三千院は京都市左京区大原にある天台宗の寺院です。
開基は天台宗の開祖でもある最澄。
青蓮院、妙法院と共に天台宗の三門跡寺院の一つに数えられています。
三千院は秋の紅葉が美しいことで有名ですが、境内には3000株とも言われるあじさいが植えられた紫陽花苑があり、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
あじさいの開花状況や見頃などを紹介します。
三千院のあじさいの種類(品種)でおすすめは?
境内にある紫陽花苑では様々な種類のあじさいを鑑賞する事が出来ますが、中でも特筆すべきは星あじさいです。
三千院ではあじさい祭が7月15日まで行われています。約3000株以上のあじさいが植えられていて、今は星あじさいが見頃のようです。たっぷりの雨であじさいはいきいきするのでしょうね。 pic.twitter.com/9Xmq6r0FO0
— おいでやす京都 (@cyketocoxuty) 2016年5月5日
星あじさいは他ではあまり見られない珍しい品種であり、小さな星の形をした清楚な花弁は見る人の心を和ませてくれる事でしょう。
また6月頃までは新緑の青紅葉も見頃を迎えており、目に鮮やかな紅葉とあじさいのコントラストは、この時期にしか見る事ができません。
紫陽花苑開場時間:8時30分~17時00分(17時30分閉門)
料金:大人700円、中高生400円、小学生150円
三千院のあじさいの見頃時期はいつ?
三千院のあじさいは、早咲きの品種は5月下旬ごろから咲き始め、6月中旬から7月上旬あたりが見頃です。
先述の星あじさいの見頃は6月中旬。
あじさいの開花時期には三千院あじさい祭が開催されますので、こちらも併せて訪れてみてはいかがでしょうか。
2018年現在のあじさいの開花情報
三千院は京都の市街地から少し外れた場所にあるため、開花が遅くなることもあるようです(7月中旬まで見頃となる年もあります)。
お出かけ前に後述するサイトで開花状況をチェックされる事をおすすめします。
あじさいの時期が来ると、三千院のFacebookで開花状況が投稿されます。
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また、京阪電車のウェブサイトでは沿線の花の開花情報が発信されており、三千院のあじさいの開花状況も確認できます。
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さらに、現在のあじさいの咲き具合を知るならTwitterやInstagramで一般のユーザーが投稿した画像も参考になります。
ただし投稿されている画像が必ずしも最新のものとは限らないので、注意しなければなりません。
(今年のあじさいの画像ではなかったり、投稿の数日前に撮影された画像がアップされている可能性もある)
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Twitter「三千院 あじさい」の検索結果(画像付きのツイートのみ抜粋)
(あじさいの花とは無関係のツイートや画像も拾ってしまいますが、参考程度にはなるでしょう。)
2018年のあじさい祭の開催情報
あじさいの時期になると、境内の金色不動堂にてあじさい祭が開催されます。
降魔祈伏の大般若経転読会に始まり、邪気が入らないように弓から矢を放つ法弓(ほうきゅう)、剣を振って邪気を祓う法剣(ほうけん)などの作法が披露されます。
また、高僧、名士などによるチャリティー墨蹟展も行われ、墨蹟が特別価格で展示即売されます。
屋台が立ち並んだり、様々な楽しいイベントが行われるような祭ではありませんが、格式高い厳かな行事を見る事ができます。
- 開催期間:6月18日~7月14日(2017年時)
- 法要時間:11時00分から
あじさいの季節の三千院の混雑状況!駐車場はある?
桜の時期や紅葉の時期は相当な混雑が予想される三千院ですが、7月は年間で観光客の少ないシーズンであり、あじさいの時期はそれほど混雑を心配する必要はありません。
三千院自体に駐車場はありませんが、1日500円で利用できる「三千院道駐車場」や「大原女駐車場」など、徒歩10分以内で三千院まで到達できる駐車場があります。
三千院までのアクセス方法
車の行き方
名神高速・京都東IC→国道161号線→湖西道路経由真野ICから約22分
電車・バスの行き方
京都駅から京都バス17系統乗車→「大原」下車後、徒歩10分
京阪電車「出町柳駅」から京都バス16、17系統乗車→「大原」下車後、徒歩10分
以上、三千院のあじさいについてお話してきましたが如何だったでしょうか?
市内から少し離れた自然豊かな三千院にはあじさい以外にも見所がいっぱいです。
城壁を思わせる御殿門や、平安時代に建てられた往生極楽院、祈願道場としての金色不動堂。
そうした建造物だけでなく、紅葉の美しさで有名な有清園や、苔と樹木の緑が目に眩しい聚碧園(しゅうへきえん)などの庭園も魅力です。
眺めているだけで心が洗われるようなスポットの数々を、あじさいと共に是非ご堪能頂ければと思います。