桶狭間の七ツ塚は、桶狭間の戦いでなくなった人を供養するための塚です。
織田信長に敗れた今川義元軍の武将として、井伊直盛(いいなおもり)も出陣していました。
この井伊直盛は、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公・次郎法師(井伊直虎)の父親で、
直盛も桶狭間の戦いでなくなりました。
桶狭間の戦いの戦死者を供養する七ツ塚は、井伊直盛に関わるものなので
2017年の大河ドラマ井伊直虎のゆかりの地とも言えます。
この七ツ塚を訪問したので、場所や行き方をご紹介します。
桶狭間の戦いの七ツ塚とは?
桶狭間の七ツ塚とは、上でも紹介したとおり、桶狭間の戦いでなくなった人たちを埋葬した塚のことです。
(七つ塚とも表記されます)
桶狭間の戦いでは、釜ヶ谷から織田信長がおけはざま山の今川義元の本陣目がけて攻撃を仕掛け、義元をうち取りました。
(今川義元の本陣の候補地はおけはざま以外に高徳院もあります)
おけはざま山の場所を地図と画像で紹介!桶狭間の戦いの今川義元本陣跡
桶狭間古戦場の高徳院とは?戦いの時に今川義元本陣が置かれた場所?
勝利をおさめた信長は、釜ヶ谷に全軍を集めて勝どきをあげました。
桶狭間の戦いで織田信長が潜んでいた釜ヶ谷の場所は?地図と画像で説明
今川軍の武将の首実検を終えた信長は、村人に戦死者を葬るように命じて引きあげました。
村人は戦死者を埋葬するために穴を掘りました。
7つの穴が山裾に等間隔で掘られたそうです。
掘った穴が7つあったため、七ツ塚と呼ばれています。
この塚を取り崩したりすると「たたり」があると言われていたそうですが、
月日の経過とともに七つあった塚の多くは消失しました。
また近年では、平成の区画整理が行われ、現在は1つの塚として1ヶ所にまとめられています。
桶狭間の戦いの今川軍、織田軍の両軍の戦死者の合計は、約3,500名と言われています。
古戦場まつりの万灯会では、3,500本のローソクを灯し供養し、今も地元の方人たちが供養し、塚をお守りしています。
桶狭間の戦いの史跡である七ツ塚は非常にわかりづらい場所にあります。
次の項目で場所を紹介します。
七ツ塚の場所はわかりづらい!地図を掲載
上の地図が七ツ塚の場所を示した地図です。
ご覧の通り、住宅街の中にあります。
それも民家の裏にあるのでどこにあるのかわかりづらいです。
ただ、次に紹介する目印まで行けば迷わないはずです。
七ツ塚の行き方は?
七ツ塚の400メートルぐらい南には桶狭間古戦場公園があります。
桶狭間古戦場公園のアクセス方法は?最寄駅からの行き方をどこよりも詳しく紹介!
この桶狭間古戦場公園の北400メートルぐらいの場所に武路公園があります。
七ツ塚に行くために、まず、この武路公園を目指しましょう。
この武路公園までたどり着ければ、七ツ塚までは迷わずに行けるはずです。
七ツ塚があるのは、上の武路公園の写真を撮った場所から180度振り返った方向です。
その方向に進むとすぐに次のような標識が見えます。
この標識が示す通り左に進むと、民家の裏側に回り込むことになります。
写真の赤丸で囲んだ部分が七ツ塚です。
さらに近づいて撮影したものが、はじめに掲載した次の写真です。
桶狭間の戦い関連の歴史スポットのまとめ!織田信長・今川義元ゆかりの古戦場跡
桶狭間の戦いゆかりの地のまとめ記事です↑