仁和寺の御室桜のアイキャッチ画像

仁和寺は京都市の市街地にある桜の観光名所では最も遅咲きの御室桜で知られる寺院で、「さくらの名所100選」にも指定されています。

2019年の仁和寺の桜の開花予想や拝観所要時間などについて紹介しています。

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京都市・仁和寺の桜の種類は?御室有明やソメイヨシノなど

仁和寺の御室桜(御室有明)と五重塔
仁和寺の御室桜(御室有明)と五重塔

仁和寺の境内には約550本の桜の木があります。

 

桜の種類は染井吉野、しだれ桜、楊貴妃(ようきひ)、御衣黄(ぎょいこう)、御車返し (みくるまがえし)などですが、

御室桜の呼び名で親しまれている御室有明が最も著名です。

 

仁和寺境内全域にある御室有明の株数は約200株ですが、そのうち約130株は桜苑にまとまっています。

上の画像も桜苑で撮影したものです。

 

 

桜苑は中門の北西、観音堂の南の位置にあります。

仁和寺の境内案内図(PDF)

 

▲仁和寺境内にある御室桜の動画です(仁和寺のYoutube)。

桜苑を上空から俯瞰して見ることができます。

 

仁和寺で御室桜の花見をしながらの飲食は禁止

平成23年以降、桜苑での飲食は禁止されています。

以前は茶店の出店もありましたが、出店も禁止されました。

 

桜苑以外の場所(五重塔周辺や木立の中)では飲食可能とのことですが、

お寺や他の参拝者の迷惑にならないように気をつけましょう。

なお、大人数の場合は事前に仁和寺に申請が必要です。

 

御室桜2019年の開花・見ごろ時期の予想日?過去の満開日も掲載

仁和寺の近年の御室桜の開花状況は以下のとおりです。

仁和寺御室桜の開花日

  • 2018(平成30)年:4月1日
  • 2017(平成29)年:4月11日
  • 2016(平成28)年:4月5日
  • 2015(平成27)年:4月4日
  • 2014(平成26)年:4月5日
  • 2013(平成25)年:4月5日
  • 2012(平成24)年:4月14日
  • 2011(平成23)年:4月15日
  • 2010(平成22)年:4月7日
  • 2009(平成21)年:4月8日
  • 2008(平成20)年:4月8日
  • 2007(平成19)年:4月9日

 

仁和寺御室桜の見頃(満開の時期)

  • 2018(平成30)年:4月3日~5日
  • 2017(平成29)年:4月15日~17日
  • 2016(平成28)年:4月9日~12日
  • 2015(平成27)年:4月8日~11日
  • 2014(平成26)年:4月10日~13日
  • 2013(平成25)年:4月8日~12日
  • 2012(平成24)年:4月18日~20日
  • 2011(平成23)年:4月19日~22日
  • 2010(平成22)年:4月12日~16日
  • 2009(平成21)年:4月11日~12日
  • 2008(平成20)年:4月12日~13日
  • 2007(平成19)年:4月13日~16日

 

3月中旬時点では、2019(平成31)年の御室桜の開花予想は4月4日頃で、満開は4月6日頃の予想です。

 

2019年現在の桜の見頃と現在の情報は?

仁和寺の桜苑の御室桜
仁和寺の桜苑の御室桜

仁和寺のtwitterでは例年、桜の開花情報(何分咲きなのか)が画像つきのツイートで発信されています。

▼出かける前だけでも確認してみてはいかがでしょうか。

仁和寺の公式twitter

 

仁和寺の桜まつりの拝観料金や時間は?

仁和寺の御室桜と五重塔
仁和寺の御室桜と五重塔


仁和寺の境内は通常期は拝観無料です(桜のシーズンは有料。詳細は後述)。

仁和寺境内で拝観料が必要なのは通常期は、御殿のみです。

 

仁和寺御殿の拝観料(個人)

  • 大人 500円
  • 高校生 500円
  • 中学生 300円
  • 小学生 300円

30名以上で団体割引が適用されます。

 

仁和寺御殿の拝観料(団体料金)

  • 大人 450円
  • 高校生 450円
  • 中学生 250円
  • 小学生 250円

※ 障がい者手帳をお持ちの方は、手帳提示にて本人のみ拝観料が免除となります。

仁和寺御殿の拝観時間

  • 3月~11月:午前9時~午後5時
    (拝観受付終了は午後4時30分)
  • 12月~2月:午前9時~午後4時30分
    (拝観受付終了は午後4時) 

御殿の拝観料は、仁王門をくぐってすぐの場所(進行方向左側)にある拝観受付で支払います。

仁和寺御殿のルート案内マップ(PDF)

 

御殿の建造物や庭園は優雅で美しいですが、御殿の庭園から御室桜は見えません。

 

中門の北側には金堂、観音堂、五重塔、経蔵などのお堂があります。

これら建造物は内部の拝観はできませんが、外観だけなら通常期は拝観無料で見学することができます。

 

