京都では桜の時期が終わった頃から初夏まで清涼感あふれる新緑を楽しめます。
京都にある新緑のおすすめスポットを紹介しています。穴場やライトアップが実施される場所についても記載。
記事内で紹介したスポットの場所を示した地図も載せています。
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京都の新緑・青もみじの見ごろはいつ?4月下旬頃から6月の梅雨入りまで!
京都の新緑の見頃時期は、桜のシーズンが終わる4月下旬頃から梅雨の時期が来るまでのおよそ1か月半くらいです。
桜や紅葉などは、年により花の色・葉の色づきの良し悪しが気になることがありますし、見頃に合わせて出かけるのが難しいです。
一方、新緑は例年きれいに見え、見頃が長いのが魅力です。
新緑のお出かけはゴールデンウィーク明けの5月中旬以降がおすすめ
京都の新緑は例年桜のシーズンが終わる頃から楽しめますが、その後すぐに観光客が多くてとても混雑するゴールデンウィークがやってきます。
ゴールデンウィークは、その期間に合わせて、特別公開を実施する寺社もあるので、なおさら混みます。
なるべく人混みを避けて楽しみたいのであればゴールデンウィークが終わってから…5月中旬以降に新緑を見にでかけるがおすすめです。
京都の新緑のおすすめスポットは?名所ランキング13
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京都の新緑のおすすめスポット13ヶ所を著者の独断で選んで紹介します。
紅葉の名所が多いので、青もみじがきれいな場所が多数あります。
1位:瑠璃光院
瑠璃光院(るりこういん)は通常非公開の寺院。
例年、新緑の春季と紅葉の秋季だけ特別拝観できます。
反射する青もみじが美しく、比叡山の麓というアクセスしやすい場所にあるわけではないにも関わらず多くの観光客が訪れます。
▼京都駅・河原町から瑠璃光院までのアクセス方法を紹介
▼秋の紅葉の時期の記事ですが、瑠璃光院の特別公開の様子を紹介
2位:地蔵院
地蔵院(じぞういん)は竹の寺とも呼ばれる寺院。
その別名のとおり、境内に竹林がありますが青もみじと苔の緑も良いです。
3位:祇王寺
祇王寺(ぎおうじ)は晩秋の散紅葉の美しさで有名なスポット。
紅葉の時期は苔の緑と赤く染まった楓のコントラストがきれいですが、新緑の時期は苔と青もみじが緑の世界を生み出します。
4位:蓮華寺
比叡山や大原方面から近い場所にある蓮華寺(れんげじ)。
書院から眺める庭園の青もみじがきれいです。
瑠璃光院からも比較的近いので、合わせて行くこともできます。
5位:大徳寺高桐院
大徳寺の塔頭・高桐院(こうとういん)。
通常から拝観できる大徳寺の4つの塔頭のひとつですが、新緑の時期が特に美しさが増します。
庭園の苔と灯籠も和風な世界を感じさせます。
大本山の大徳寺は通常非公開ですが、ゴールデンウィークの時期は例年、特別拝観が実施されています。
また、通常非公開の大徳寺塔頭の一部も京都春秋の特別公開で、拝観できるところがあるので、高桐院とセットで巡るならゴールデンウィークに出かけるのも良いでしょう。
6位:東福寺
新緑の東福寺 4月12日 – https://t.co/T3xg8CSpZm#新緑 #東福寺 #青もみじ pic.twitter.com/FyATuuYs3s
— ざ・京都 (@the_kyoto) 2016年4月12日
東福寺(とうふくじ)も紅葉の超人気スポット。
秋はその周囲が燃えるように赤く染まる通天橋(つうてんきょう)ですが、晩春から初夏にかけては緑色に染まります。
遠くから見てもきれいな通天橋ですが、渡りながら新緑を楽しめるのも魅力です。
7位:下鴨神社 糺の森
下鴨神社の糺の森です。
たくさんの新緑を浴びたいならここがおすすめ。
8位:三千院
客殿から庭園の青もみじや苔を眺めることができます。
三千院の庭園では、様々な場所にお地蔵さんがいらっしゃいます。
苔に覆われて、味が出ていますね。
9位:南禅寺
境内にレトロな水路閣がある南禅寺。
水路閣単体でも良いのですが、新緑が合わさると違った良さが生まれます。
南禅寺の三門もおすすめの写真撮影スポット。
春は桜の名所としても賑わう南禅寺ですが、初夏の新緑の時期もおすすめです!
