滋賀県大津市の三井寺(園城寺)では2017年秋の紅葉の見ごろの時期に合わせて特別公開が実施されます。
公開場所は唐院伽藍と三重塔です。唐院の大師堂といえば「中尊大師」「御骨大師」の2軀の国宝彫刻を安置するお堂です。
御開帳は実施されるのか?特別公開の詳細を紹介しています。
三井寺(園城寺)の2017年秋の特別公開!三重塔が開扉される
公開期間
- 2017年(平成29年)11月17日(金)~11月26日(日)
拝観時間
- 午前8時00分~午後4時30分(拝観受付終了は午後4時00分)
拝観料金
- 800円(別途入山料が必要)
公開場所
- 唐院伽藍及び三重塔
特別公開の期間は紅葉のライトアップの期間と同じ、11月17日(金)~11月26日(日)。
ただし、唐院伽藍と三重塔の特別公開が午前8時00分~午後4時30分(午後4時00分受付終了)に対し、紅葉のライトアップは午後5時00分~午後9時00分(午後8時30分受付終了)なので、夜間は唐院・三重塔を拝観できません。
特別公開の拝観料は800円ですが、三井寺の境内に立ち入るには別途拝観料が必要です。
お得な拝観券がありますので、後述します。
特別公開される場所は唐院伽藍と三重塔。
三重塔の内部が初公開されます。
三重塔の中には江戸時代に造像された釈迦三尊像が安置されています。
唐院には大師堂や灌頂堂などの建造物がありますが、特に大師堂は国宝の秘仏が安置されていることで知られています。
三井寺には国宝の仏像(彫刻)が3件あります。
- 智証大師坐像(御骨大師)
- 智証大師坐像(中尊大師)
- 新羅明神坐像
上記はすべて通常非公開の秘仏で、そのうち2軀の智証大師坐像(御骨大師と中尊大師)が大師堂に安置されています。
御骨大師は公開日が不定の秘仏で、中尊大師は毎年10月29日のみに御開帳される秘仏です。
唐院伽藍の特別公開ということで、秘仏の御開帳もあるのか気になるところですが、唐院伽藍が公開されるものの、御開帳はないとのこと。
内部が特別公開されるのは三重塔のみのようです。
三重塔の特別拝観目的で行くなら日中に参拝すればいいですが、三重塔の内部の拝観に関心がなければ夜間の紅葉のライトアップに行くことを検討してみても良いでしょう。
三井寺のお得な拝観券を利用するといくら安くなる?
唐院伽藍と三重塔内部の特別公開期間は、「三井寺(まる得)入山券」と称されたお得な拝観券があります。
三井寺(まる得)入山券の値段は1400円。
下記の料金が含まれています。
- 入山料
- 唐院伽藍と三重塔内部の特別拝観料
- 三井寺文化財収蔵庫の拝観料
- べんべんショップの絵はがき1枚
- お休み処 ながら茶房 本寿院の100円値引き券
三井寺の入山料
- 大人 :600円(550円)
- 中高生:300円(250円)
- 小学生:200円(150円)
( )内は団体料金で、30名以上で団体割引が適用されます。
三井寺文化財収蔵庫の拝観料
- 300円
入山料が大人600円で、唐院伽藍と三重塔内部の特別拝観料が800円なので、これだけで1400円の「三井寺(まる得)入山券」と同じ値段です。
特別拝観を希望するならお得な入山券を購入する方が良いですね。
三井寺文化財収蔵庫には重要文化財の障壁画や仏画、仏像、工芸などを拝観できます。
この文化財収蔵庫に併設されているのがべんべんショップ。
ミュージアムショップのようなお店です。
お休み処 ながら茶房 本寿院は三井寺の境内にある飲食店です。
木曜日が定休日なのでご注意ください。
秋の特別公開は紅葉も楽しめるが魅力ですね!
2018年の春には観音堂の特別公開があり、桜の時期とも重なっているのでその時期に参拝するのも良いでしょう。