東大寺の仏像のおすすめ拝観コースと見学所要時間のアイキャッチ画像

東大寺には仏像を拝観できるお堂がたくさんありますが、境内が広いため回り方や見学所要時間が気になるところ。

 

当記事では東大寺の仏像のおすすめ拝観コースと所要時間の目安を紹介します。

 

東大寺の見どころの参拝所要時間の目安は?おすすめ見学コースを紹介

↑東大寺の一般的なおすすめ見学コースは上記記事で紹介しています。

東大寺の仏像のおすすめ拝観ルートは?境内地図で紹介

東大寺のおすすめ仏像拝観コースマップ
東大寺のおすすめ仏像拝観コースマップ
南大門 → 中門 → 大仏殿 → 三昧堂(四月堂) → 法華堂(三月堂) → 戒壇堂 → 東大寺ミュージアム

上記の順番に巡るのがおすすめの順番です。

 

上の図では、南大門から伸びる赤い線を引いていますが、それが当記事で紹介するルートです。

 

(中門の前を2回目に通る時のルートは黄緑色の線で示しています。

戒壇堂から東大寺ミュージアムへ行くルートは、戒壇堂から中門まで折り返し、南大門の前まで戻るルートです。)

 

 

 

南大門の近くに東大寺ミュージアムがありますが、まずは東大寺の本尊・盧舎那仏坐像を祀る金堂(大仏殿)へ行くことが望ましいので、南大門から大仏殿を目指した後にその周りを巡るコースにしています。

 

 

上記のルートの詳細を画像で説明します。

 

 

コースで巡る7ヶ所の見学ポイントは下記記事で紹介しています。

東大寺の拝観所要時間はざっとどのぐらい?仏像の見学ポイントを紹介

南大門から中門までの行き方

南大門 → 中門 → 大仏殿 → 三昧堂(四月堂) → 法華堂(三月堂) → 戒壇堂 → 東大寺ミュージアム
東大寺南大門
東大寺南大門
まずはスタート地点の南大門の両脇に配置されている金剛力士像を拝観。

 

南大門の拝観は無料です。

 

 

ここから中門へ向かいます。

 

南大門を通って直進するだけで中門に到着します。

 

 

東大寺中門
東大寺中門

中門に着いたら門の両脇に配置される兜跋毘沙門天立像持国天立像を拝観。

 

中門の拝観も無料です。

 

 

大仏殿へ向かいます。

 

 

 

中門から大仏殿までの行き方

南大門 → 中門 → 大仏殿 → 三昧堂(四月堂) → 法華堂(三月堂) → 戒壇堂 → 東大寺ミュージアム
東大寺中門
東大寺中門

中門の前で左折します。

 

 

東大寺中門前
廻廊に沿って進む

廻廊に沿って西に進みます。

 

 

廻廊の西端
廻廊の西端

通常は上の画像に写っている廻廊西端の門(画像中央の看板があるところ)が大仏殿の拝観入口なのですが、写真撮影時は工事の関係で拝観入口の場所が変更されていました。

 

 

工事の段階ごとに大仏殿の拝観ルートが変更されているようです。

 

上の画像を撮影する数ヶ月前にも東大寺を訪れましたが、その時の大仏殿の拝観入口は上の画像の場所とも異なりました。

 

当記事では大仏殿の拝観入口が通常時の場所にあるという前提で進めていきます。

 

 

(記事冒頭に掲示したコースマップも大仏殿の拝観入口が通常時の場所にある前提で赤い線を引いています。)

 

 

東大寺大仏殿
東大寺大仏殿

大仏殿の拝観受付を済ませたら、大仏殿に入堂します。

 

大仏殿では、盧舎那仏坐像や両脇侍、四天王像を拝観できます。

 

 

大仏殿での拝観を終えたら三昧堂(四月堂)へ移動します。

大仏殿から三昧堂(四月堂)までの行き方

南大門 → 中門 → 大仏殿 → 三昧堂(四月堂) → 法華堂(三月堂) → 戒壇堂 → 東大寺ミュージアム
手向山八幡宮参道の鳥居
手向山八幡宮参道の鳥居

大仏殿の拝観出口を出たら矢印で示した方向(北)へ進みましょう。

 

画像中央に写っているのは手向山八幡宮の鳥居で、鳥居の方に進んでも良いのですが、ここでは左折する行き方を紹介します。

 

 

 

猫坂
猫坂

しばらく進むと、進行方向右側に猫坂と呼ばれる階段が見えますので登ります。

 

 

鐘楼
鐘楼

坂の上には広場のような空間が広がっています。

 

大きな鐘がある鐘楼の後ろ側に念仏堂があります。

 

 

念仏堂の脇の道を進む
念仏堂の脇の道を進む

三昧堂(四月堂)へ向かうには、念仏堂の向かって右側の道を進みます。

 

 

売店の前を通る
売店の前を通る

道中には、お土産や飲食物を販売するお店があります。

 

