室生寺の拝観所要時間や見どころは?おすすめ観光ルートも紹介

室生寺見どころアイキャッチ

奈良県宇陀市にある室生寺は、室生山の山麓から中腹にかけて境内が広がっています。

 

お堂は違和感なく自然の中に溶けとんでいて、都会のお寺では見られない美しさがあります。

 

 

歴史的には和歌山県の高野山が女人禁制だったのに対し、

室生寺は江戸時代から女性の参拝を認めていたため女人高野と呼ばれたことで知られています。

 

 

この記事では、室生寺の拝観料と拝観時間、所要時間やおすすめの観光ルートなどを紹介します。

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室生寺の拝観料(入山料)と拝観時間

拝観料金

室生寺の拝観料(個人料金)

  • 大人600円
  • 子供400円

 

団体割引は30名以上で適用されます。

室生寺の拝観料(団体料金)

  • 大人500円
  • 子供300円

室生寺は拝観料を拝観受付で納めたあと、境内のお堂を参拝する拝観形式です。

 

 

はじめに拝観受付で入山料として拝観料を支払えば、通常拝観では追加料金を支払なければ拝観できないお堂はありません。

 

 

ただし室生寺は期間限定で特別拝観期間を設けることがあり、その場合は希望者が特別拝観をするために追加で特別拝観料を支払う必要がある時もあります。

室生寺金堂の諸仏特別拝観2017と通常拝観の違いは?期間と料金も

 

拝観時間

室生寺の拝観時間(開門~閉門時間)

  • 4月1日~11月30日 午前8時30分~午後5時00分
  • 12月1日~3月31日 午前9時00分~午後4時00分

室生寺の拝観時間は、時期によって変動します。

冬期(12月~3月)は開門時間も閉門時間も短くなります。

 

次は室生寺の境内案内図を紹介します。

室生寺の境内案内図(観光マップ)

室生寺の境内案内図

室生寺の境内案内図(観光マップ)

画像引用:室生寺公式サイトより(http://www.murouji.or.jp/temple/index.html

上の図は室生寺の境内図です。

 

画面右側の縦に走る緩やかな青い曲線は室生川です。

 

 

川の中央付近に赤い矢印が書かれた道がありますが、これは太鼓橋と呼ばれる橋です。

 

 

 

参拝者は太鼓橋を渡って拝観受付に向かいます。

 

ちなみに境内図の川の下端の方に書かれている「下ノ橋」は通行できません。

 

拝観受付場所は?

境内案内図の赤い矢印の上にある「受付」と書かれている場所が拝観受付で、ここで拝観料(入山料)を払います。

 

ここから先が有料エリアになります。

 

 

 

境内にトイレはある?

室生寺の境内には有料エリアのみですがトイレがあります。

 

境内案内図の赤い人と青い人が立っている場所がトイレです。

 

 

トイレがある場所は拝観エリアの手前の方のみで、奥の方にはありません。

 

奥の院まで参拝することを考えている場合はトイレを済ませておきましょう。

 

 

室生寺のオススメ観光ルート

室生寺の参拝者がはじめに渡るのが太鼓橋で、逆に拝観エリアの最奥にあるのは奥の院です。

 

太鼓橋から奥の院まで参拝した場合、同じ道を通って戻ることになります。

途中、大きく道が分岐している場所はないので、室生寺の観光ルートは自ずと定まります。

 

室生寺の見所を含めたおすすめの観光ルートは次の通りです。

室生寺のおすすめ観光ルート

太鼓橋 → 仁王門 → 鎧坂 → 弥勒堂 → 金堂 → 本堂 → 五重塔 → 奥の院

時間がなければ奥の院には行かずに、五重塔で引き返すのもありです。

 

室生寺の拝観所要時間を説明する前に室生寺境内の見所となる観光スポットを紹介します。

室生寺の見所

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室生寺の見どころを順に紹介します。

太鼓橋
太鼓橋

太鼓橋と表門(画像奥)

参拝者がはじめに通ることになるのが室生川に架かる緩い反りのある太鼓橋という橋です。

 

 

太鼓橋を直進した先に見える門は表門で、その美しさから写真撮影する方も少なくないですが、表門の奥ある表書院や本坊などは拝観することができません。

 

 

拝観受付を済ませて進むと仁王門が見えます。

 

仁王門

室生寺の仁王門は江戸時代(元禄期)に焼失してから長らく再建されずに姿を消していましたが、

 

