京都の相国寺では「鳴き龍」と呼ばれる音を聞くことができますが、通常非公開の寺院であるため、年中「鳴き龍」体験できるわけではありません。
そもそも「鳴き龍」とは何なのかということや2018年の特別公開の時期について触れています。
京都・相国寺の鳴き龍とは?境内のどこで拝観できる?
鳴き龍体験ができるのは相国寺の法堂。
法堂の天井には狩野光信の蟠龍図(ばんりゅうず)が描かれています。
鳴き龍とは、蟠龍図の下で手を一度叩いた時に聞こえる反響音が「龍の鳴き声」のように聞こえることからそう呼ばれています。
手を叩くというのは、一丁締めで手を叩く時ように両手を合わせて音を鳴らすことです。
蟠龍図の真下に立って手を叩くと、反響音が聞こえます。
立つ場所が蟠龍図の真下じゃないと、音の聞こえ方が違ったり、反響音がはっきりと聞こえなかったりするので立ち位置は大事です。
そもそも龍は想像上の生き物。
「鳴き龍」なんて呼ばれてるけど、龍の鳴き声を聞いたことがある人なんているのかな?とも思います。
乾いた音がしますが、鳴き声というよりは無機質な音という方が近いかもしれません。
(手を叩く音なので、当たり前なのですが)
ただ、独特な音ですので、気になる方は試してみてください。
2018年の鳴き龍の特別公開時期は?
相国寺は通常非公開です。
毎年春と秋に特別公開を実施していますが、2018年は京の冬の旅でも公開されます。
第52回を迎える京の冬の旅の公開期間は1月6日(土)~3月18日(日)ですが、相国寺の公開時期は1月10日(水)以降なので、ご注意ください。
また、法堂だけでなく、原在中の障壁画やがある方丈も公開されます。
第52回 京の冬の旅 相国寺の拝観情報
- 公開期間:2018年1月10日(水)~3月18日(日)
- 拝観時間:午前10時00分~午後4時00分(受付終了)
- 公開場所:相国寺の法堂・方丈
- 拝観料金:600円
京都で「鳴き龍」を体験できるお寺は他にもありますが、相国寺の「鳴き龍」が最も有名なので、聞いていたいなら相国寺のものをおすすめします。