坂の上に法華堂が見える
坂の上に法華堂(三月堂)が見える

緩やかな坂と石段があり、上りきった先には法華堂(三月堂)があります。

 

法華堂(三月堂)
東大寺法華堂(三月堂)

ここで法華堂(三月堂)を拝観しても良いですが、先に画像の向かって左後ろにある三昧堂(四月堂)へ行きます。

 

 

東大寺三昧堂(四月堂)
東大寺三昧堂(四月堂)

三昧堂(四月堂)では十一面観音立像阿弥陀如来坐像などを拝観できます。

 

拝観料は無料です。

 

 

次は法華堂(三月堂)です。

三昧堂(四月堂)から法華堂(三月堂)までの行き方

南大門 → 中門 → 大仏殿 → 三昧堂(四月堂) → 法華堂(三月堂) → 戒壇堂 → 東大寺ミュージアム
東大寺三月堂(法華堂)の南面
東大寺三月堂(法華堂)の拝観入口

三昧堂(四月堂)法華堂(三月堂)は近いので行き方を書くまでもないですね。

 

 

法華堂(三月堂)では不空羂索観音立像をはじめとした天平時代の乾漆像9軀を拝観できます。

 

拝観は有料です。

 

 

戒壇堂へ向かいます。

法華堂(三月堂)から戒壇堂までの行き方

南大門 → 中門 → 大仏殿 → 三昧堂(四月堂) → 法華堂(三月堂) → 戒壇堂 → 東大寺ミュージアム
手向山八幡宮の鳥居の右側に回り込む
手向山八幡宮の鳥居の右側に回り込む

法華堂(三月堂)の拝観入口の向かい側には手向山八幡宮の鳥居があります。

 

画像の矢印で示したように、鳥居の前を右側に回り込む方向に進みます。

 

手向山八幡宮の楼門と逆方向に進む
手向山八幡宮の楼門と逆方向に進む

画像中央奥の手向山八幡宮の楼門とは逆方向に進みます。

 

手向山八幡宮の鳥居を通って進む
手向山八幡宮の鳥居を通って進む

直進すると、大仏殿の拝観出口の近くにある鳥居を通ることになります。

 

 

大仏殿から三昧堂(四月堂)へ移動する時には通らなかった鳥居です。

 

 

 

当記事では法華堂(三月堂)拝観後のみ上の画像の鳥居を通るルートを紹介していますが、もちろん鳥居のある参道を往復して三昧堂(四月堂)・法華堂(三月堂)へ行っても良いです。

 

 

鳥居を通ったらそのまま中門の方に進みます。

 

中門の前を進む
中門の前を進む

中門の前をそのまま通過し、回廊に沿って進みます。

 

 

回廊西端の近くにあるトイレの右側を進む
回廊西端の近くにあるトイレの右側を進む

廻廊の西端の近くには画像左上のトイレがあります。

 

画像右奥に建物の屋根がわずかに写っていますが、それが戒壇堂の屋根です。

 

黄色の矢印で示した道を進みます。

 

ここから先は開けた場所なので、戒壇堂の屋根が見える方向に進めば良いです。

 

東大寺戒壇堂の門前
東大寺戒壇堂の門前

戒壇堂では、四天王立像を拝観できます。

 

拝観は有料です。

 

東大寺ミュージアムへ向かいます。

 

戒壇堂から東大寺ミュージアムまでの行き方

南大門 → 中門 → 大仏殿 → 三昧堂(四月堂) → 法華堂(三月堂) → 戒壇堂 → 東大寺ミュージアム
中門から南大門へ向かう
中門から南大門へ向かう

戒壇堂へ来る前に通った中門の前に戻ります。

 

そこからスタート地点である南大門の方へ進みます。

 

東大寺ミュージアム
東大寺ミュージアム

南大門の手前、進行方向右側に東大寺ミュージアムがあります。

 

東大寺ミュージアムでは、日光・月光菩薩立像誕生釈迦仏立像弥勒仏坐像などを拝観できます。

 

 

時期によっては展示されていない可能性もあります。

 

 

拝観は有料です。

 

これでルートの紹介は終了です。

東大寺の仏像の見学所要時間はざっとどのくらい?

前述の見学ルートで回った場合の所要時間の目安は3時間~3時間30分です。

 

所要時間の内訳は次の通り。

 

 

南大門(拝観:5分)

↓ (移動:5分)

中門(拝観:5分)

↓ (移動:5分)

大仏殿(拝観:30分)

↓ (移動:10分)

三昧堂(拝観:10分)

↓ (移動:1分)

法華堂(拝観:20分)

↓ (移動:15分)

戒壇堂(拝観:15分)

↓ (移動:10分)

東大寺ミュージアム(拝観:60分)

 

所要時間の合計:3時間11分

諸堂の拝観時間は人によって大きく変わりますし、紹介した一部のお堂を拝観しない場合はその分、所要時間が短くなります。

 

 

東大寺の見所を簡単にわかりやすく説明!ランキングでまとめて紹介

最後まで読んでくださりありがとうございました。