瑠璃光院は京都の市街地から離れた比叡山の方面にある寺院です。
通常非公開ですが、例年「春~初夏の青もみじ」と「秋の紅葉」の時期のみ特別拝観をしています。
アクセスしづらい場所にありますが、とても混雑します。
実際に行ってきたので、紅葉期の瑠璃光院の拝観内容の詳細や見ごろの時期などを紹介します。
瑠璃光院の近くにある「もみじの小径」の紅葉もおすすめ!
夜間にはライトアップが実施されます。
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京都・瑠璃光院の紅葉の見頃の時期はいつ?
瑠璃光院の紅葉が色づき始めるのが例年11月上旬頃。
紅葉の見頃は例年11月中旬から11月下旬です。
12月第1週目でも紅葉を楽しめる年もあります。
2019年の瑠璃光院の紅葉の見頃と現在の情報は?
瑠璃光院の公式サイトを見る限り紅葉の色づき情報は発信されていないようです。
京都の観光情報を発信しているサイト「京都観光Navi」では毎年、京都の観光スポットの紅葉の色づき具合を
- 青葉
- 色づき始め
- 一部見ごろ
- 見頃
- 見頃すぎ
の5段階で表示しています。
瑠璃光院の色づき具合も確認できるので、お出かけの前にご覧になることをおすすめします。
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(瑠璃光院は洛北のところに記載されています。)
現在の瑠璃光院の紅葉の色づきを知るならTwitterで一般のユーザーが投稿した画像も参考になります。
Twitterのアカウントを持っていなくてもツイートを確認できます。
ただし、投稿されている画像が必ずしも最新のものとは限らない(今年の紅葉の画像ではない可能性がある、ツイートの数日前に撮影された画像が投稿されている可能性もある)ので、複数のツイートを確認するなど注意しなければなりません。
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Twitter「瑠璃光院 紅葉」の検索結果(画像付きのツイートのみ抜粋)
紅葉の時期の瑠璃光院の特別拝観の情報は?
瑠璃光院の拝観情報を記載します。
2019年秋期の特別拝拝観の期間と時間
瑠璃光院の拝観時間
- 2019年10月1日(火)~12月10日(火):午前10時00分~午後5時00分
特別拝観期間中は無休。
拝観料金と割引情報
- 一般:2000円
事前予約はできず、インターネットでの予約受付もしていません。
団体割引や高齢者割引はなし。
団体で拝観する場合も個人の場合と同様に一人ずつチケットを購入します。
下記の割合があります。
- 学生は1,000円(学生証の提示が必要)
- 障害者と付き添い1名はそれぞれ1,000円(障害者手帳の提示が必要
2019年秋の紅葉の夜間ライトアップ拝観はある?
瑠璃光院では2013年までは夜間に紅葉のライトアップが行われていましたが、それ以降ライトアップはされていなかったようです。
ですが、2017年秋は「瑠璃光院夜間特別拝観とケーブル比叡駅から見る京都の夜景」と称した事前申し込み制の夜拝観が実施されました。
瑠璃光院の夜間拝観と同時期に叡山ケーブルも夜間運行を実施していて、比叡山中腹にある叡山ケーブル「ケーブル比叡駅」で初のライトアップが行われました。
2019年秋に瑠璃光院でライトアップが実施されますが、2019年10月7日時点で既に受付を終了しています。
2019年秋の瑠璃光院の夜間拝観・ライトアップ 受付終了
1日二部制
- 第一部 18時30分から19時30分まで(定員制。110名まで)
- 第二部 19時45分から20時45分まで(定員制。110名まで)
瑠璃光院の近くにある八瀬のもみじの小径・叡山ケーブルで同様の夜間ライトアップが実施されます。
これらは、瑠璃光院の夜間拝観以外の人も楽しむことができます。
紅葉の時期の瑠璃光院の混み具合は?
