三室戸寺のあじさい

京都の三室戸寺はあじさいの名所として知られている古刹で、夜間にはライトアップも実施しています。

あじさいの見頃や開花情報のほか、「昼と夜はどちらがおすすめか?」などを紹介します。

アクセス方法や駐車場は別の記事に記載しています。

三室戸寺のバスのアクセス方法は?徒歩や電車の行き方も紹介

京都・三室戸寺のあじさい園

日中の拝観概要

  • 期間:2018(平成30)年6月1日(金)~7月8日(日)
  • 時間:午前8時30分~午後4時30分
  • 拝観料:大人800円、子供400円

 

三室戸寺境内のあじさい園以外の場所を散策できるのは日中のみです。

また、2017年は御朱印を頂けるのも日中のみだったので、2018年も夜間は御朱印を頂けないと思われます。

 

夜間ライトアップの概要

  • 期間:2018(平成30)年6月9日(土)~6月24日(日)の土・日曜日のみ
  • 時間:午後7時00分~午後9時00分
    (受付終了は午後8時30分)
  • 拝観料:大人800円、子供400円

2018年の夜間ライトアップが実施される日付は次の6日間です

  1. 6月9日(土)
  2. 6月10日(日)
  3. 6月16日(土)
  4. 6月17日(日)
  5. 6月23日(土)
  6. 6月24日(日)

 

夜間に拝観できるのはあじさい園のみです。

本堂などの参拝はできませんし、御朱印もいただけないのでご注意ください。

 

昼夜入れ替え制

三室戸寺は昼夜入れ替え制です。

 

昼も夜も拝観する場合は昼の拝観時間終了までに1度外に出て、夜間拝観受付時間以降に再び入園する必要があります。

その場合、拝観料は昼と夜のそれぞれの分を納めることになります。

 

あじさいの見ごろはいつ?

三室戸寺のあじさいの見ごろは例年6月中旬~6月下旬です。

ちょうどライトアップが実施される時期とほぼ同じです。

 

2018年現在のあじさいの開花情報

あじさいの開花状況は三室戸寺が運営する次のサイトに掲載されています。

三室戸寺の花だより

 

三室戸寺のfacebookでも開花状況を確認できます。

facebookのアカウント登録をしていなくても投稿内容を確認できます。

三室戸寺のfacebook

 

ハート型あじさいは恋愛成就のご利益?

あじさい園では、毎年、ハート型のあじさいが出現します。

ハート型あじさいをスマートフォンの待受け画面に設定すれば、恋愛成就のご利益があると一部でうわさになっていて、

ハート型のあじさい探しをする人もちらほらいます。

 

ハート型のあじさいとはどうような条件で出現するのでしょうか?

ハート型あじさいが出現する場所

三室戸寺では樹勢保護のため、ハート型あじさいの場所を公表していません。

 

ハート型あじさいは、本来丸いあじさいの一部が花の重みでたわんだり、雨に打たれて変形してたものです。

 

つまりハート型あじさいとは、変形した形が偶然ハート型になったあじさいのことを指します。

ハート型の花が咲く株があるわけではないのです。

 

偶発的に出現するため、どの花がいつハート型になるのかわかりませんし、

ハート型になったとしても長時間ハート型でありつづけるわけではありません。

 

そしてハート型あじさいと一括りに言っても形は様々で、

きれいなハート型に見える場合もあれば、ハート型に見えるかもという場合もあります。

 

ハート型と見なすか見なさないかはあなた次第です!という場合の方が多いのです。

 

ハート型あじさいの探し方のコツ

ハート型のあじさいは見る角度が重要です。

ぱっと見てハート型に見えない花でも、見る角度を変えるとハート型に見える場合があります。

 

くっきりとハート型に見えるあじさいを見つけるのは難しいですが、

ハート型に見えるかもというぐらいのものなら見つけることはそれほど難しくないです。

 

 

