京都には世界遺産に登録されている場所が17カ所ありますが、数が多いのでおすすめ度が高い何カ所かだけを巡りたいという場合もあるでしょう。

この記事では京都の世界遺産を7つの視点でランキングしています。

すべて筆者の独断に基づくものなので参考程度に見てくださいね。

↓京都の世界遺産の一覧

 

やっぱり人気は有名どころ?定番ランキング5選

1位:清水寺

京都の代表的な観光地といえば清水寺。

 

「清水の舞台から飛び降りる」ということわざで有名な清水寺本堂が見どころ。

漢検の今年の漢字が発表されるお寺であることでも知られています。

 

2位:金閣寺(鹿苑寺)

正式な寺号は鹿苑寺。

金閣寺の通称の由来になっている「金閣」は舎利殿という建物です。

 

知名度は清水寺より上かも?!

 

3位:銀閣寺(慈照寺)

正式な寺号は慈照寺。

銀閣寺の通称の由来になっている「銀閣」とは観音殿という建物です。

 

金閣寺とともに高い知名度を誇る寺院。

 

4位:平等院

平等院は境内にある鳳凰堂というお堂が、10円玉のデザインに採用されていることで有名。

 

さらに、鳳凰堂の屋根の上に立つ鳳凰像は一万円札にデザインされています。

 

5位:天龍寺

嵐山は京都の人気観光スポットのひとつ。

 

天龍寺は嵐山エリアの中で代表的な寺院です。

 

金閣寺や平等院などと比べると知名度は低いですが、嵐山観光に行く人の多くが訪れるのではないかと思われる場所。

 

他にも比叡山延暦寺や東寺(教王護国寺)は日本史の教科書に出てくるので、名前だけなら聞いたことがあるという人が多いはず。

 

次は逆に穴場と言えそうなところのランキングです。

知名度が低そうなのはどこ?穴場ランキング3選

1位:宇治上神社

「宇治に世界遺産が2つもあるなんて知らなった!」

はじめて宇治観光に行く時にそう思う人も多いのではないでしょうか。

 

平等院目的で宇治に行って、現地で世界文化遺産・宇治上神社の存在を知るケースもあるようです。

 

それほど広い神社ではないため、滞在する人が少なく、境内が混雑しにくいという意味では穴場ですが、平等院とその周辺巡りする観光客がけっこういるため、参拝者はまあまあ来ます。

 

 

2位:高山寺

高山寺がある場所は京都市の市街地から離れた山の中。

高山寺と合わせて観光ルートに組み込まれることがある場所は、近くにある神護寺と西明寺という2ヶ所のお寺ぐらいなので、あまり人が多くないです。

 

ただし紅葉の時期は人が多いので、それ以外の時期に限定すれば穴場といえます。

 

石水院では縁側に座りながらまったりできます。

 

3位:醍醐寺

醍醐寺の境内は醍醐山の山麓(下醍醐)と山上(上醍醐)にあります。

 

下醍醐は参拝者が多いですが、上醍醐に行くには片道50分程度の登山をしなければならないので、上醍醐だけを見れば人が少ないです。

 

無理やりランキングに組み込んだようになりますが(苦笑)、上醍醐に限定という条件付きなら穴場です。

 

拝観料不要!無料で堪能できるランキング4選

1位:西本願寺

西本願寺は日本の仏教宗派で信者数がトップの浄土真宗本願寺派の本山。

 

神社と違って、京都のお寺は拝観料が必要なところが多いですが、西本願寺は拝観料不要。

(お賽銭ぐらいは納めるべきですけど。)

 

他の京都の世界遺産に比べると、観光色が薄いです。

 

 

御影堂と阿弥陀堂はどちらも大きな木造建築で、堂内は信仰の雰囲気が漂っています。

 

京都には「国宝の三大唐門」と呼ばれる唐門があります。

大徳寺の唐門と豊国神社の唐門、そして西本願寺の唐門です。

 

西本願寺の唐門は国宝三大唐門の中でも、特に装飾が鮮やかで、その美しさに日が暮れるまで見とれてしまうことから「日暮門(ひぐらしもん)」とも呼ばれます。

この唐門も無料で拝観できます。

 

2位:下鴨神社

一部の建築の拝観・参拝は有料ですが、普通に参拝するだけなら拝観料不要ですし、原生林の「糺の森(ただすのもり)」も無料で散策できます。

 

下鴨神社の境内には、美人祈願で有名な河合神社や縁結び・恋愛成就の相生社(あいおいのやしろ)もあり、女性や若年層におすすめです。

 

3位:上賀茂神社

本殿やその周辺の建造物の拝観は有料ですが、普通に参拝するだけなら拝観料は不要です。

 

細殿の前に盛られた円錐形の砂(立砂)は神が降臨する場所とされていて、それを目にすると境内の雰囲気も合わせて、心が浄化されそうな気持ちになります。

 

 

