奈良の興福寺北円堂には運慶の晩年の仏像として知られている国宝の弥勒仏坐像(みろくぶつざぞう)や無著・世親像(むちゃく・せしんぞう)が安置されていますが、通常非公開です。
特別公開期間や拝観料を紹介します。
また、南円堂と同時開扉されることがあるのかということについても触れています。
2018年10月20日に一般公開が開始された興福寺中金堂に行ってきた!
拝観の様子は下記記事にまとめています。
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興福寺北円堂の拝観料・拝観時間は?
北円堂が特別公開される時の拝観料は、次の通りです。
北円堂の拝観料
- 大人 ・大学生 300円
- 中学・高校生 200円
- 小学生 100円
30名以上の場合は団体割引が適用されるようです。
北円堂の団体料金
- 大人 ・大学生 250円
- 中学・高校生 150円
- 小学生 90円
北円堂の特別公開は例年、春と秋にありますが、どちらの季節でも拝観料は変わりません。
続いて拝観時間です。
北円堂の拝観時間
- 午前9時00分~午後5時00分
(受付終了時間:午後4時45分)
北円堂の拝観所要時間は早い人だと5分未満ですが、仏像をじっくりと見る人は30分以上かける人もいるのではないでしょうか。
興福寺北円堂の2018年の春期・秋期の特別公開期間はいつ?
興福寺北円堂2018年の特別公開期間
春期:2018年4月21日(土)~5月6日(日)
秋期:2018年10月20日(土)~11月11日(日)
近年の北円堂・特別公開期間の記録
- 2014年4月26日(土)~5月11日(日)
- 2014年10月25(土)~11月9日(日)
- 2015年4月25日(土)~5月10日(日)
- 2015年10月24日(土)~11月8日(日)
- 2016年4月23日(土)~5月8日(日)
- 2016年10月22日(土)~11月13日(日)
- 2017年4月22日(土)~5月7日(日)
- 2017年の秋期は特別公開開催されず
2015年7月1日(水)~9月30日(水)はJR西日本の「なつの奈良旅キャンペーン2015」というキャンペーンで夏に北円堂が特別公開されましたが、これは例外です。
また、2017年の秋期は東京国立博物館で開催された特別展「運慶」に、北円堂の一部の仏像が展示された関係で特別公開はありませんでした。
北円堂の御開帳期間に限定御朱印を頒布
北円堂の御開帳期間のみ限定御朱印が頒布されます。
いただける場所などの詳細は下記記事にまとめています。
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興福寺北円堂と南円堂の特別開扉日が重なる年はある?
興福寺南円堂も北円堂と同様に通常非公開のお堂です。
南円堂は西国三十三所の第九番札所なので、なじみある人もいるのではないでしょうか。
南円堂には運慶の父・康慶が手がけた国宝、不空羂索観音坐像(ふくうけんさくかんのんざぞう)が本尊として安置されています。
南円堂の特別開扉(御開帳)の日付は毎年10月17日です。
曜日に関わらず、特別開扉の日にちは毎年一定です。
10月17日は北円堂の秋の特別公開期間に近いですが、南円堂の公開日と重なる年はあるのでしょうか?
過去の御開帳期間を見る限り、北円堂と南円堂が同時公開されることは基本的にありません。
2013年4月12日(金)~6月2日(日)は南円堂と北円堂が同時公開されましたが、これは例外です。
2013年が南円堂の創建1200年に当たる年だったからです。
ちなみに2013年の秋は北円堂も南円堂も例年通りの日に特別開扉が行われました。
北円堂の仏像一覧や堂内の仏像配置図などは下記記事を参考にしてください。
2019年以降も興福寺の節目にあたる年に、北円堂と南円堂の同時公開があるかもしれませんね。
南円堂の御開帳についての詳細や当日の様子は下記記事でまとめています。
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