京都市の西にある善峯寺(よしみねでら)。
一年を通じて四季おりおりの花や植物を楽しめ、その桜や紅葉はJR東海の「そうだ 京都、行こう」のCMに取り上げられたこともあるほど。
そんな善峯寺はあじさいの名所でもあり、およそ3,000坪に植えられた約8,000株のあじさいは幻想的で圧巻。
ここでは、あじさいの開花情報などを紹介します。
善峯寺のあじさいの見頃はいつ?
今から約千年前、平安中期の1029年に源算上人により開かれた天台宗のお寺である善峯寺。
3万坪の境内の中に、3,000坪の白山あじさい苑があります。
もともとこのあじさい苑は、源算上人が写経のための墨をすったとされる湧水「白山名水」のあった場所。
京都市内の眺望が素晴らしいことから、眺望と花の両方を味わえるよう昭和初期に植えられた杉を伐採しあじさいが植えられたそうです。
石段が続く両脇に青、白、ピンクのセイヨウアジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイなど様々な品種のあじさいが咲く姿を楽しめます。
例年の見頃は6月上旬から7月上旬です。
2018年(平成30年)のあじさいの見頃と現在の情報は?
2018年のあじさいの見頃は、3月より気温が高まったため例年より早めと予想されています。
よって見頃は5月下旬から6月中旬と見込まれます。
あじさいの季節が来ると、善峯寺のTwitterに開花状況が掲載されます。
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現在のあじさいの咲き具合を知るならTwitterやInstagramで一般のユーザーが投稿した画像も参考になります。
ただし投稿されている画像が必ずしも最新のものとは限らない(今年のあじさいの画像ではなかったり、投稿の数日前に撮影された画像がアップされている可能性もある)ので、注意しなければなりません。
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Twitter「善峯寺 あじさい」の検索結果(画像付きのツイートのみ抜粋)
(あじさいの花とは無関係のツイートや画像も拾ってしまいますが、参考程度にはなるでしょう。)
山肌一面に咲くあじさいと京都市内の展望を楽しもう!
山門から歩き続けること約10分であじさい苑に到着します。
山寺ですの坂道や石段が続き、ちょっとしたハイキング。
駅の階段の上り下りが困難な人には厳しい道のりです。
それでも頑張って歩き続けると、疲れも吹き飛ぶような絶景が待っています。
山肌一面に咲き誇るあじさいはとにかく圧巻です。
斜面ですので、下からも上からもいろいろな角度からあじさいを楽しめます。
また、標高300mほどに位置しており、京都市街、京都タワーや比叡山も望めます。
あじさい越しに京都市街を撮影するのも素敵ですね。
善峯寺の電車のアクセスや最寄駅は?
善峯寺の最寄駅は、JR京都線「向日町駅」もしくは阪急京都線「東向日駅」です。
それぞれの駅からはバスまたはタクシーで善峯寺にアクセスできます。
バスの行き方
JR京都線「向日町駅」から
阪急バス 66番 善峯寺行き(乗車時間30分)、終点「善峯寺」下車、徒歩11分
阪急京都線「東向日駅」から
阪急バス 66番 善峯寺行き(乗車時間30分)、終点「善峯寺」下車、徒歩11分
バス停「善峯寺」からの徒歩でのアクセスルートマップ
タクシーの行き方
下記の駅からタクシーに乗車して善峯寺まで場合の所要時間の目安
- JR京都線「向日町駅」
- 阪急京都線「東向日駅」「長岡天神駅」
善峯寺までは約20分、2500円ほどです。
善峯寺に駐車場はある!駐車料金や収容台数は?
山門前に参拝者専用の駐車場があります。
山門まで徒歩1分と便利ですので、車でのアクセスがおすすめです。
- 開門時間 8時00分~17時00分
- 普通車 500円
- 収容台数 150台
6月~7月は春・秋に比べ参拝者が少ないものの、週末は駐車場が混み合う可能性もあります。
午前中の早い時間に到着しておくことをおすすめします。
善峯寺の入山料(拝観料)と拝観時間
拝観時間 8時00分~17時00分(16時45分受付終了)
拝観料
- 大人 :500円
- 高校生 :300円
- 小中学生:200円
あじさいだけでなく、ゆっくり境内一周してみては?
3万坪の広い境内、あじさい苑はまだ中腹あたりに位置します。
せっかくならば、あじさいだけでなく、いろいろな諸堂を巡ってみてはいかがでしょう?
回遊式庭園になっており、40分ほどで廻れます。
少々体力は要りますが、静かな山寺を散策すればリフレッシュ間違いなし。
善峯寺多宝塔と紅葉です。
境内全体では7分程度の色づきです。
11/15前後から見頃に入りそうです。 pic.twitter.com/ImvVSEW6c4— 京都 西山 善峯寺(よしみねでら) (@yoshimine1029) 2015年11月12日
↑紅葉の時期の画像ですが、多宝塔
↑遊龍の松
その際は、国指定重要文化財である多宝塔や国指定天然記念物の遊龍の松(樹齢600年以上!)もお見逃しなく。