東京国立博物館(東博)では、毎年春にその年の新指定国宝・重要文化財が一挙に展示されます。
この記事では平成29年度(2017年度)の新指定国宝・重文の概要や展示期間を紹介します。
東博の平成29年(2017)新指定国宝・重要文化財の展示期間はいつ?
過去5年の日程を見てみると…
- 平成28年(2016年)は4月19日(火)~5月8日(日)
- 平成27年(2015年)は4月21日(火) ~ 5月10日(日)
- 平成26年(2014年)は4月22日(火) ~ 5月11日(日)
- 平成25年(2013年)は4月16日(火) ~ 5月6日(月・休)
- 平成24年(2012年)は4月28日(土) ~ 5月13日(日)
平成24年は異なりますが、平成25年以降の直近4年は4月第3火曜日~5月のゴールデンウィーク終了ぐらいまでということで、平成29年も近年の展示期間と同じですね。
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東博の平成29年(2017)新指定国宝・重要文化財の展示場所はどこ?
新指定国宝・重文が東京国立博物館で展示されるとはいえ、東京国立博物館には本館、平成館、表慶館など複数の展示館があります。
新指定国宝・重文のお披露目はどこでおこなわれるのはどの展示館なのでしょうか?
過去5年を見てみると…
- 平成28年(2016年)は彫刻以外のすべて
(絵画、工芸品、書跡・典籍、古文書、考古資料、歴史資料)
と彫刻の一部は本館8室、彫刻の一部は本館11室で展示 - 平成27年(2015年)は彫刻以外は本館8室、彫刻は本館11室で展示
- 平成26年(2014年)は彫刻以外は本館8室で、彫刻は本館11室で展示
- 平成25年(2013年)は彫刻以外のすべてと彫刻の一部は本館の特別1室・特別2室で展示
彫刻の一部は本館11室で展示 - 平成24年(2012年)はすべて本館の特別1室・特別2室で展示
展示館は本館で、展示室は展示品のすべて(あるいは彫刻以外)が本館8室で展示、
彫刻が本館8室で展示されない場合は、本館11室に展示されることになりそうです。
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東博の平成29年(2017)新指定国宝・重要文化財の展示品は?
東博の平成29年の新指定国宝・重要文化財で出品される新指定国宝・新指定重要文化財は未発表ですが、ほとんどが実物展示されると思われます。
過去の5年間を見てると…
- 平成28年(2016年)は新指定国宝・重文を合わせた52件をすべて展示(うち3件は写真パネル展示)
- 平成27年(2015年)は新指定国宝・重文を合わせた46件をすべて展示(うち2件は写真パネル、1件は拓本複製展示)
- 平成26年(2014年)は新指定国宝・重文を合わせた51件をすべて展示(うち4件は写真パネル展示)
- 平成25年(2013年)は新指定国宝・重文を合わせた53件をすべて展示(うち4件は写真パネル展示)
- 平成24年(2012年)は新指定国宝・重文を合わせた48件のうち44件を展示(うち2件は写真パネル展示)
平成25年(2013年)以降は新指定国宝・重要文化財が全件展示されていることがわかります。
ただそのうち2件~4件は写真パネルや複製品が展示されています。
平成29年(2017年)は新国宝件数が7件・新重要文化財件数が37件です。
平成29年(2017年)が近年と同じように展示されるなら新国宝7件・新重要文化財37件を合わせた44件のうち40数件が実物展示され、
残りが写真パネルなどの展示になるのではないでしょうか?
特に巨像である天野山金剛寺の大日如来坐像・不動降三世明王坐像は写真のパネル展示になる可能性が高そうです。
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先の話になりますが、東京国立博物館で仁和寺が開催されます。
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