつもん)
668年に新羅の僧が神剣を持ち出してこの門を通ったといわれ、それ以来、不吉の門として忌まれたとも、
神剣還座の際に、門を閉ざして再び皇居へ遷ることのないようにしたとも伝えられております。
不開門(あかずのもん)とも言われています。
35.楠之御前社(くすのみまえしゃ)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしています。
心身の病を治し、とくに安産のご利益があるとされています。
「子安の神」「お楠さま」とも呼ばれます。
小鳥居(本宮の授与所にある)に干支や氏名を書いて奉献すると願い事が成就するといわれております。
楠之御前社には社殿がなく、垣の内側に楠の神木が祀られているのが特徴です。
36.南新宮社(みなみしんぐうしゃ)
ご祭神は素戔鳴尊(すさのおのみこと)です。
疫病退散を願う「京都祇園まつり」で有名な八坂神社の神でもあります。
6月5日を祭日として南新宮社祭を行っております
熱田神宮の社殿の中で朱塗りの社殿は、この南新宮社のみです。
37.上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)
命名・学業成就のご利益があり、「知恵の文殊さま」とも呼ばれています。
38.大国主社(おおくにぬししゃ)
39.事代主社(ことしろぬししゃ)
熱田の大黒様、熱田の恵比須様として知られています。
正月の「初えびす」は多くの参拝者でにぎわいます。
40.太郎庵椿(たろうあんつばき)
別宮境内にある樹齢300年を越える淡紅の花をつけるやぶ椿の一種です。
江戸中期古渡に住む高田太郎庵という茶人が、愛好したことで太郎庵椿の名があります。
全国的に数少ない銘木で11月末から3月まで咲き、開花の時期が長いことでも知られます。
41.上知我麻神社社務所(かみちかまじんじゃしゃむしょ)
お守り・おみくじ・御朱印の販売(授与)が行われています。
42.孫若御子神社(ひこわかみこじんじゃ)
尾張氏の祖とされる天火明命(あまのほあかりのみこと)がご祭神です。
式内名神大社に列せられております。
もとは境内の別の位置に鎮座していましたが、明治7年現在地に遷座されました。
43.日割御子(ひさきみこじんじゃ)
天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)をお祀りする式内名神大社です。
この鎮座地は往古、海に臨む「干崎(ひさき)」と呼ばれたと伝えられています。
44.相撲場
45.警衛詰所
警衛詰所では迷子・落し物の受付、境内の道案内を行っています。
46.下知我麻神社(しもちかまじんじゃ)
真敷刀俾命(ましきとべのみこと)をお祀りしているお社です。
真敷刀俾命は、上知我麻神社の御祭神・乎止與命(おとよのみこと)の妃で、
日本武尊(やまとたけるのみこと)の妃・宮簀媛命(みやすひめのみこと)の母神にあたります。
旅行安全のご利益があるとされています。
下知我麻神社まで行くには、いったん熱田神宮の境内を出て、外の道を歩くことになります。