京都嵐山の花灯路は例年12月上旬から中旬頃に実施されるライトアップイベントです。
紅葉シーズンが終わって間もない冬の京都の一大イベントとなっています。
開催概要や見どころ・所要時間を紹介しています。
京都嵐山花灯路2017年の開催概要は?
- 開催期間:2017年(平成29年)12月8日(金)~12月17日(日)
- 点灯時間:午後5時00分~午後8時30分
- 料金 :無料(一部の寺社の夜間拝観は有料)
嵐山花灯路は、京都の嵐山・嵯峨野エリアでライトアップが実施されるイベント。
花灯路の期間中、一部の神社仏閣などでは夜間特別拝観が可能。
さらにライトアップエリアのなかの9か所にはいけばなの大型花器が置かれ、京都の夜を彩ります。
ライトアップが実施される場所はどこ?夜間拝観可能な寺社もあり
(画像をクリックすると拡大できます。)
嵐山花灯路2017でライトアップされる場所は、下記の通り。
- 法輪寺
- 嵐山モンキーパークいわたやまの周辺
- 渡月橋
- 野宮神社の近くの竹林
- 竹林の小径
- トロッコ嵐山の前~常寂光寺の門前
- 長神の杜
夜間拝観が可能な神社やお寺などの観光スポットは下記の通り。
- 法輪寺
- 宝厳院
- 野宮神社
- 大河内山荘庭園
- 落柿舎
- 常寂光寺
見どころと所要時間は?
嵐山花灯路の点灯時間は午後5時00分~午後8時30分。
点灯開始時間に嵐山にいるとしても、3時間30分でライトアップされるコースと夜間拝観が実施されるお寺などをすべて見るのは困難です。
複数日行けば全部回ることはできますが、ほとんどの人は期間中の1日だけ行くでしょうから、見るところを絞る必要があります。
人気の場所は必ず押さえて、時間に余裕があれば、お好みでほかの場所もめぐるのが良いと思います。
嵐山花灯路で一番の見どころは竹林の小径(竹林の道)です。その次は渡月橋。
どちらも無料で見ることができますし、駅から近いこともあって特に混雑する場所でもあります。
さらにおすすめしたいのが法輪寺。
夜間にライトアップが実施される寺院のひとつですが、法輪寺ではプロジェクションマッピングを見ることができます。
ほかのお寺の夜間拝観は有料のところばかりですが、法輪寺は無料で拝観できます。
竹林の小径、渡月橋、法輪寺を巡るのに2時間は欲しいですね。
それらを見終わって時間に余裕があるのなら、ほかの場所に行くといいでしょう。
夜間拝観できる観光スポットのうち、常寂光寺や大河内山荘庭園など有料のところは比較的混雑しておらず、ゆっくりしたいならそれらに行くのもいいでしょう。
おすすめコースは?先に人気の竹林や渡月橋に行く回り方がいい
前述した竹林の小径、渡月橋、法輪寺を巡るコースがおすすめです。
嵐山花灯路の一部の場所は、土日は一方通行になります
(平日でもすごく混雑している場合は一方通行になる可能性あり)。
なので、コースを決める際は、一方通行になる場所があることを考慮しなければなりません。
土日に一方通行になる場所は下記の3ヶ所
- 大河内山荘庭園前~小倉池東側~常寂光寺前(北行きの一方通行)
- 野宮神社~竹林の小径~大河内山荘庭園前(西行きの一方通行)
- 大河内山荘庭園前~亀山公園~時雨殿前(南行きの一方通行)
嵯峨嵐山駅(JR)か嵐電嵐山駅(京福電鉄)からアクセスする場合は
の順番で巡るルートがおすすめ。
このルートの詳細は次の通り
- 嵯峨嵐山駅または嵐電嵐山駅から野宮神社に移動
- 野宮神社~竹林の小径を西に移動
- 大河内山荘庭園前に着いたら亀山公園~時雨殿を南に移動
- 時雨殿から渡月橋の方へ移動
- 渡月橋を北から南に渡る
- 法輪寺に行く
- 時間に余裕があればお好みで他の場所へ
法輪寺から阪急の嵐山駅から近いです。
JRの嵯峨嵐山駅か嵐電の嵐山駅に戻るなら、渡月橋を渡って駅に向かいましょう。
嵐山駅(阪急)からアクセスする場合は
の順番で巡るルートがおすすめ。
このルートの詳細は次の通り
- 阪急の嵐山駅から法輪寺へ行く
- 法輪寺から渡月橋に移動
- 渡月橋を南から北に渡る
- 野宮神社に行く
- 野宮神社~竹林の小径を西に移動
- 大河内山荘庭園前に着いてから時間に余裕があればお好みで他の場所へ
大河内山荘前から阪急の嵐山駅に戻るなら亀山公園~時雨殿を進み、渡月橋を渡って駅に向かいましょう。
2016年の人出は119万3千人!平日・土日や雨天時の混雑は?
