奈良県桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)は、
本殿を持たずに山を三輪山を御神体とする古い形式の神社です。
大神神社の社殿から少し離れた場所に摂社・檜原神社(ひばらじんじゃ)があります。
この記事では檜原神社の御朱印について触れます。
檜原神社の御朱印の種類は?
檜原神社の御朱印は1種類ですが、檜原神社の境内には豊鍬入姫宮(とよすきいりひめのみや)があり、
豊鍬入姫宮の御朱印も頂くことができます。
御朱印の中央上側には「倭笠縫邑(やまとかさいぬいむら)」「元伊勢」と書かれた黒い印が押されています。
「倭笠縫邑」は倭の笠縫邑という地名のことで、現在の奈良県桜井市のあたりだとされています。
「元伊勢」は伊勢神宮内宮に祀られる天照大神が伊勢の地に鎮座する以前に、
祀られていたとされる神社や場所のことを指します。
第10代の崇神(すじん)天皇の時代に、
国内情勢が不安になっているのは神様の祀り方が悪いからだと畏怖した崇神天皇は、
皇女の豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に天照大神の御神体を遷座させるよう命じます。
最終的に現在の伊勢の地に鎮座するのは、
豊鍬入姫命の次の代(天皇も第11代垂仁天皇に代に変わる)になるのですが、
それまでに近畿地方を中心とした地域を数十回遷座しました。
遷座を繰り返すなかで、一時的にでも祀られた神社や場所を「元伊勢」と呼び、
檜原神社も元伊勢のひとつとされています。
檜原神社の境内には、倭笠縫邑に天照大神の御神体の遷座を行った豊鍬入姫命を祭神とする豊鍬入姫宮という社があります。
檜原神社では豊鍬入姫宮の御朱印も頂けます。
檜原神社の場所はどこ?大神神社の境内案内マップで紹介
檜原神社は大神神社の御神体である三輪山の麓にありますが、
大神神社の拝殿や多くの摂末社がある場所から離れたところにあります。
画像引用:http://oomiwa.or.jp/keidaimap/
上の図は大神神社の境内案内図で、番号が振られていますが、
檜原神社は図の左上23番の位置にあります。
檜原神社は大神神社の北側の位置にあり、
大神神社から徒歩で山の裾を移動すると20~30分かかります。
車では山の裾の道を通れないので迂回することになりますが、
檜原神社の鳥居の手前100mぐらいのところに無料駐車所があるので車でアクセスすることもできます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。