和歌山県の国宝仏像彫刻の数と一覧を掲載しています。
各国宝彫刻の拝観情報についても触れています。
和歌山県の国宝仏像彫刻の件数は?
和歌山県の国宝仏像(彫刻)の件数は5件です。
県別の国宝彫刻所有件数では奈良県、京都府に次ぐ第3位で、全国トップクラスです。
2017年に大阪府の国宝彫刻件数が5件になったので、大阪と同件数での第3位ですね。
和歌山県の国宝仏像一覧
和歌山の国宝仏像彫刻一覧(5件)
- 金剛峯寺八大童子立像 8躯(うち6躯は鎌倉時代初期、2躯は14世紀)
- 慈尊院弥勒仏坐像 1躯(892年)
- 金剛峯寺諸尊仏龕 1基(唐時代)
- 道成寺千手観音菩薩立像 1躯・菩薩立像 2躯 計3躯(10世紀初期)
- 熊野速玉大社熊野速玉大神坐像・夫須美大神坐像・家津御子大神坐像・国常立命坐像 計4躯(9世紀)
上記は国宝指定順に記載しています。
熊野速玉大社の4躯は仏像じゃなくて神像なので、国宝彫刻一覧と書く方が正確ですね。
各国宝彫刻の拝観情報を見てみましょう。
和歌山県の国宝彫刻の拝観情報
金剛峯寺の八大童子像は通常非公開の仏像で、公開期間は不定期です。
公開される場合も8躯すべてが展示されるとは限らず、数が一定ではありません。
- 公開期間:不定期
- 公開場所:高野山霊宝館
過去の展示記録は次の記事に記載しています。
高野山霊宝館の八大童子の公開期間はいつ?展示記録も掲載
八大童子像は2017年は運慶展で展示されます。
出陳される像や場所などの詳細は次の記事に記載しています。
運慶作国宝・八大童子立像が2017年に公開!展示期間はいつ?
慈尊院の弥勒仏坐像は秘仏です。
国宝彫刻の中では、公開頻度がかなり少ない方です。
- 御開帳期間:原則21年に1度
- 公開場所:慈尊院弥勒堂
諸尊仏龕(しょそんぶつがん)は通常非公開の国宝で、公開期間が不定期です。
- 公開期間:不定期
- 公開場所:高野山霊宝館
過去の展示記録は次の記事にまとめています。
高野山霊宝館の国宝・諸尊仏龕の公開期間はいつ?展示頻度紹介
そもそも諸尊仏龕とは?
国宝・諸尊仏龕(枕本尊)とは?
道成寺の国宝彫刻は千手観音と伝日光菩薩・伝月光菩薩の3体です。
3体とも霊佛殿で常時公開されています。
- 公開期間:常時
- 公開場所:道成寺霊佛殿
熊野速玉大社の国宝彫刻は4体の神像です。
通常非公開で公開される場合は、熊野速玉大社ではなく博物館・美術館の特別展で展示されます。
たまに特別展で展示されるということで、公開期間と公開場所はともに不定です。
- 公開期間:不定
- 公開場所:不定
和歌山県の国宝彫刻で常時拝観できるのは道成寺の千手観音菩薩立像・菩薩立像のみですね。