哲学の道は銀閣寺の近くにあり、観光コースに入れられることが多い京都の人気スポット。
桜の時期の京都は混雑しますが、哲学の道も桜の名所として普段以上に観光客でにぎわいます。
哲学の道の桜の見頃時期や夜桜の情報、花見ルートなどを紹介します。
京都・哲学の道の桜の見頃の時期はいつ?
哲学の道の桜の花が咲き始める時期の目安は3月下旬以降。
桜の見頃は例年4月上旬頃です。
哲学の道の桜の本数や種類
哲学の道にある桜の本数は約400本。
桜の種類は、ソメイヨシノを中心にオオシマザクラ、ヤマザクラ、ヤエザクラ、シダレザクラがあります。
今現在の哲学の道の桜の開花情報は?何分咲き?
今現在の哲学の道の桜の開花状況を掲載しているサイトはたくさんあります。
複数のサイトを確認する方が安心かも。
▼京都市内の観光スポットの桜情報を中心に掲載しているサイト
そうだ京都、行こう。(桜の名所開花情報2019 哲学の道) ←桜の画像あり
▼京都市内以外の観光スポットの桜情報も多数掲載しているサイト
お天気ナビゲーター桜ナビ(京都府の開花・満開予想) ←開花・満開予想日も記載
いつもナビ(哲学の道の開花情報) ←去年の開花・満開日も記載
哲学の道の場所はどこ?所要時間はどのくらい?
哲学の道は、熊野若王子神社近くにある「若王子橋」から銀閣寺の方にある「浄土寺橋」までの琵琶湖疎水沿いの道で、距離は約2キロメートルです。
このうち「若王子橋」から「銀閣寺橋」までの約1.5キロメートルに桜並木があり、春は桜の名所として人気があります。
「若王子橋」から「銀閣寺橋」までの徒歩の所要時間の目安は、普通に歩いたら20~30分ですが、桜のシーズンはゆっくり歩くでしょう。
花見をしながら歩いても1時間ぐらいあれば足りるのではないでしょうか。
哲学の道沿いにある飲食店や神社仏閣などに立ち寄る場合は、その分の所要時間も追加しましょう。
哲学の道の花見ルートマップ
赤色:「若王子橋」~(哲学の道)~「銀閣寺橋」の花見ルート
哲学の道周辺の神社仏閣「熊野若王子神社」「大豊神社」「法然院」「安楽寺」「霊鑑寺」「銀閣寺」
青色:A地点「蹴上駅」 ⇒ B地点「若王子橋」のアクセスルート
黄色:哲学の道周辺の桜の名所「蹴上インクライン」「南禅寺」「岡崎疎水の桜回廊」
地図に上記のルートとスポットを載せています。
地図左上のマークを押して出てくるチェックボックスのON/OFFを切り替えると、必要なルートだけ表示させることができます。
哲学の道へのアクセス
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哲学の道の桜の花見は、南端の「若王子橋」から歩きはじめても良いですし、北側の「銀閣寺橋」からはじめても良いです。
桜の時期の京都市内の道路は渋滞するので、なるべく自動車やバスなどで移動しないことをおすすめします。
ですが、哲学の道は鉄道路線から離れた場所にあるため電車でアクセスしづらいのが難点です。
南端の「若王子橋」からスタートする場合、最寄り駅は地下鉄東西線「蹴上駅」です。
けっこう歩くことになりますが、
蹴上駅から「ねじりまんぽ」と呼ばれる蹴上トンネルを通り、南禅寺境内も通って、永観堂(禅林寺)の前を通過して、若王子橋まで行くのがおすすめです。
南禅寺も桜の名所として人気なので、このルートなら南禅寺と哲学の道の桜を合わせて楽しめます。
南禅寺境内には人気の写真撮影スポット「水路閣」もあり、無料で周囲を散策できます。
また、蹴上駅の近くには桜の花見スポットとして人気の「蹴上インクライン」もあり、こちらも無料で歩けるのでセットで訪れるのも良いでしょう。
哲学の道の北側にある「銀閣寺橋」の最寄り駅は京阪「出町柳駅」です。
徒歩で出町柳駅まで行くと30分ほどかかります。
この区間では、桜のシーズンにおすすめの観光名所が特にないので、渋滞覚悟でバスを利用するのも良いと思います。
銀閣寺橋の近くにあるバス停は、「銀閣寺前停」や「銀閣寺道停」。
銀閣寺橋から今出川通りを西(銀閣寺がある方向と逆向き)に進むと、それらのバス停に辿り着けます。
銀閣寺橋からスタートし、若王子橋へ向かう場合は、上記の逆ルートとなります。
哲学の道の桜の画像
哲学の道を歩いて撮影した桜の(2018年の)画像を掲載します。
休日の17時30分頃です。
桜の見ごろでしたが、休日でもこの時間帯は混雑が気になりませんでした。
「若王子橋」から「銀閣寺橋」まで哲学の道を北に向けて歩いています。
かなり陽が落ちてきています。
琵琶湖疏水沿いを歩いていきます。
