イケメン仏像…それはうるわしきフェイスをもつ美男子の偶像……。
昨今、あまたの仏像本が出版されていますが、ページをめくれば、ひときわ目を引くのは、やはりイケメン仏像です。
イケメン仏像に惚れた乙女にとっては、仏像本はアイドルの写真集のようなものです。
ページをめくるたびにその美しさに見とれます!
なんて語っている私は男なのですが…(笑)
つまらない前置きは、これぐらいにして奈良のイケメン仏像を紹介します。
仏像イケメンランキング5【奈良版】
イケメン仏像の定番と言えば、興福寺の阿修羅像でしょう!
ただイケメンなだけでなく、憂いを含むような繊細な表情が見ている人を惹きつけます。
ああ…うるわしゅうございますっ!!
あえてランキングをカウントダウン形式にしなかったのは、誰しも1位を予想できそうだからです。
そもそもこのランキングは、私の独断で決めていますが、ランキング入りしている仏像は、
それなりに万人受けしそうなものばかりで予想はつくかなー…と思ってカウントアップ形式でランキング発表を続けます。
つづいてのイケメン仏像は?!
眉間にしわを寄せて遠くをにらむような緊迫した雰囲気を醸し出す広目天像ですが、
そのどぎつい視線で見つめられたいと思う仏像ファンも少なくないはず!
広目天の視線をクギ付けにしたいとお思いの方がいるかもしれませんが、
東大寺戒壇院の四天王像は、やや高い位置に安置されているので、彼らと目線の高さを合わせるのは困難でしょう。
しかし、戒壇院は奈良の大仏でにぎわうあの東大寺にありながら拝観者がほとんどいないというのがポイントです。
拝観者が来なくて、ほぼ貸切状態で四天王像を間近に感じられることもありますので、戒壇院に会いに行く価値はありますよ!
いわずと知れた仏師・運慶のデビュー作がこの大日如来坐像です。
天部の阿修羅や四天王像が「動」ならば、この大日如来はまさしく「静」です。
動きこそ少ないものの、その凛とした佇まいはカッコいいです!
大日如来とはガラス越しでの逢瀬になりますが、その分近い距離で見つめあうことができます!!
肩幅は広い怒り肩で、胸板は厚く、背筋ピーーンで堂々とした立ち姿に、ほれぼれしてしまいます(笑)
ちょっと表情が硬くてコワモテですが、その威圧感がいいんです!
聖林寺の十一面観音立像とは拝観エリアの最奥の収蔵庫でお会いすることができます。
収蔵庫内は、やや薄暗く静かな空間です。
聖林寺は立地的に拝観者がさほど多くないので、十一面観音と二人っきりで面会できるタイミングも多々あります。
安倍文殊院の文殊菩薩像は快慶の仏像です。
快慶の仏像らしい理知的な面持ちの文殊菩薩像には知的なかっこよさがあります!
この文殊菩薩像は4人の従者を率いています。
- おじいちゃん(維摩居士)
- お坊さん(須菩提)
- ぼっちゃん(善財童子)
- 一国の王子様(優填王)
4人とも、みーんな文殊菩薩が大好きなのです!!
皆から慕われるクールなイケメン仏像…それがこの文殊菩薩像です。
仏像イケメンランキング京都!東寺帝釈天や平等院の彼がステキ!
↑イケメン仏像の京都編もあります。