ですが、仁和寺は御室桜の開花~落花の時期のみ中門の北側の拝観を名勝・御室桜の保存のために有料(伽藍特別入山料金)にしています。

桜苑も中門の北側にあるので、御室桜の見ごろは境内の大部分の拝観が有料になります。

 

御室桜の開花~落花の日付は年によって多少は異なるので、中門以北の境内で伽藍特別入山料金が必要になる時期も年によって変わります。

仁和寺の伽藍特別入山料金(個人)

  • 大人 500円
  • 高校生 500円
  • 中学生 200円
  • 小学生 200円

 

30名以上で団体割引が適用されます。

仁和寺の伽藍特別入山料金(団体料金)

  • 大人 450円
  • 高校生 450円
  • 中学生 180円
  • 小学生 180円

 

※ 障がい者手帳をお持ちの方は、手帳提示にて本人のみ拝観料が免除となります。

仁和寺 伽藍特別入山料金が必要な時期の拝観時間

  • 午前8時30分~午後5時30分
    (拝観受付終了は午後5時)

 

桜とは別の話になりますが、仁和寺の霊宝館も毎年春季と秋季のみ有料で特別公開されます。

仁和寺霊宝館の開館期間

  • 春季:4月1日~5月第4日曜日まで
  • 秋季:10月1日~11月23日まで

2019年春期の開館期間は4月1日(月)~5月25日(日)ですね!

 

霊宝館では仁和寺の文化財が展示されます。

仏像以外は毎期、展示替えが行われますので、展示内容は変わります。

 

文化財(特に仏像)に興味をお持ちの方には霊宝館の拝観もおすすめします。

国宝指定されている仁和寺の旧本尊「阿弥陀三尊像」も拝観できます。

仁和寺霊宝館の拝観料(個人)

  • 大人 500円
  • 高校生 300円
  • 中学生 300円
  • 小学生 無料

30名以上で団体割引が適用されます

 

仁和寺霊宝館の拝観料(団体料金)

  • 大人 450円
  • 高校生 270円
  • 中学生 270円
  • 小学生 無料

※ 障がい者手帳をお持ちの方は、手帳提示にて本人のみ拝観料が免除となります。

仁和寺霊宝館の拝観時間

  • 午前9時~午後4時30分(受付終了)

 

桜を楽しむだけなら、桜苑だけを拝観すれば充分です。

ですが、仁和寺をはじめて参拝する方には御殿の拝観もおすすめしたいです。

 

御殿の拝観をすると、時代劇に出てきそうな雰囲気を持つ寝殿造風の建物やきれいな庭園を拝観できます。

御殿から御室桜は見えませんが、仁和寺に行ったことがないなら拝観をおすすめします。

 

霊宝館はお好みで拝観すれば良いでしょう。

 

 

仁和寺で夜間に桜のライトアップは無し

京都のお寺・神社、そのほかの桜の観光名所ではライトアップを行っている場所がありますが、仁和寺では桜のライトアップは例年行われていません。

夜桜を楽しみたい方は他の桜の名所に行きましょう。

 

↓京都の桜のライトアップが実施される観光スポット一覧

金堂・経蔵の特別公開は桜のシーズンが終わってから

2019年春季の京都非公開文化財特別公開では、通常期も観桜期も非公開となっている仁和寺の金堂・経蔵の特別公開が行われます。

ですが、公開期間が4月26日(金)~5月6日(月)なので、御室桜の見頃は過ぎてしまっていますね。

 

桜の時期の仁和寺の拝観所要時間と混雑は?

仁和寺の御室桜
仁和寺の御室桜

仁和寺の通常期の拝観所要時間の目安は、金堂や五重塔などがある無料エリアと御殿を合わせて40分です。

御室桜の時期になると、桜苑の立ち入りが可能になります。

 

桜の時期は混雑することや、写真を撮ることに多少なりとも時間かける人も多いはずなので、桜苑だけの所要時間でも20分ぐらいといったところでしょうか。

なので、境内と御殿と桜苑を合わせて1時間ぐらいあれば回りきれると思います。

(御殿の拝観をしない場合の所要時間の目安は40分。)

 

霊宝館も拝観するならさらに20分は欲しいところです。

 

御室桜の見ごろは通常期と比べると混雑しますが、過去に参拝した時のことを思い出すと、個人的にはそれほど混み具合は気になりませんでした。

(平日の午後に行ったから混雑していなかっただけかもしれません。)

 

できるだけ混雑を避けたいなら、やはり人が少ない朝早めの時間帯に参拝することをおすすめします。

 

仁和寺には専用駐車場ありますし、周辺にも駐車場がありますが、桜の時期の京都は大渋滞しますし、仁和寺近辺も混み合います。

道路が渋滞するので、自動車はもちろん、路線バスの利用もおすすめしません。

 

電車でのアクセスをおすすめします。

仁和寺の最寄り駅は京福電鉄の御室仁和寺駅で、駅から仁和寺二王門がよく見えるぐらい近いです。

はじめて仁和寺に行く場合でも駅から迷わずに行けるはずです。

 

↓京都の桜の名所の一覧