近くにある永観堂の青もみじもきれいです。
10位:光明寺
長岡天満宮さんから、30分ほど歩きまして、着いた先は「もみじの参道」で秋はたくさんの方がお越しになる「粟生光明寺」さん。
【もみじの名所】=【青もみじの美しい場所】
境内は青々としたもみじがたくさんなのに、混んでいなくて、ゆっくりと見られました。
(バスなら長岡天神駅から10分ほど) pic.twitter.com/SUUZ95K6nf— 阪急電鉄【公式】 (@hankyu_ex) 2018年5月19日
京都府長岡京市の光明寺(こうみょうじ)も京都で有名な紅葉の名所ということで、新緑の季節は青もみじがきれいです。
4月下旬から5月上旬のゴールデンウィーク期間に光明寺にお出かけになる場合、近くにある乙訓寺の牡丹が見ごろをむかえているので合わせて訪れることをおすすめします。
▼乙訓寺を含む関西の牡丹の名所と開花情報を紹介
11位:永観堂(禅林寺)
京都にある紅葉の名所のなかでも特に有名なのが永観堂(禅林寺)です。
紅葉の名所というだけのこともあって、青もみじの季節は緑が美しいです。
渡り廊下から見える青もみじもきれいです。
12位:法然院
法然院(ほうねんいん)は哲学の道にある寺院。
茅葺屋根の山門が慌ただしい日常を忘れさせてくれそうです。
伽藍内の拝観は毎年、春と秋のそれぞれ1週間だけです。
銀閣寺と合わせて訪れることもできますし、南禅寺や永観堂とも合わせて行きやすい場所にあります。
13位:醍醐寺
醍醐寺は京都の桜の名所であり、紅葉の名所でもあります。
下醍醐の奥の方にある弁天池周辺が桜・紅葉のシーズンに人気の写真撮影スポットですが、青もみじのシーズンもおすすめです。
続いて参拝者が比較的少ない穴場を紹介します。
京都の新緑の穴場はどこ?
圓光寺
一乗寺にある圓光寺(えんこうじ)。
庭園にある青もみじや苔を縁側から眺めることができます。
それほど参拝者が多くないので、ゆったりしたい人におすすめ。
真如堂
青空の下、真如堂の青もみじがとてもきれいです。京都写真館 – https://t.co/7S4Wdy8Obn
# # pic.twitter.com/mW7ZAukj2z— ざ・京都 (@the_kyoto) 2018年4月13日
真如堂(しんにょどう)という名前で親しまれている真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)も青もみじのおすすめスポットのひとつ。
三重塔周辺もおすすめの撮影場所です。
高山寺
鳥獣人物戯画を所蔵することで知られる高山寺(こうさんじ)。
京都の中心地から離れた場所にありますが、紅葉の時期が多数の観光客が訪れる紅葉の名所。
新緑の時期は青もみじが美しいですが、秋とは打って変わって参拝者がほとんどおらず貸し切り状態に近いです。
紅葉期は境内の立ち入りが有料になりますが、青もみじの時期を含む季節は無料です(石水院の拝観は有料)。
石水院から見える新緑もよし。
近くにある神護寺(じんごじ)と西明寺(さいみょうじ)とセットでの参拝がおすすめ。
神護寺
神護寺では境内でたくさんの緑を見ることができます。
神護寺の地蔵院周辺は「かわらけ投げ」ができるスポットとして有名な場所。
谷底に清滝川が流れる錦雲渓の緑を臨めます。
新緑の時期と重なる例年の5月1日~5月5日は書院で寺宝の虫干しが行われ、国宝の「伝源頼朝像」「伝平重盛像」などが展示公開されます。
また、例年の5月13日~5月15日は多宝塔で国宝「五大虚空蔵菩薩」の特別公開があります。
文化財に興味をお持ちの方は上記のどちらかの期間に参拝することをおすすめします。
高山寺と神護寺の間にある西明寺(さいみょうじ)境内前の指月橋です。
