京都の仁和寺は様々な霊場の札所になっていて頂ける御朱印の種類が豊富で、御詠歌や限定の御朱印も頒布されています。
御朱印を頂まる場所と時間や仁和寺のオリジナル御朱印帳についても触れます。
京都の御室・仁和寺の御朱印を頂ける場所と時間は?
画像引用:http://www.ninnaji.or.jp/precincts.html#rootmaps
仁和寺の御朱印を頂ける場所は次の2か所です。
仁和寺の御朱印授与所
- 金堂の前にある納経所
- 御殿の入り口
どちらの授与所でも頂ける御朱印の種類は同じです。
金堂は上に掲示した境内図の中央上部にあり、納経所もその少し下に描かれています。
御殿は境内図下部の左側に描かれています。
仁和寺の御朱印を頂ける時間は拝観時間に準じます。
- 3月~11月:午前9時00分~午後5時00分(拝観受付終了は午後4時30分)
- 12月~2月:午前9時00分~午後4時30分(拝観受付終了は午後4時00分)
仁和寺には御詠歌や限定の御朱印があって種類が豊富!
仁和寺の御朱印の種類
- 御朱印「旧御室御所」
- 御詠歌「わけのぼる 花の嵐の 梢より 御室の山に 月ぞかがやく」
- 真言宗十八本山の第6番札所「御室弘法大師」
真言宗十八本山の第6番札所の御詠歌「人の道 深山の道を 知らさんと 導き大師 ここにまします」- 京都十三仏霊場の第9番札所「勢至菩薩」
京都十三仏霊場の第9番札所「後の世を 頼む佛の その中に 迎えますちょう 誓い尊し」- 神仏霊場巡拝の道の第92番札所「本尊阿弥陀如来」
- 近畿三十六不動霊場の第14番札所「水掛不動尊」
和歌「君がため 春の野に出でて若菜つむ 我が衣手に 雪はふりつつ」(光孝天皇)和歌「春風の 吹かぬ世にだにあらませば 心のどかに 花は見てまし」(宇多天皇)- 御朱印「薬師如来」(毎月8日限定)
※ 一部2017年9月現在は頒布されていない御朱印があるので、打ち消し線を引いています。
3の御朱印は、真言宗18派の総本山・大本山を巡礼する真言宗十八本山の御朱印で、仁和寺は真言宗御室派という宗派の総本山です。
5の御朱印は、京都市内の13ヶ寺を巡礼する京都十三仏霊場のもので、
初七日から三十三回忌までの十三の忌日にあたり死者を成仏へと導く合計13種の仏が各札所に1種類ずつ祀られています。
仁和寺は一周忌の御本尊・勢至菩薩の札所になっています。
仁和寺の勢至菩薩像は、本尊・阿弥陀三尊像の脇侍として金堂と霊宝館でそれぞれ祀られています。
7の御朱印は、近畿地方を中心とする150の神社仏閣が
明治維新以前の神仏和合の精神の復活を目指して結成した神仏霊場巡礼の道の御朱印です。
仁和寺の阿弥陀如来坐像は本尊・阿弥陀三尊像の中尊で、通常非公開の金堂に江戸時代に造像されたものが安置され、
平安時代の国宝の阿弥陀三尊像は毎年春と秋にのみ特別公開される霊宝館に安置されています。
8の御朱印は近畿地方の36ヶ寺に祀られる不動明王の霊場を巡る近畿三十六不動霊場のもので、
仁和寺の水掛不動尊は境内の北西にある御影堂の近くで祀られています。
9と10は仁和寺に深いゆかりがある天皇の和歌で、光孝天皇は仁和寺の造立をはじめたものの、完成前に崩御された天皇。
→ 過去には頒布されていましたが、2017年9月現在は頒布されていません
宇多天皇は仁和寺の造立を引き継いで落成させた天皇です。
11の御朱印は仁和寺の霊明殿の本尊・薬師如来坐像に関するもので、薬師如来の縁日である毎月8日のみに頒布される御朱印です。
国宝・薬師如来坐像は非公開の秘仏で過去に博物館で公開されたことはあるものの、今後の公開予定はないと仁和寺公式サイトに書かれていましたが、
2017年秋に京都国立博物館で18年ぶり(?)に公開されます。
2018年の東京国立博物館で開催予定の仁和寺展でも国宝・薬師如来坐像が展示されます。
東博で仁和寺展が開催決定!国宝阿弥陀如来や道明寺十一面を展示
毎月8日は限定御朱印が頒布されるということもあって、参拝者が増えます。
御朱印の授与所が混雑している場合は、複数の種類の御朱印を頼んでも断られることもあるようです。
仁和寺の御朱印帳の種類は?値段や大きさ(サイズ)も
当寺では4種類のオリジナル御朱印帳を販売しております。菊の御紋の朱印帳が赤・紺ともに1000円、桜と山門の朱印帳が1200円です。納経所や売店でお買い求め頂けます。 pic.twitter.com/c8ZPM8AS6w
— 仁和寺 (@Ninna_ji) 2016年11月18日
仁和寺の御朱印帳の種類
- 御室桜
- 二王門
- 菊の御紋(エンジ色)
- 菊の御紋(紺色)
仁和寺にはオリジナル御朱印帳が4種類あり、画像の左側から1~4まで番号を振り当てました。
2.二王門の御朱印帳
- サイズ:16.2㎝×11.2㎝
- 価格:1200円
1は仁和寺の春を彩る御室桜がデザインされたピンク色の御朱印帳で、
2は二王門がデザインされた紺色の御朱印帳です。
どちらの御朱印帳も紙は蛇腹式で、表紙には透明のカバーがついています。
4.菊の御紋(紺色)
- サイズ:18.2㎝×12.2㎝
- 価格:1000円
菊の御紋がデザインされたエンジと紺の色違いの御朱印帳です。
先に紹介した御室桜・二王門の御朱印帳の大きさより一回り大きいです。
御朱印帳の紙は蛇腹式です。
表紙にカバーはついていません。
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仁和寺の御朱印帳は通販や郵送が可能?
仁和寺のオリジナル御朱印帳はメールで注文を受け付けていませんが、
送付先・品物名を明記の上、現金書留にて仁和寺拝観課宛に送付すると、
確認後、送料着払いで発送するとのことです。
オリジナル御朱印帳は4種類とも現金書留で注文できます。
御朱印帳だけでなく下記ページに載っているお守りやお香も注文できます。
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建仁寺の風神雷神や雲龍の御朱印帳も人気があります。