清水寺に来た人で清水の舞台を拝観しない人はほとんどいないでしょうが、
胎内めぐりの拝観受付が目立ちにくいからか、そもそも存在をそれほど知られていないからか、胎内めぐりをする人は清水寺参拝者の一部です。
この記事では清水寺で胎内めぐりができる場所や胎内めぐりの内容、拝観所要時間などを紹介します。
清水寺で胎内めぐりができる場所は随求堂
随求堂は上の図の中央より少し左の黄色の四角で囲んだ場所にあります。
仁王門を通って進めば、随求堂に着きます。
清水寺本堂の舞台に向かう途中にあるので、場所はわかりづらくはないです。
そばには三重塔もありますので、これも目印になります。
胎内めぐりの拝観料金
随求堂の胎内めぐりの拝観料は小学生以上が100円です。
清水の舞台の拝観料とは別料金です。
清水寺を訪れて胎内めぐりだけをして帰る人はあまりいないと思いますが、清水の舞台の拝観受付は轟門の近くにあるため、本堂の舞台にいかないなら舞台の拝観料は不要です。
ただ、清水の舞台がある場所はお寺の本堂ですし、参拝するべきだとは思います。
清水寺の胎内めぐりはカップルのデートにおすすめ?石で願いが叶う?
胎内めぐりの拝観時間は?夜間の受付もあり?
随求堂の胎内めぐりの拝観時間は、午前9時00分~午後4時00分です。
清水寺の開門時間が午前6時00分で、閉門時間が早くても午後6時00分であることと比較すると、胎内めぐりの拝観時間は短いので注意が必要です。
清水寺では春・夏・秋に夜間特別拝観が実施されますが、この時に胎内めぐりの拝観も受け付けています。
胎内めぐりの夜間特別拝観時の拝観受付時間は公式サイトに明記されていませんが、清水寺本堂の拝観時間は書かれているので、必要であれば下記リンクを参照してください。
胎内めぐりの内容と拝観所要時間は?
随求堂の拝観受付で拝観料を納めると、下に続く階段があるので下ります。
階段の先は真っ暗で何も見えません。
胎内めぐりの入口から出口までの左側の壁沿いにはずっと大きな数珠の珠が連なっています。
胎内めぐりでは後述する「随求石」のところ以外では、左手でこの数珠を触りながら暗闇を進みますので、左手が塞がった状態になります。
肩にかけられない荷物があるなら右手で持ちましょう。
しばらく進むと、暗闇の中に一か所だけ明るくなっている場所にたどり着きます。
明るくなっている場所の中央には石が置かれています。
これは「随求石」と呼ばれる石で、石の上面には随求堂の本尊の大随求菩薩を示す梵字が刻まれています。
随求石を回して一つだけ願い事をすると、その願いが叶うとされています。
石は簡単に回転しますので、それほど力はいりません。
ほんのりと明るくなった中に随求石がある光景はとても幻想的ですよ!
暗闇を抜けて随求堂の外に出れば胎内めぐりは終了です。
出口は入口の階段の隣ですので、随求堂の正面に出てくることになります。
胎内めぐりの拝観所要時間は5分ぐらいです。
日中は団体客と鉢合わせしなければ待ち時間はほとんどありません。
夜間特別拝観時の方が待ち時間が長くなることが多いようです。