音羽の滝アイキャッチ画像(清水寺)

京都の観光名所の代表格といえるのが清水寺。

特に有名なのが「清水の舞台」がある清水寺本堂ですが、パワースポットして音羽の滝も人気があります。

音羽の滝の見どころや料金、混雑情報について紹介します。

音羽の滝の見どころは?

音羽の滝の見どころは、まずはその見た目でしょう。

 

見た目ってなんだよ!と思われるかもしれませんが、気にせず続けますよ!

 

音羽の滝の水は天然のものとは言え、3つの筧から落ちる滝の部分は人工的です。

さらに滝そのものは細くて水量が多い滝のような迫力はありませんが、地上から約4mの高さから整然と3本の滝が流れ落ちるさまは、山林で見る滝とは異なる美しさがあります。

 

お寺の境内にあるので、当然ですが周囲には寺院建築があります。

それによって信仰の場にある雰囲気を感じられるところも良いですね。

 

それ以上に見どころなのは、音羽の滝のご利益と願いを叶えるためのルールです。

 

 

音羽の滝のご利益(清水寺)
音羽の滝のご利益(清水寺)

3つの滝のご利益は、滝の外側から向かって

  • 左側(清水の舞台に最も近い側)が学問上達
  • 中央が恋愛成就
  • 右側が延命長寿

とされています。

 

 

欲張って3つの滝すべての水を飲むと、ご利益がなくなるとされていてどれか1つを選ばなければなりません。

また、1口(柄杓1杯分)よりも多く飲んだ場合、例えば2口ならご利益が半減し、3口ならご利益が3分の1になるとも言われています。

 

水の飲み方に戒めを含んだ作法のようなものがあるところに面白みを感じます。

 

ご利益や飲み方の作法を信じるか信じないかはあなた次第ですが、できれば学問上達したいし、恋愛成就もしたいし、健康であり続けたいけど、欲張らずに1つを選ばなければいけないとこりにもどかしさを感じます。

 

どのお願いにしようか迷う方もいるかもしれません。

 

願掛けぐらいで迷う人なんていないって?

私は3つのご利益すべてがほしいという強欲な奴なので迷いますよ(笑)

 

3本の滝それぞれのご利益が異なると紹介しましたが、滝によってご利益が決まっているわけではなく、どの滝でも学問上達、恋愛成就、延命長寿の中から好きな願いを一つ選べると解説されることもあります。

 

この説き方でも欲張ってはいけないという戒めは同じです。

そもそも3本の滝の水源は同一ですから、こちらが正しいような気はします。

 

混雑していて音羽の滝に行列ができている時は、3つの滝の中の好きな滝が空くまで待つというのは難しいことですから、好きなご利益を一つ選べるという解釈の方が、ありがたいとも思います。

音羽の滝では、雰囲気と願掛けを楽しめば良いです!

 

音羽の滝の料金や拝観時間は?場所はどこ?

清水寺で拝観料が必要なのは、清水の舞台を含む本堂のみです。

清水の舞台(清水寺本堂)
清水の舞台(清水寺本堂)

音羽の滝に立ち入る時に拝観料が必要なわけではないですし、滝の水も無料で頂けます。

ただし、音羽の滝がある場所まで行くには、清水の舞台を通らなければいけないので、清水の舞台の拝観料は必要です。

 

音羽の滝は、清水の舞台から見えます。

清水の舞台から見た音羽の滝(清水寺)
清水の舞台から見た音羽の滝(清水寺)

 

清水の舞台を抜けると、音羽の滝へ続く階段があるので、そこから行けます。

音羽の滝へ続く階段(清水寺)
音羽の滝へ続く階段(清水寺)

画像は清水の舞台を抜けると見える光景。

中央の建物は、御朱印の授与所。

音羽の滝に向かう階段は、画像の右端の矢印の場所にあります。

 

音羽の滝へ続く階段(清水寺)
音羽の滝へ続く階段(清水寺)

看板に従って階段を下るだけです。

 

音羽の滝へ続く階段(清水寺)
音羽の滝へ続く階段(清水寺)

階段を下りきったところに、音羽の滝があります。

 

音羽の滝(清水寺)
音羽の滝(清水寺)

音羽の滝に到着!