ハート型あじさいを見つけた人がいると写真を撮ります

ハート型あじさいがあることに気付いた近くの人も写真を撮ります

どんどん人が集まります

場合によってはハート型あじさいを撮影しようとする人の行列ができます

 

 

このようにハート型あじさいの周りにはたくさんの人が集まるので、

人が集まっている場所があれば、そこにハート型のあじさいがある可能性が高いです。

 

夜間ライトアップについて

夜間のライトアップの際に、あじさい園のあじさいは全面的にライトアップされているわけではありません。

 

照明が当たっていないあじさいは、はっきりと見えづらく、

スマホなどカメラ性能がよくない機材を使用するなら綺麗な写真を撮りづらいです。

 

そのため、あじさい園の夜間ライトアップで人が集まるのは、照明が当たっているあじさいの周辺です。

 

例外的にハート型のあじさいがあるところは照明が当たっていなくても人が集まります。

 

照明が当たっていないあじさいを撮影するときに、一人がペンライトで照らして、もう一人が撮影するというように連携している人もいました。

 

夜間にスマホできれいに撮影したい場合はライトを持って行くといいかもしれません。

 

夜間撮影用のアプリを事前にインストールしておくのも良いかも。

(私のスマホのカメラ性能では夜間撮影用アプリを入れても効果がありませんでしたが…)

 

あじさいシーズンの三室戸寺の混雑

あじさいの時期の三室戸寺はやはり混みます。

日中も混雑しますが、拝観時間が2時間のみ・曜日も土日のみに限定されている夜間の方が混雑します。

 

以前、私は夜間拝観受付開始の午後7時前後は混雑するということを事前に調べて知っていたので、

時間をずらして午後7時40分頃に行ったことがあります。

 

拝観受付は並ばずに済みましたが、あじさい園の入口までが混雑していて、

あじさい園の中に入るまで20分くらいかかりました。

 

 

あじさい園内に入ってからも入口付近は非常に混雑しており、ある程度進むまでは人の流れに乗って進むことになります。

 

入口からある程度離れると、人の流れに乗って進む状態ではなくなりますが、

あちこちであじさいを撮影する人がいて、混雑していることを感じました。

 

 

昼は夜ほど混雑していませんでしたが、それでもやはり人は多いです。

本堂のお参りや御朱印授与所は時間帯によっては行列ができるほど混みます。

 

 

昼と夜のあじさいの拝観はどちらがおすすめ?

昼と夜のどちらに行こうか迷っている場合は、個人的には昼をおすすめします。

 

花木のライトアップの定番と言えば、桜と楓などの紅葉です。

 

ライトアップされた桜・紅葉が昼とは別の魅力があるのに対し、

あじさいはライトアップされてもそれほど魅力的には感じませんでした。

 

個人的にあじさいはライトアップに不向きな花だと思います。

 

あじさい園の魅力は色とりどりの花が一面に広がっている様を見るところにあると思うので、

夜の暗い状態ではその魅力を体感しづらいです。

 

また、ライトアップされたあいじさいが幻想的に感じられないのは、

桜や紅葉を見る時とは目線の高さが違うからかもしれません。

 

桜・紅葉の場合は、人よりも背丈が高い場合が多いので、見上げて鑑賞することがほとんどです。

妖艶な美しさを感じます。

 

一方、あじさいは人より背丈が低い株が多く、見下ろして鑑賞することがほとんどです。

 

大きさの違いがライトアップされた時の印象の違いになっている気がします。

(あくまで私の個人的な感想です)

 

あじさいを見るなら昼間をおすすめしますが、関西のお寺のあじさい園でライトアップをしているのは三室戸寺だけなので、

ライトアップされたあじさいを見たことがない人の中には好奇心をかきたてられる人もいると思います。

 

そのような方は夜のライトアップに行くのも良いとは思いますが、

昼と夜のどちらに行くか迷っている人には昼に行くことをおすすめします。