哲学の道のルート沿いにある「大豊神社」を参拝しました。
狛犬以外にネズミや猿などの彫刻が社殿の前にあることで有名です。
縁結び、健康長寿のご利益がある「大国社」の前には一対の狛ネズミがいます。
狛ネズミは、椿の花でかわいく装飾されていました。
もう片方の狛ネズミ。
(手ぶれしています)
商売繁盛の稲荷社の前には、狛狐が控えています。
(これも手ぶれした…)
狐の像は、伏見稲荷大社をはじめとする「稲荷社」で見かける機会が多い動物ですね。
狐も椿の花が飾り付けされていました。
境内には「良縁招福の石」もあります。
紅白の椿の花がカップルのように乗せられていました。
良縁招福の石の近くの狛巳は「金運恵授」のご利益があるそう。
さらに奥には狛鳶(こまとび)と狛猿(こまさる)の像もあります。
災難除けの愛宕社の前には鳶の彫刻があります。
(またまた手ぶれしています…汗)
愛宕社のとなりには、狛猿のいる日吉社があります。
日吉社は災難除けのご利益があります。
大豊神社の境内はそれほど広くないので、10分くらいあれば参拝できます。
桜がたくさんあるわけではありませんが、お時間に余裕があれば立ち寄ることも検討してみてはいかがでしょうか。
(参拝は無料。お賽銭は志納で、お気持ち次第です。)
哲学の道のへ戻ります。
時刻は18時頃ですが、まだ明るいです。
哲学の道沿いには、飲食店があるので一休みすることもできます。
やはり混雑状況は、人混みが気にならない程度ですが、花見客はそこそこいます。
さらに進んで、銀閣寺橋に到着したので、現地レポはここまでです。
哲学の道は桜の絨毯も見どころ
フリー画像ですが、哲学の道ではタイミングによっては、落ちた桜の花びらが絨毯のように水面を染める光景を見ることができます。
こちらもフリー画像ですが、桜の絨毯が圧巻ですね。
哲学の道で夜間に桜のライトアップは無い
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京都の神社仏閣をはじめとする桜の名所では、ライトアップが実施され夜桜を楽しめるところも多数あります。
哲学の道は、24時間好きな時間に歩ける道ですが、夜間に桜のライトアップが行われません。
なので、哲学の道へ行きつつ桜のライトアップもどこかで見るなら、哲学の道から比較的に近い
- 岡崎疎水の桜回廊
- 平安神宮
- 知恩院
- 円山公園のしだれ桜
- 高台寺
などのライトアップがおすすめです。
(上記の観光スポットでは例年、桜のライトアップがおこなれています。)
上の画像は、銀閣寺橋の近くで19時30分頃に撮影したもの(2018年春)。
17時台から「若王子橋」から歩きはじめて「銀閣寺橋」へ着いた後、周辺にある飲食店で食事をとりました。
その後、外へ出るとすっかり暗くなっていました。
哲学の道では夜間に桜のライトアップは実施されないこともあって、休日でしたが、この時間帯は人気(ひとけ)がほとんどなく空いていました。
ライトアップはされていないものの、周囲にある照明によって部分的に照らされている桜はあります。
上に掲載した画像を見るとカメラが光を拾っているので、それなりに明るそうに見えるかもしれませんが、実際は次の画像のようにけっこう薄暗かったです。
暗闇のなかで、薄ピンク色の桜の花びらが目立って見えるというくらいの明るさです。
夜間に哲学の道を長々と歩くのはちょっと怖いかもしれませんね。
銀閣寺橋から銀閣寺道停までの道中の画像。
街頭や建物の照明に照らされた桜を少し見かけましたが、基本的には薄暗い夜道という印象。
京都市内は桜のシーズンでも夜間は道路が混雑していないので、この時間帯ならバスに乗ってもスムーズに進める可能性が高いです。
京都市内にあるお寺の閉門時間は、16時~17時くらいのところが多いです。
夜間に桜のライトアップを実施しているお寺でも、昼夜入替制のところも多いのですし、ライトアップが開始される時間帯はどこも混雑しがちです。
なので、桜のライトアップを見るなら、ライトアップが開始されてから1~2時間以上経ってから(19時台や20時台以降)参拝することをおすすめします。
17時頃にお寺の日中の拝観が終了した後に、飲食店で食事をとり、時間を潰してから桜のライトアップを見に行くのも良いですが、春の哲学の道は18時頃でも明るいので、夕方以降に歩いてみるのもおすすめです。
哲学の道周辺の桜の名所
哲学の道周辺の桜の名所は「蹴上インクライン」「南禅寺」「平安神宮」「円山公園のしだれ桜」など。
▼各スポットの詳細は下記にて記載しています。
▼京都の桜の名所の一覧