紅葉のピークの時期の瑠璃光院は休日だけでなく、平日もかなり混雑するようです。
拝観するために必要な整理券が配布されます。
整理券を買うまでに時間がかかり、拝観するまでさらに時間がかかることもあります。
整理券は「11時00分から」「12時00分から」といったように1時間単位で時間指定されているため、指定の時間が来るまで自由に周辺を散策できます。
とは言うものの、山間部であるためあまり周囲に観光スポットがありません。
近くにある蓮華寺や祟道神社を参拝したり、周りの景色を楽しんだりしましょう。
というのは一般的に言えること。
実際に紅葉期に拝観した時の状況をお伝えします。
八瀬比叡山口駅から瑠璃光院への行き方を写真で説明!整理券の画像もあり
瑠璃光院の整理券に載っていた地図です。
簡略化された図ですが、行き方は
という順に進みます。
上記を画像を用いて詳細に説明します。
逆光がひどいですが、叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」の駅舎です。
画像内に「八瀬驛(八瀬駅)」と表示されていますが、叡山電鉄の「八瀬比叡山口駅」です。
叡山ケーブルの「八瀬駅」ではありません。
画像内の四角で強調した場所が駅の対岸にあるチケット売り場です。
対岸へ行くために、高野川に架かる橋へ向かいます。
橋を渡り切った後で振り返って撮影したものですが、画像内の矢印の通りに、高野川の橋を渡りきったら右折します。
橋を渡りきったところに、「瑠璃光院→(右へ)」という看板があるので、迷うことはありません。
(ちなみに右側にある「←八瀬カフェ」という看板が示す左方向に進むと、叡山ケーブル「八瀬駅」があり、その近くの道路に瑠璃光院の最寄りの場バス停にあたる「瑠璃光院前停」があります。)
駅から高野川に架かる橋へ向かいます。
橋を渡り右折すると、白いテントが見えますが、これが瑠璃光院の拝観券(チケット)売り場です。
上の画像は12月第1週目の休日の正午過ぎに撮影したもの。
(午前中に拝観を終えて帰りに撮影。)
この年の紅葉のピークから1週間経過していたためか、休日の昼でもチケット売り場が混んでいません。
瑠璃光院の拝観券です。
瑠璃光院の近くにルイ・イカール美術館という美術館があり、そこの入場券もセットになっています。
(ルイ・イカール美術館のチケットは画像の左端のもの)
チケット(拝観券)を購入すると整理券もついてきます。
整理券に書かれている内容の一部を抜き出すと以下の通り。
9時50分集合
10時00分以降の拝観となります
集合時間に遅れた場合は30分以上お待ちいただく場合があります
9時40分頃にチケットを購入しましたが、やはり紅葉のピークから1週間経っていたからか、この日は休日にもかかわらず待ち時間がほぼありませんでした。
瑠璃光院門前にある集合場所へ向かいます。
きちんと整列できるように整備されています。
(上の画像は拝観を終えた後の午前11時30分頃に撮影したものです。)
拝観できる時間になれば、門をくぐることができます。
瑠璃光院には拝観者用の駐車場がありません。
公共交通機関でアクセスすることをおすすめします。
↑京都駅、河原町から瑠璃光院へのアクセス方法を紹介しています。
瑠璃光院の紅葉の特別拝観の詳細
整理券に記載された時間が来たら、門を通って拝観開始。
苔がきれな庭園を進みます。
十三重の石塔や、
池もあります。
画像右奥にある建物に靴を脱いで入ります。
テーブルに映る紅葉の写真撮影の方法を紹介
瑠璃光院の建物内部へ入ると早速2階へ上がります。
2階ではテーブルもみじを撮影できます。
瑠璃光院の紅葉観賞の目玉だけのことはあってテーブル周りは混雑しています。
長方形のテーブルの4辺のうち手前側2辺に観光客は並び、向こう側の2辺は写真撮影の邪魔にならないように立入禁止になっています。
テーブルの向こう側の2辺の先に見える紅葉と、テーブルに反射する紅葉を撮影できます。
写真撮影を希望する観光客は、テーブルの2辺を囲むように並びます。