 

清水の舞台から見た奥の院
清水の舞台から見た奥の院

御朱印の授与所の前の階段を下らずに、御朱印の授与所の前を抜けるように進む場合、清水寺奥の院に着きます。

奥の院から先へ進んでも、音羽の滝に着きますので、どちらからでも行けます。

 

言葉だけだとわかりづらいでしょうから、次の画像で説明します。

音羽の滝(清水寺)
音羽の滝(清水寺)

御朱印授与所の前の階段を下ると、画像の左側から音羽の滝に行けます。

奥の院の先へ進むと、回り込むようにして、画像の右側から音羽の滝に行けます。

 

前者の方が近いですが、奥の院も参拝するなら後者の行き方にしましょう。

 

 

音羽の滝(清水寺)
音羽の滝(清水寺)

滝の水を頂く前に音羽の滝の本尊である不動明王にお参りをします。

上の画像の朱色と白色のお堂には、「不動明王」と書かれた額(扁額)が掲げられています。

 

志納(納める金額はお気持ちで任意に決めてください)で、賽銭箱にお金を入れましょう。

 

音羽の滝の拝観時間(参拝可能時間)は清水寺の開門時間から閉門時間までと同じです。

清水寺の開門時間は午前6時00分で、閉門時間は時期によって異なります。

 

閉門時間が最も早い時期でも午後6時00分まで開いています。

夜間特別拝観の開催時期は、午後9時00分に閉門します。

 

詳しくは清水寺の公式サイトをご覧ください。

 

京都のほかの観光寺院の開門時間は早いところでも午前8時00分、一般的には午前9時00分が多い中、清水寺の開門時間は午前6時00分と断然早いです。

閉門時間も遅く、他の寺院が午後4時00分や午後5時00分に閉まる中、午後6時00分や午後6時30分までは開いているので、清水寺の拝観時間は比較的長いと言えます。

 

京都で代表的な観光スポットの清水寺にはたくさんの観光客が訪れ、音羽の滝の前に長い行列ができることも多いです。

混雑しておらず、比較的空いているおすすめの時間帯はいつなのでしょうか?

 

音羽の滝の混雑状況やおすすめ参拝時間は?

音羽の滝の行列(清水寺)
音羽の滝の行列(清水寺)

音羽の滝の前に行列ができています。

 

音羽の滝の行列(お盆前の平日)
音羽の滝の行列(お盆前の平日)

上の画像を撮影した時期は、8月のお盆前の平日の午後3時30分頃。

平日ですが、お盆が近いということで行列ができています。

 

音羽の滝の行列(紅葉の時期の平日)
音羽の滝の行列(紅葉の時期の平日)

別の日に、ほぼ同じ場所で撮影。

11月の平日の午後3時00分頃。

平日とはいえ、紅葉の時期なので行列ができています。

 

 

音羽の滝の混雑状況について。

時間帯でいうと、開門から数時間と閉門前の数時間が比較的空いていて、お昼から夕方は混雑する傾向があります。

 

曜日でいうと、やはり平日より土日祝日が混雑しています。

平日でも15分くらい待つことはあります。

 

ただし、平日でも修学旅行生やその他の団体とタイミングが重なると待ち時間が1時間ほどになる場合もあります。

できれば平日に参拝する方が良いとはいえ、タイミング次第では土日祝以上の行列ができる場合もあるのです。

 

曜日にかかわらず開門直後の午前6時00分から午前9時30分頃までが空いている可能性が高いので、清水寺参拝の予定を組むなら、なるべく早い時間にしましょう。

早朝に参拝しづらいなら逆に閉門時間に近い夕方午後4時30分以降にすると良いです。

 

午後6時00分閉門の時期でも清水寺参拝の所要時間は1時間ほどなので、時間は足りるはずです。