ならの大仏で知られる世界文化遺産・東大寺で拝観料の値上げが行われます。

東大寺の拝観料が値上げ!いつからどう変わる?

東大寺の拝観料が2018年(平成30年)1月1日から値上げされます。

東大寺は境内の立ち入りは無料ですが、一部のお堂や施設の内部の立ち入るのは有料です。

 

東大寺で有料なお堂・施設は次の4か所です。

  • 大仏殿
  • 法華堂
  • 戒壇堂
  • 東大寺ミュージアム

 

上記のそれぞれのお堂・施設ごとに拝観料を納める必要があります。

大仏殿、法華堂、戒壇堂、東大寺ミュージアムの拝観料はすべて同じで次のように変更されます。

 

値上げ前と後の拝観料(個人料金)

  • 大学生以上:500円 → 600円
  • 高校生  :500円 → 600円
  • 中学生  :500円 → 600円
  • 小学生  :300円のまま変更なし

中学生以上が100円値上げされますが、小学生の拝観料は値上げされず変更はありません。

 

 

東大寺では30名以上で団体割引が適用されますが、団体料金も値上げされます。

値上げ前と後の拝観料(団体料金:30名以上)

  • 大学生以上:450円 → 550円
  • 高校生  :400円 → 500円
  • 中学生  :300円 → 400円
  • 小学生  :200円のまま変更なし

団体料金も中学生以上がそれぞれ100円値上げされ、小学生は変更されません。

 

 

東大寺では大仏殿と東大寺ミュージアムのみ共通拝観券がありますが、共通拝観券も変更されます。

共通拝観券の取り扱いは個人のみで、団体では使用できません。

 

値上げ前と後の共通拝観料(個人のみ)

  • 大人(中学生以上):800円 → 1000円
  • 小学生     :400円のまま変更なし  

中学生以上が200円値上げされます。

 

 

拝観料のほかに拝観時間も変更されます。

 

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東大寺では拝観時間も変更される

拝観時間も2018年1月1日以降、変更されます。

 

変更前と後の拝観時間
(開門時間~閉門時間)

  • 11~2月:午前8時00分~午後4時30分
       → 午前8時00分~午後5時00分
  • 3月   :午前8時00分~午後5時00分
       → 変更なし 
  • 4~9月  :午前7時30分~午後5時30分
       → 変更なし 
  • 10月   :午前7時30分~午後5時00分
       → 午前7時30分~午後5時30分

11月~2月と3月で拝観時間を分けていたものを統一し、11月~2月の閉門時間を30分遅くしています。

4月~9月と10月で拝観時間を分けていたものを統一し、10月の閉門時間を30分遅くしています。

 

上記の拝観時間は大仏殿、法華堂、戒壇堂のもので、

東大寺ミュージアムのみ開館時間が午前9時30分で他より遅いですが、開館時間はそのままのようです。

東大寺ミュージアムの閉館時間は大仏殿、法華堂、戒壇堂と同じなので、10月と11月~2月が30分ずつ延びます。

 

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拝観料の値上げは建造物の管理・防犯対策などを目的に実施

東大寺の拝観料の値上げは160を超える建造物の管理費や防犯対策などに充てるためだそうです。

 

東大寺は国宝や重要文化財などに指定されている建造物を数多く所有しているので、莫大な維持費がかかりますし、

国史跡の東塔跡などの整備にもお金が必要だそうです。

 

そして防犯対策を強化するためにも値上げするとのことです。

 

2015年の4月以降、日本各地の神社仏閣で油のような液体かけられるという事件が起こっていますが、

2017年4月13日、警視庁は同月に明治神宮の鳥居や門に液体がかけられていた事件で、

既に日本から出国している40代の朝鮮族の中国籍の女性2名に容疑者として逮捕状を発布し

全国指名手配したことは記憶に新しいです。

 

東大寺では2015年4月10日に南大門と大仏殿で油のような液体がまかれていることを確認され、

2016年11月21日にも大仏殿の内部にある金属製の花瓶や大仏蓮弁蓮華蔵世界図のレプリカに液体の痕が確認されています。

 

東大寺の件と指名手配犯の関連は現状不明ですが、いずれにしても防犯対策の強化は必要ですね。

特に南大門は24時間いつでも門のそばに行けますし。

 

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近年では法隆寺や薬師寺でも拝観料の値上げがされている

東大寺以外の著名は観光寺院以外でも近年、拝観料の値上げが実施されましたので、参考程度にしかなりませんが掲載します。

 

法隆寺では2015年1月に拝観料が値上げされています。

法隆寺は東大寺のように有料施設ごとに拝観料を支払うのではなく、

西院伽藍・大宝蔵院・東院伽藍の拝観料が共通になっています。

 

法隆寺の拝観料

  • 中学生以上:1000円 → 1500円
  • 小学生  :500円 → 750円

 

東大寺は拝観料値上げは17年ぶりですが、2015年の法隆寺は1993年以来の22年ぶりの値上げだったそう。

 

 

薬師寺でも拝観料の値上げが2015年9月26日に実施されています。

薬師寺では常時拝観できる白鳳伽藍と、毎年期間を限定して公開している玄奘三蔵院伽藍の公開期間で拝観料が異なります。

 

玄奘三蔵院伽藍の非公開時の拝観料

  • 大人:500円 → 800円

 

玄奘三蔵院伽藍の公開時の拝観料

  • 大人:800円 → 1100円

高校生以下の拝観料は上記とは異なりますが、値上げ前の拝観料を探したものの見つからなかったので書いていません。

 

 

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最後まで読んでくださりありがとうございました。