川の水と青もみじが清涼感を覚えさせます。
常寂光寺
【サライ.jp最新記事】 京都小倉山・常寂光寺|古の歌人たちが愛した寺で情緒薫る散策を楽しむ【京都、初夏の新緑散歩】 https://t.co/Gep8WvsTDC <<クリックしてチェック! pic.twitter.com/EKlELiXOsF
— 大人の生活誌『サライ』公式 (@seraijp) 2018年5月21日
常寂光寺(じょうじゃっこうじ)は嵐山・嵯峨野の紅葉の名所のなかでも特に葉の発色がきれいなスポット。
茅葺の仁王門がおすすめの撮影スポット。
新緑の時期は人が少ないのでゆっくりできます。
二尊院
取材で京都におじゃましています。嵯峨野はまぶしいほどの新緑に覆われています(J)@二尊院 pic.twitter.com/Bdxor5hFkb
— 朝日新聞徳島総局 (@asahi_awa) 2015年4月24日
二尊院(にそんいん)は「紅葉の馬場」と呼ばれる参道が秋は真っ赤に染まることで有名。
その参道は青もみじのシーズンは全く異なる顔を見せてくれます。
近くには、どちらも新緑が美しい常寂光寺と祇王寺があります。
千光寺
Facebookを更新しました。 『嵐山・大堰川の上流にある絶景の大悲閣・千光寺』 http://t.co/YhNGgZoLRc pic.twitter.com/PGU94iOqWP
— abtstore(アブトストア) (@abtstore) 2013年8月22日
大悲閣 千光寺(だいひかく せんこうじ)は嵐山にあります。
渡月橋の南詰から15分ほど歩くと、千光寺に続く上り階段に辿り着けます。
高い場所にあるので、京都市の西側から市街地を眺めることができます。
日本人より外国人観光客に人気の穴場スポット。
源光庵
源光庵(げんこうあん)は円形の「悟りの窓」と方形の「迷いの窓」で有名。
窓が切り抜く風景が定番の撮影スポットになっています。
桂春院
妙心寺(みょうしんじ)の塔頭の桂春院(けいしゅんいん)。
庭園の緑がきれいです。
参拝者が少ない穴場。
京都で新緑のライトアップがある場所は?
宝泉院
▲(過去の年の)ライトアップの様子
大原・三千院の近くにある宝泉院(ほうせんいん)。
客殿の柱と柱が切り抜く「額縁庭園」と呼ばれる空間が人気。
例年、4月下旬からゴールデンウィーク期間までの夜間にライトアップが実施されます。
2019年の宝泉院 夜間ライトアップの開催情報
- 開催期間:2019年4月20日(土)~5月6日(月休)
- 拝観時間:午後6時00分~午後9時00分(受付終了は午後8時40分)
- 拝観料 :大人800円
貴船神社【2019年は未確認】
▲過去の年の新緑ライトアップの動画
京都の市街地から離れた場所にある貴船神社(きふねじんじゃ)。
青もみじのシーズンにライトアップが実施されています。
(2019年は未確認)
参考:2018年の貴船神社のライトアップ情報
- 開催期間:2018年5月3日(木)~5月6日(日)
- 拝観時間:夕暮れ~午後8時00分
京都の新緑の名所マップ
下記の新緑の名所にマップピンを立てています。
赤色(おすすめスポット)
- 三千院
- 醍醐寺
- 瑠璃光院
- 蓮華寺
- 法然院
- 永観堂
- 南禅寺
- 下鴨神社 糺の森
- 東福寺
- 大徳寺 高桐院
- 地蔵院
- 光明寺
- 祇王寺
青色(穴場スポット)
- 圓光寺
- 真如堂
- 源光庵
- 妙心寺 桂春院
- 高山寺
- 神護寺
- 常寂光寺
- 二尊院
- 千光寺
黄色(ライトアップあり)
- 宝泉院
貴船神社※2019年は未確認
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