4位:宇治上神社

宇治上神社に参拝したことがある人は、「拝殿の背面に立っている本殿の前で手を合わせて帰るだけ」という記憶しかないという人が少なくないかもしれません。

 

京都にある他の世界遺産と比べると地味な印象が強いでしょう。

 

ですが、拝殿は寝殿造(しんでんづくり)という平安貴族の邸宅に見られる建築様式の特徴が見られる建造物で、優雅な雰囲気を感じられます。

 

本殿は現存する神社建築で最も古いとされるもので、すごさがわかりやすいにくいですが、文化財として尊いものです。

 

五重塔がおすすめの場所ランキング3選

1位:東寺

京都駅の近くにある五重塔。

 

江戸時代以前の五重塔で現存するもののなかでは日本一高い五重塔。

 

五重塔の前にある池から塔を見るのもすてき。

 

2位:仁和寺

東寺の五重塔と同じ年に建てられた五重塔があります。

御殿の北庭から眺められるのがすばらしい。

 

桜の時期なら、桜と一緒に五重塔を写真に収めるアングルで見るのがきれい。

 

3位:醍醐寺

京都で現存最古の五重塔があります。

桜の時期も紅葉の時期に見るのも良いです。

 

桜がおすすめの場所ランキング3選

1位:醍醐寺

日本さくらの名所100選に指定されています。

個人的には京都の世界遺産のなかだけでなく、京都のお寺で一番おすすめしたい桜の名所。

 

特に総門から仁王門の前までの桜並木が美しい。

 

総門をくぐるって、目の前に桜並木が見える光景に感動するでしょう。

 

 

2位:仁和寺

日本さくらの名所100選に指定されています。

 

仁和寺にある御室桜は背の低い桜で、目線のに近い高さで花を愛でることができます。

 

御室桜は京都で遅咲き桜。

他の桜の名所へ行って、その一週間後ぐらいに仁和寺に行けば、二度、桜の花見を楽しめます。

 

3位:天龍寺

曹源池庭園には桜があり、春の庭園はいつも以上にきれいです。

多宝殿の前にある枝垂れ桜がとりわけ美しい。

 

紅葉がおすすめの場所ランキング3選

1位:高山寺

普段は境内への立入は無料ですが、紅葉の時期は有料になります。

それだけ紅葉の見頃は観光客が増えるのです。

菱形の石畳と紅葉の赤色がきれいにマッチングします。

 

2位:清水寺

広い境内のところどころに楓の木があります。

清水の舞台の下にある紅葉がきれいですが、当然ながら本堂の舞台からはよく見えません。

 

奥の院の舞台から、本堂を見ると真っ赤な紅葉の上に清水の舞台が見えるので、そこがおすすめの写真撮影場所です。

 

3位:下鴨神社

新緑の時期は青々している糺の森は、紅葉の見頃は赤く染まります。

 

糺の森の紅葉の見頃は、京都の観光スポットの中でも遅いです。

 

他の紅葉の名所の見頃を逃しても、下鴨神社に行けば大丈夫な時もあります。

 

総合的にオススメランキング4選

1位:清水寺

巨大な木造建築である清水寺本堂は、その大きさに一目ですごさを感じます。

そのわかりやすさがおすすめの理由。

 

随求堂の胎内めぐりも一度は体験していただきたいです。

真っ暗な空間を手すりを頼りに進む胎内めぐりは見ることが中心になりがちが神社仏閣観光の中では珍しいものだからです。

 

清水寺は最寄りの駅やバス停から遠く、少しアクセスしづらいですが、周辺には飲食店、お土産屋さんが多いので、その意味でもおすすめしたい観光スポットと言えます。

近くには高台寺や八坂の塔などの和の雰囲気を感じられる場所があるのもいいところですす。

 

2位:天龍寺

嵐山を上手く庭園の遠景に取り入れた曹源池庭園は京都の庭園のなかでも絶景です。

天龍寺に行けば「京都で日本庭園を見た!」と思えるのではないでしょうか。

 

駅からアクセスしやすい場所にありますし、周辺には飲食店や土産物屋がたくさんあります。

渡月橋や竹林などの観光スポットと合わせて行くこともできるところもおすすめの理由です。

 

3位:二条城

二の丸御殿と庭園がすばらしく、個人的には何度訪れても飽きないです。

 

二の丸御殿内にある障壁画は派手すぎない適度な美しさの空間を生み出しています。

部屋の用途に応じた絵が描かれていて、その点も見ていて面白いです。

 

3種類の庭園は美しいだけでなく、それぞれ異なる雰囲気なので見比べて楽しむこともできます。

 

天守は現存していませんが、石垣や堀、櫓なども楽しめるお城好きの方にはより一層おすすめしたいです。

 

4位:仁和寺

五重塔や二王門は大きくて見応えがありますが、一番の見どころは御殿です。

 

御殿の廊下を歩いていると時代劇の世界に飛び込んだような気持ちになります。

 

御殿の縁側に座って庭園もゆったり眺めることで優雅雅な時間を過ごせます。

 

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