嵐山花灯路2016年(平成28年)の来場者数が公表されているので掲載します。
期間は2016年12月9日(金)~12月18日(日)の10日間でした。
- 12月9日(金):85,000人 晴
- 12月10日(土):190,000人 晴
- 12月11日(日):138,000人 晴時々雨
- 12月12日(月):70,000人 曇
- 12月13日(火):33,000人 雨
- 12月14日(水)71,000人 曇時々雨
- 12月15日(木)86,000人 晴
- 12月16日(金)97,000人 晴
- 12月17日(土)205,000人 晴
- 12月18日(日)218,000人 晴
2016年(平成28年)の来場者の合計は1,193,000人
曜日でいうと、土日の人出が平日の2倍~6倍ぐらいもあり、飛びぬけて多いです。
平日では、やはり金曜日が混雑します。
天候は晴れると人出が多く、雨天になると少なくなります。
これは平日も休日も同じ傾向にあります。
なるべく混雑を避けたないなら
- 金土日以外ではなく月~木曜日に行く
- 晴れの日より、曇りや雨の日に行く
ということになります。
まあ、上記はほかのイベントでも言えることですが。
時間帯で言うなら、点灯直後の午後5時00分頃か、イベント終了時間の午後8時30分に近い時間が比較的人出が少ないです。
2013年~2015年の来場者数の合計も掲載します。
いずれの開催期間も10日間です。
- 2015年(平成27年)は合計1,393,000人
- 2014年(平成26年)は合計929,000人
- 2013年(平成25年)は合計1,102,000人
嵐山花灯路は2005年(平成17年)からはじまったイベントですが、2016年終了時点では2015年の1,393,000人が歴代最多の来場者数です。
2016年は1,193,000人に落ち込みましたが、2017年も10日間で100万人以上が嵐山に押し寄せる可能性が高く、混雑することは必至です。
京都の冬の夜は寒い!適切な服装は?
嵐山花灯路2017の期間は12月上旬から中旬にあたる12月8日(金)~12月17日(日)。
その時期の京都市の最低気温は0~10度くらい。
最高気温は7~16度くらい。
12月の京都は昼夜の寒暖の差が激しいです。
特に晴れの日は最低気温と最高気温の差が10度くらい開くこともあります。
雨の日は昼夜の気温差が比較的小さいです。
昼から京都観光をして夜に嵐山花灯路に行く場合でも着こんでいく方がいいです。
花灯路の時間帯はその日の最低気温に近い温度になっていると思って服装を決めましょう。
冬用のコートは必須。
服装に迷ったらダウンジャケットやヒートテックなどを着ていくといいです。
日中は手袋やマフラーはなくてもいいですが、花灯路の時間帯は手袋やマフラーがある方がいいです。
女性の服装になりますがスカート、タイツ、ブーツでもOK。
ただし花灯路の点灯時間前の昼から京都のお寺巡りをするなら、靴下の方がいいです。
お寺によっては靴を抜いで建物の内部を拝観することもあり、タイツだと足が冷えます。
また、靴を脱いだり履いたりするので、ブーツだと面倒に感じるかもしれません。
夜の花灯路の時間帯だけ京都観光するなら、屋外ばかりを巡ることになるので、そのへんのことはあまり気にならないと思います。
夕食は河原町や京都駅周辺で済ませるのもあり
嵐山には飲食店がたくさんあります。
特に渡月橋の北詰付近にお店が多いのですが、周囲のお寺が閉門する夕方に営業を終えてしまうところがほとんどです。
なかには普段から夜間も営業しているお店もありますし、嵐山花灯路の期間中だけ夜間営業するお店もあるかもしれませんが、人出が多いのでスムーズに食事できないかもしれません。
特に花灯路のライトアップが終了する午後8時30分以降に食事しようと考えてる場合は、いっそのこと嵐山から河原町・祇園四条付近、もしくは京都駅に移動してその周辺の飲食店でディナーをとるのも手です。
花灯路の期間中、渡月橋の南詰にある中之島公園では出店があるので、ライトアップの時間帯に軽いものでいいのなら、そこで食べることもできます。
ゆっくり食べたいなら、花灯路が始まる前に嵐山で夕食をとるか、花灯路を見終わったあとに京都の市街地で食事をとることをおすすめします。
上記記事では嵐山花灯路の最寄り駅とアクセス方法を紹介しています。