東寺の五重塔は通常非公開ですが、特別公開時は初層内部を拝観することができます。

五重塔の通常時と特別公開時の拝観料や拝観の詳細の違いなどを紹介しています。

京都・東寺の五重塔の2018年の特別公開はいつ?

第52回 京の冬の旅で東寺の五重塔が特別公開されます。

 

東寺五重塔の公開概要は次の通り。

 

公開期間

  • 2018年(平成30年)1月6日(土)~3月18日(日)

 

拝観時間

  • 午前9時00分~午後4時30分(受付終了)

 

拝観料

  • 800円

 

公開場所

  • 五重塔の初層内部、金堂・講堂の内部

 

例年春と秋にも五重塔の特別公開が実施されているので、2018年もそれらの時期に五重塔初層を特別拝観できるでしょう。

 

東寺の五重塔の通常時に拝観できるのは?

通常時は五重塔の下までは行けます。

 

五重塔は金堂・講堂の拝観料を納めなければ立ち入れない場所に建っています。

 

金堂・講堂の拝観料を納めればそれらの内部を拝観することが可能で、五重塔の目の前にも行けます。

ただし、五重塔初層の扉は閉じられているので、内部を拝観することはできません。

 

東寺の五重塔の特別公開の詳細は?

特別公開期間は五重塔初層の扉が開かれて、内部に立ち入ることができます。

 

立ち入れるのは塔の初層部分のみで、二層目以上に登ることはできません。

 

五重塔の中心には心柱が立っていますが、初層内部には心柱を囲むように仏像が配置されています。

初層内部では心柱を大日如来に見立て、柱の四方に阿閃如来三尊像、宝生如来三尊像、阿弥陀如来三尊像、不空成就如来三尊像を配置する形で祀られています。

また、初層の外壁内側には真言八祖像が描かれています。

 

 

五重塔の拝観は金堂・講堂の拝観とセットになっているため、拝観したい場所が五重塔のみか、金堂・講堂のみの場合でもこれらがセットになった特別拝観の拝観料を納めなければなりません。

(通常の金堂・講堂の拝観料は大人500円。五重塔初層の特別公開時は800円。)

 

 

特別公開時の金堂・講堂の拝観は通常時と変わらない場合がほとんどです。

 

過去には金堂の十二神将像が灌頂院で特別公開されたり、講堂の立体曼荼羅を360度の角度から拝観できる特別公開が実施されたこともありますが、金堂・講堂について何も書かれていなければ、五重塔初層の特別公開期間も両堂は通常の拝観と変わらないと見なして良いです。