2辺を囲む人の列は、数列に連なりますが、テーブルのそばで誘導する係の人がいるので、しばらく待っていれば撮影する順番は回ってきます。
テーブルの2辺それぞれの最前列に来たら、誘導係が数十秒の撮影タイムの声掛けをします。
撮影タイムの間は何枚でも写真撮影することができます。
撮影タイムが終わると、誘導係の声に従って列からはけます。
その後、2辺それぞれの2列目以降に並んでいる人が1列前に進み、新たに撮影タイムが開始され、それが終わるとはけるということを繰り返します。
何度でもテーブルを囲む列に入ることができるので、一度の撮影タイムで納得できる写真を撮影できなくても大丈夫です。
紅葉の見ごろピークから1週間経っています。
最盛期の画像を見たい場合は、別途検索してください(丸投げ)。
テーブルの上にカメラを置いて撮影することが可能です。
(テーブルのそばにいる誘導係の人が「机上にカメラを置いて良い」と観光客全体に向けて案内していました。)
瑠璃光院2階で写経できる
瑠璃光院の建物内部に入るときに、写経用紙をいただけます。
ただし、筆で書くわけでもなく、筆ペンでもなくボールペンです。
(瑠璃光院の比較的近くにある比叡山延暦寺では筆ペンで写経できます。)
写経の見本もいただけます。
瑠璃光院2階に机があり、そこで書いて奉納できます。
その後、1階に降りる拝観順路となっていました。
八瀬のかま風呂の公開もあり
1階では「八瀬のかまぶろ」が公開されており、内部を見学することができました。
屏風や仏画などの文化財の拝観も
屏風や仏画などもあり、観覧できます。
庭園の紅葉と苔のコントラストがきれい
紅葉と苔が美しい瑠璃の庭。
縁側から下がって瑠璃の庭を眺めると額縁風の庭園として楽しめます。
しかし、2階のテーブルもみじだけでなく、ここも写真撮影する人で混雑しています。
目線を低くすると、岩倉の実相院っぽく(ぽくない?)床もみじ風に楽しめます。
白砂と苔の緑のコントラストも良いです。
建物の内部を結構移動するので、はじめてだと今どこにいるのかわからなくなります。
(順路は決まっているので迷うことはありません。)
瑠璃の庭とは別に臥龍の庭もあります。
起伏のある池泉庭園です。
茶室内部も拝観可能
瑠璃光院の建物と茶室は内部で繋がっており、茶室内を見学することができました。
拝観経路の途中でお茶をセルフサービスでいただける場所があり、ゆっくりすることができました。
また、お土産屋さんもあったので、興味があれば見ておくとよいでしょう。
御朱印の頒布もあり
瑠璃光院の建物1階の拝観途中で御朱印をいただける場所があります。
詳細は別の記事に書いているのでここでは割愛します。
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瑠璃光院の特別公開の見学所要時間はどのくらい?
10時00分に瑠璃光院の門をくぐって、出てきたのが11時30分頃だったので、滞在時間は1時間30分程度でした。
ただし、かなりゆっくり拝観したので、平均的な所要時間はもっと短いと思います。
瑠璃光院のチケットでルイ・イカール美術館も観覧可能
瑠璃光院のチケット(拝観券)を購入すると、ルイ・イカール美術館の入場券もセットでついてきます。
瑠璃光院のほぼ隣にあるので、行くことをおすすめします。
瑠璃光院のチケット売り場から門前まで行く途中にあります。
館内では絵画を鑑賞できます。
良い雰囲気の休憩スペースもあります。
ルイ・イカール美術館はそれほど大きな美術館ではありません。
20~30分くらいあれば、観覧し終えることができると思います。
瑠璃光院の最寄り駅「八瀬比叡山口駅」から比叡山延暦寺までは近いです。
お時間に余裕があれば合わせて観光することをおすすめします。
瑠璃光院の近くにある「もみじの小径」の紅葉もおすすめ!
夜間にはライトアップが実施されます。
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