京都市と滋賀県大津市の県境にある比叡山延暦寺。
山の中にあるため、京都の市街地を観光するのに比べて、交通費がかかる場合がほとんどではないでしょうか?
比叡山延暦寺へ公共交通機関で参拝する場合、電車・ケーブルカー・ロープウェイ・シャトルバスの料金がかかりますし、拝観料金もはじめて参拝する人にはわかりづらいかもしれません。
この記事では、比叡山延暦寺の観光に最低限必要な合計金額を記載しています。
比叡山延暦寺へアクセスする交通費は?乗り換えが複雑?
当然ながらどこから比叡山へ向かうのか(出発地をどこにするのか)によって交通費は異なります。
ここでは、京阪電鉄の淀屋橋駅から京都市内を経由して比叡山へアクセスする場合の交通費を計算します。
京阪電車の淀屋橋駅の場所を示した地図
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ちなみに淀屋橋駅は大阪市内にある京阪電鉄の端っこの駅です。
大阪駅・梅田駅から少し南の方角に行ったところにあります。
(淀屋橋駅は京阪電鉄のほかに、大阪メトロ・地下鉄御堂筋線の駅もあります。
梅田から淀屋橋駅にいくなら、地下鉄御堂筋線「梅田駅」から1駅となりの「淀屋橋駅」へ移動してください。)
次に目的地ですが、比叡山は広いので交通費を計算するなら場所をより具体的にする必要があります。
延暦寺の観光エリアは、大きく分けて次の3ヶ所です。
- 東塔
- 西塔
- 横川
これらのなかで主要な観光エリアは「東塔」なので、目的地を東塔エリアとします。
比叡山延暦寺までの乗り換え
淀屋橋駅から東塔エリアまでは、
というように乗り継いでいきます。
乗車駅・降車駅の駅名をそれぞれ具体的に書くと次の通り。
長いですね~。
比叡山延暦寺までの電車・ケーブルカー・ロープウェイ・シャトルバスの合計料金
京阪電鉄の料金 :470円(淀屋橋駅 → 出町柳駅)
※特別車両のプレミアムカーの車両に乗る場合は、追加で500円かかります
叡山電鉄の料金 :260円(出町柳駅 → 八瀬比叡山口駅)
叡山ケーブルの料金 :片道540円/往復1080円(ケーブル八瀬駅 → ケーブル比叡駅)
叡山ロープウェイの料金 :片道310円/往復620円(ロープ比叡駅 → 比叡山頂駅)
比叡山内シャトルバスの料金:210円(比叡山頂バス停 → 延暦寺バスセンターバス停)
※1日で3つの観光エリア(東塔・西塔・横川)を巡る場合は、1,000円の比叡山内一日フリー乗車券を使う方がお得です
金額は2018年10月現在のもので、最新情報とは異なる可能性があります。
ここでの数字は参考程度にして、お出かけの前に各交通機関の公式サイトで確認されることをおすすめします。
京阪特急についての補足です。
特急電車の乗る場合、乗車料金+特急料金を支払う鉄道もありますが、京阪電鉄の特急は自由席で、特急料金なしで乗車できます。
8000系の特急の(京都側から)6両目がプレミアムカー車両となっており、これに乗車する場合は(淀屋橋駅から出町柳駅までなら)追加で500円がかかります。
プレミアムカーに乗ったからといって早く出町柳駅に到着できるわけではありません。
プレミアムカーは指定席なので座席予約できれば、確実に座ることができるメリットがあります。
淀屋橋駅は端っこの駅なので、ここから乗車するなら座れる可能性は高いですが。
淀屋橋駅から出町柳駅まで、京阪特急で移動した時の所要時間の目安は54分。
京阪特急に使用されている列車は8000系だけではなく、8000系以外の場合は特急でもプレミアムカー車両はありません。
比叡山延暦寺の拝観料金はいくら?共通拝観料しかない
東塔・西塔・横川の共通拝観券
3エリアの拝観料(個人料金)
- 大人 :700円
- 中高生:500円
- 小学生:300円
3エリアの拝観料(団体料金)
- 大人 :600円
- 中高生:400円
- 小学生:300円
※団体割引は20名以上で適用されます。
上記は、3つの観光エリア(東塔・西塔・横川)の共通券の料金です。
比叡山延暦寺の拝観料は、3エリアの共通券しかなく、1エリアごとの拝観料の設定がされていません。
1つのエリアしか拝観しない場合も、3つすべてのエリアを拝観する場合も、拝観料は同じです。
国宝殿(宝物館)の拝観料
東塔・西塔・横川の共通拝観料とは別に、国宝殿(宝物館)の拝観も有料です。
国宝殿の拝観料(個人料金)
- 大人 :500円
- 中高生:300円
- 小学生:100円
国宝殿の拝観料(団体料金)
- 大人 :400円
- 中高生:200円
- 小学生:100円
※団体割引は20名以上で適用されます。
国宝殿は、比叡山延暦寺の東塔エリア内にあります。
お寺によっては「宝物館」「霊宝館」などと呼ばれる建物がありますが、これらと同じような建物です。
お寺の敷地内にある小型の博物館のようなもので、内部で文化財が展示公開されています。
興味がないなら、国宝殿は拝観しなくても良いと思います。
(私にとっては比叡山観光で一番好きな場所ですが。)
比叡山延暦寺の観光に必要な合計金額は?
ここでは、淀屋橋駅~比叡山延暦寺の往復の交通費と拝観料のみを合計します。
(人によっては他にも食事代・お土産代・御朱印の初穂料などが必要になるでしょう。)
以下、すべて大人の個人料金で計算しています。
- 京阪電鉄の往復料金:940円(淀屋橋駅 → 出町柳駅)
- 叡山電鉄の往復料金:520円(出町柳駅 → 八瀬比叡山口駅)
- 叡山ケーブルの往復料金:1080円(ケーブル八瀬駅 → ケーブル比叡駅)
- 叡山ロープウェイの往復料金:往復620円(ロープ比叡駅 → 比叡山頂駅)
- 比叡山内シャトルバスの料金:1,000円(比叡山頂バス停 → 延暦寺バスセンターバス停)
※比叡山内一日フリー乗車券を使う場合で計算
⇒小計:4,160円
- 比叡山延暦寺の東塔・西塔・横川の共通拝観料:700円
- 比叡山延暦寺の国宝殿の拝観料:500円
⇒ 小計:1,200円
交通費と拝観を合わせると
⇒ 合計:5,360円 となります。
(国宝殿を拝観しない場合は、合計:4,860円)
お得な切符でどのくらい安くなる?
記事の字数が増えてきたので、別の記事で紹介しています。
おすすめなのが「比叡山1dayチケット」。
お得になる金額はこちらの記事をご覧ください。
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有効区間が広いのが「世界遺産 比叡山延暦寺巡拝チケット」。
お得になる金額はこちらの記事をご覧ください。
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ほかにも「比叡山延暦寺入山きっぷ」というものもあります。
お得になる金額はこちらの記事をご覧ください。
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