清水寺の御朱印・御詠歌の種類や頂ける場所を写真を掲載しながら紹介します。
清水寺の御朱印・御詠歌の種類と画像は?
清水寺には多数の御朱印・御詠歌があります。
清水寺で頂ける御朱印の種類
- 本堂 西国三十三所観音霊場 第16番札所の御朱印「大悲閣」(本堂東側)
- 本堂 西国三十三所観音霊場 第16番札所の御詠歌(本堂東側)
- 善光寺堂 洛陽三十三所観音霊場 第10番札所の御朱印「大悲閣」(本堂東側)
- 奥之院 洛陽三十三所観音霊場 第11番札所の御朱印「大悲閣」(本堂東側)
- 本堂 洛陽三十三所観音霊場 第12番札所の御朱印「大悲閣」(本堂東側)
- 朝倉堂 洛陽三十三所観音霊場 第13番札所の御朱印「大悲閣」(本堂東側)
- 泰産寺 洛陽三十三所観音霊場 第14番札所の御朱印「大悲閣」(本堂東側、奥の院)
- 阿弥陀堂 法然上人二十五霊場 第13番札所の御朱印「阿弥陀如来」(阿弥陀堂)
- 阿弥陀堂 法然上人二十五霊場 第13番札所の御詠歌(阿弥陀堂)
- 阿弥陀堂 洛陽六阿弥陀めぐり 第3番札所の御朱印「阿弥陀如来」(阿弥陀堂)
- 音羽の滝 音羽の滝の御朱印「不動明王」(滝の堂)
- 成就院 成就院の御朱印「大悲閣」(成就院の堂内)
「 」内は御朱印中央の墨書きの文字
( )内は御朱印を頂ける場所
清水寺に限定の御朱印はないようですが、清水寺本坊・成就院の御朱印は期間限定です。
上の一覧には便器上、番号を振りました。
1番の御朱印から順番に紹介します。
西国三十三所第16番札所の御朱印の画像
清水寺本堂は
- 西国三十三所観音霊場の第16番札所
- 洛陽三十三所観音霊場の第12番札所
となっています。
上に掲載した画像は、西国三十三所観音霊場の第16番札所の御朱印です。
中央の墨書きの「大悲閣」の”大悲”の意味は、広大な慈悲で衆生を救う観音菩薩のことで、”大悲閣”は観音菩薩が祀られているお堂のことを指しています。
清水寺のご本尊は、千手観音という観音菩薩の一種であるため”大悲閣”の墨書きが記されています。
”大悲閣″の墨書きは、清水寺以外の観音菩薩を本尊とするお寺やお堂の御朱印でも書かれることがあります。
西国三十三所第16番札所の御詠歌の画像
西国三十三所観音霊場の第16番札所の御詠歌は
「松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は すずしかるらん」です。
この御詠歌は清水寺の拝観券の裏側にも記載されています。
”清水寺”という寺名の由来になった境内でも特に重要な”音羽の滝”に関する御詠歌なので、拝観券の裏に記載されているのでしょうか。
洛陽三十三所第10番札所の御朱印の画像
清水寺の善光寺堂は、洛陽三十三所観音霊場の第10番札所になっています。
洛陽三十三所観音霊場は文字通り観音菩薩をご本尊とする33のお寺(もしくはお堂)の総称なので、
第10番札所である清水寺善光寺堂の本尊も、如意輪観音(にょいりんかんのん)という観音菩薩の一種です。
墨書きには観音菩薩を祀るお堂を意味する”大悲閣”が記されます。
中央の墨書きは西国三十三所第16番札所の御朱印と同じですが、札所を示す右上の肩印やお堂の名前を示す左側の墨書き・朱印が異なります。
洛陽三十三所第11番札所の御朱印の画像
清水寺奥之院は洛陽三十三所第11番札所となっていて、本尊は千手観音です。
観音菩薩を本尊とするため、この御朱印の中央の墨書きも”大悲閣”です。
余談ですが、奥之院の千手観音は”三面千手観音”と呼ばれる非常に珍しい姿の千手観音です。
洛陽三十三所第12番札所の御朱印の画像
清水寺本堂は前述した通り、
- 西国三十三所観音霊場 第16番札所
- 洛陽三十三所観音霊場 第12番札所
となっており、上の画像は後者の御朱印です。
洛陽三十三所観音霊場第12番札所の本尊は、西国三十三所観音霊場第16番札所と同じく清水寺本堂の本尊・千手観音で、中央の墨書きは”大悲閣”です。
洛陽三十三所第13番札所の御朱印の画像
清水寺の朝倉堂は洛陽三十三所観音霊場の第13番札所です。
本尊は千手観音で、この御朱印の中央の墨書きも”大悲閣”です。
背面の画像も掲載します。
洛陽三十三所第14番札所の御朱印の画像
泰産寺は清水寺の塔頭の一つで、洛陽三十三所観音霊場第14番札所となっていて、本尊は千手観音です。
この御朱印も中央の墨書きが”大悲閣”です。
泰産寺よりも泰産寺に付属する”子安の塔”と呼ばれる三重塔の方が著名でしょう。
法然上人二十五霊場第13番札所の御朱印の画像
清水寺阿弥陀堂は、
- 法然上人二十五霊場の第13番札所
- 洛陽六阿弥陀めぐりの第3番札所
となっています。
上の画像は前者の御朱印で、中央の墨書きは阿弥陀堂の本尊の”阿弥陀如来”です。
法然上人二十五霊場第13番札所の御詠歌の画像
御詠歌は、「阿弥陀佛と 十声唱えて まどろまん 長き眠(ねむり)と なりもこそすれ」です。
洛陽六阿弥陀めぐり第3番札所の御朱印の画像
前述した通り、清水寺阿弥陀堂は、
- 法然上人二十五霊場の第13番札所
- 洛陽六阿弥陀めぐりの第3番札所
となっていて、こちらは後者の御朱印です。
中央の墨書きは阿弥陀堂の本尊の”阿弥陀如来”です。
音羽の滝の御朱印の画像
音羽の滝の本尊のは不動明王で、御朱印中央の墨書きの文字も”不動明王”です。
清水寺境内の中で最も長い行列ができる音羽の滝で、画像でも長蛇の列ができています。
滝の上にある朱色と白色を基調としたお堂は不動堂です。
清水寺成就院の御朱印の画像
中央の墨書きの字は”大悲閣”なのは、成就院の本尊が千手観音だからでしょう。
成就院は通常非公開であるため、当記事で紹介した清水寺の御朱印の中では唯一期間限定です。
成就院の御朱印の詳細は下記記事で紹介。
清水寺で御朱印を頂ける場所はどこ?
