奈良県桜井市の長谷寺は十一面観音を本尊とする寺院で、
日本有数の観音霊場としてさまざまな身分の人々から信仰されてきました。
西国三十三所の第八番札所として知られる長谷寺は、他にもさまざまな巡礼の札所になっています。
この記事では長谷寺の御朱印とオリジナルの御朱印帳について触れています。
神奈川県鎌倉市の長谷寺の御朱印情報は下記記事で紹介しています。
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長谷寺の御朱印の種類は?
長谷寺の御朱印一覧(7種類)
- 西国三十三所観音霊場の第八番札所「大悲閣」
- 西国三十三所観音霊場の第八番札所の御詠歌
- 真言宗十八本山の第十六番札所「大悲閣」
- 神仏霊場会の第三十五番札所「大悲閣」
- 大和路秀麗八十八面観音巡礼「大悲閣」
- 大和四寺巡礼「慈悲佛」
- 大和七福神八宝霊場の「大黒天」
便宜上、1~7まで番号を振りました。
「大悲閣」の大悲とは広大な慈悲で衆生を救う観音菩薩のことを示していて、
大悲閣は観音菩薩が祀られているお堂のことを指しています。
長谷寺の本尊は十一面観音菩薩という観音菩薩の一種なので、長谷寺の御本尊にゆかりの御朱印です。
西国三十三所の第八番札所の御詠歌は「いくたびも 参る心は 初瀬寺 山も誓いも ふかき谷川」です。
初瀬寺は長谷寺のことですね。
真言宗十八本山とは真言宗の18つ派の総本山・大本山を札所とする巡礼コースで、
長谷寺は真言宗豊山派(ぶざんは)という宗派の総本山です。
1の西国三十三所の御朱印と中央の墨書きが同じ「大悲閣」ですが、右上の朱印の文字が異なります。
明治維新の神仏分離以前の神仏同座・神仏和合の精神の復活を目指して、
近畿を中心とした125の社寺が結集したのが神仏霊場会です。
中央の墨書きは「大悲閣」ですが、右上の朱印の文字が異なります。
5の御朱印「大悲閣」は大和路秀麗八十八面観音巡礼の御朱印です。
大和路秀麗八十八面観音巡礼は奈良の8ヶ寺の十一面観音を巡礼することで、
人生のあらゆる厄災から救われるご利益があるとされるもので、
8体の十一面観音の中に長谷寺の本尊が含まれています。
この御朱印も中央の墨書きが「大悲閣」です。
6番の御朱印「慈悲佛」は大和四寺巡礼の御朱印で、慈悲の佛とは観音菩薩のことを示しています。
長谷寺本尊の十一面観音菩薩ゆかりの御朱印です。
大和七福神八宝霊場は、大和国(奈良県)の7ヶ寺に祀られる七福神と
大和一之宮の大神神社(おおみわじんじゃ)を巡るコースです。
長谷寺の大黒堂に祀られる大黒天が大和七福神の一柱となっています。
長谷寺の御朱印を頂ける場所と時間は?
長谷寺の御朱印は本堂の脇にある納経所で頂くことができます。
下記は長谷寺の拝観時間(入山時間)です。
長谷寺の拝観時間
- 4月~9月:午前8時30分~午後5時00分
- 10月~11月と3月:午前9時00分~午後5時00分
- 12月~2月:午前9時00分~午後4時30分
基本的には上記のとおりですが、ぼたんまつりの期間などは拝観時間が変更されます。
長谷寺のオリジナル御朱印帳の価格と大きさ(サイズ)
長谷寺にはオリジナルの御朱印帳があります。
御朱印帳は本堂の脇の納経所で購入できます。
三重塔の他には、登廊や本堂にかかる「長谷型灯籠」もデザインされています。
室生寺の御朱印の種類と納経場所は?室生龍穴神社や御詠歌の御朱印も頒布
長谷寺とセットで参拝されることが多い室生寺もすばらしいお寺です。