本堂東側近くの納経所
清水寺の御朱印のほとんどは、本堂東側の近くにある納経所で頂けます。
画像の赤い四角で囲んだところが御朱印受付の窓口です。
納経所の左側は、お守りや清水寺に関する書籍を販売する売店になっています。
阿弥陀堂の御朱印は納経所の東面の窓口で頂けます。
→以前、私が参拝した時は阿弥陀堂が修復中だったので、御朱印授与所が変更されていたようです。
後日、阿弥陀堂修復後に清水寺に参拝したところ、阿弥陀堂の御朱印は阿弥陀堂で頒布されていました。
本堂東側の納経所で頂ける御朱印の種類
- 本堂 西国三十三所観音霊場第16番札所の御朱印「大悲閣」
- 本堂 西国三十三所観音霊場第16番札所の御詠歌
- 善光寺堂 洛陽三十三所観音霊場第10番札所の御朱印「大悲閣」
- 奥之院 洛陽三十三所観音霊場第11番札所の御朱印「大悲閣」
- 本堂 洛陽三十三所観音霊場第12番札所の御朱印「大悲閣」
- 朝倉堂 洛陽三十三所観音霊場第13番札所の御朱印「大悲閣」
- 泰産寺 洛陽三十三所観音霊場第14番札所の御朱印「大悲閣」
阿弥陀堂の御朱印授与所
阿弥陀堂で頂ける御朱印の種類
- 阿弥陀堂 法然上人二十五霊場第13番札所の御朱印「阿弥陀如来」
- 阿弥陀堂 法然上人二十五霊場第13番札所の御詠歌
- 阿弥陀堂 洛陽六阿弥陀めぐり第3番札所の御朱印「阿弥陀如来」
阿弥陀堂は法然上人二十五霊場の第13番札所、洛陽六阿弥陀めぐり第3番札所であるため、それらの御朱印を頂けます。
奥之院の御朱印授与所
前述したとおり、清水寺奥之院は洛陽三十三所観音霊場の第11番札所となっていて、
本堂東側近くの納経所だけでなく、奥之院の納経所でも洛陽三十三所観音霊場第11番札所の御朱印を頂けます。
奥之院の納経所で頂ける御朱印の種類
- 奥之院 洛陽三十三所観音霊場第11番札所の御朱印「大悲閣」
滝の堂の御朱印授与所
音羽の滝の正面にある滝の堂では、本堂東側の納経や奥之院では頂けない御朱印を頂けます。
滝の堂で頂ける御朱印の種類
- 音羽の滝の御朱印「不動明王」
清水寺成就院の御朱印授与所
清水寺成就院で頂ける御朱印の種類
- 成就院の御朱印「大悲閣」
清水寺の御朱印の受付時間と値段は?
清水寺の御朱印受付時間は、午前8時00分から午後4時30分までです。
(成就院はもっと短い)
清水寺の拝観時間は午前6時から早くても午後6時(閉門時間は時期によって変動)までですが、御朱印の受付時間はそれよりも短いので注意しましょう。
紹介した御朱印はすべて1種類あたり300円です。
お金で換算するのはよくないのかもしれませんが、すべて頂くなら3600円が必要です。
御朱印の数が多いので1種類だけ頂きたい場合のおすすめはどれ?
清水寺の御朱印は多いので、どれか1種類だけ頂きたいという人もいるでしょう。
清水寺の御朱印で、頂いている人が最も多いのは西国三十三所第16番札所の御朱印です。
西国三十三所観音霊場は、洛陽三十三所観音霊場、法然上人二十五霊場などよりも巡礼者が多いメジャーな霊場めぐりですし、
お寺の主要な仏堂である”本堂”の御朱印なので、どれか1種類に絞るなら西国三十三所の御朱印をおすすめします。
もちろん、御朱印の墨書きや祀られている仏様の種類によって、お好みで選ぶのも良いと思います。
清水寺にはオリジナル御朱印帳があります。
京都市街地の西国三十三所観音霊場の御朱印
今熊野観音寺
六波羅蜜寺の御朱印
六角堂(頂法寺)の御朱印
革堂(行願寺)の御朱印