1965年(昭和40年)11月に現在の門が再建されました。

 

 

朱色が美しい門の両脇には金剛力士像(仁王像)が立っていますが、仁王像も昭和の時代に造られたものです。

 

門の構造上2階に登ることはできますが、参拝者が立ち入ることはできません。

 

 

余談ですが、2015年(平成27年)に仁王門の2階部分から2体の仏像が新発見されるというニュースがあり、話題になりました。

 

 

発見されたのは四天王の持国天像と増長天像で、奈良国立博物館に寄託されました。

 

奈良国立博物館にあるなら仏像館で展示されています。(展示替によって展示内容が変更されることがあるので要確認)

 

 

お寺の方も仁王門の2階部分にずっと立ち入ることがなく存在を知られていなかったからなのかもしれませんが新発見とは不思議な気分になりますね。

 

鎧坂
鎧坂

鎧坂

仁王門を通って突きあたりを左折すると、石段が目に入ります。

 

この石段は、自然石を積み上げられた様子が編み上げた鎧のように見えることから”鎧坂(よろいざか)”と呼ばれ親しまれています。

 

 

鎧坂の周囲は、4月~5月は石楠花(しゃくなげ)の花が見頃となり、11月は紅葉が色づくため写真に収めると絵になります。

 

鎧坂の頂上に見える建造物は金堂です。

 

関連記事:室生寺のシャクナゲの見頃時期はいつ?混雑や開花情報も

弥勒堂
弥勒堂

弥勒堂

鎧坂を登りきった先には平坦になっている場所があり、そこに弥勒堂(みろくどう)があります。

 

弥勒堂には弥勒菩薩(みろくぼさつ)立像が祀られています。

 

弥勒菩薩は遠い未来に人々を救済するお釈迦様の後継者です。

 

弥勒堂の弥勒菩薩立像は現存する室生寺の仏像のなかで最も古く、奈良時代後期~平安時代初期に造られたと推定されています。

 

 

弥勒菩薩立像の向かって右側には、国宝の釈迦如来(しゃかにょらい)坐像が安置されています。

 

深くはっきりと刻まれた衣文線(えもんせん:衣類の皺のこと)がリズミカルです。

 

弥勒堂の内部には立ち入るはできません。

 

外からお堂の内部を拝観することになります。

 

弥勒堂より少し高い平地に金堂があります。

 

関連記事:

室生寺弥勒堂の建築は?本尊・弥勒菩薩立像は境内最古の仏像

室生寺弥勒堂の国宝・釈迦如来坐像とは?特別拝観期間はいつ?

金堂
金堂

金堂

金堂は平安時代初期に建てられたお堂で、平安時代初期に建立された山岳寺院の仏堂では現存唯一の貴重な建築です。

 

 

金堂は、仏像を祀る正堂(しょうどう)と礼拝するための礼堂(れいどう)に分かれています。

 

正堂は北側(奥の方)にあって平安時代から存在しますが、南側(鎧坂がある方)にある礼堂は江戸時代の改築の際に造られたものです。

 

 

金堂の内部にはたくさんの仏像が祀られています。

 

奥の中央に安置されているのが金堂の本尊・伝釈迦如来立像です。

 

 

向かって左端には十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)立像が安置されています。

 

十一面観音像は、ふっくらとした顔と、朱色に彩られた唇が女性的な印象を抱かせる仏像です。

 

 

手前側に祀られている比較的小型の仏像は十二神将(じゅうにしんしょう)立像で、仏法を守護する武将です。

 

金堂も入堂できないため、屋外から内部を拝観することになります。

 

 

金堂からさらに少し進むと本堂があります。

 

関連記事:

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室生寺金堂の仏像の特徴は?釈迦如来立像や十二神将像を紹介

室生寺十一面観音菩薩立像の拝観時の見所は?金堂に安置される国宝

本堂(潅頂堂)
本堂(潅頂堂)

本堂(潅頂堂)

室生寺本堂では潅頂(かんじょう)と呼ばれる法儀が行われるため、本堂は潅頂堂(かんじょうどう)とも呼ばれます。

 

 

室生寺は真言宗室生寺派という宗派の大本山ですが、潅頂は真言宗で最も大切な法儀であるため、本堂は室生寺の中でも宗教的にとても重要な意味を持つお堂です。

 

 

本堂の内部には如意輪観音菩薩(にょいりんかんのんぼさつ)坐像を祀るほか、密教の教えを視覚化した絵画の一種である曼荼羅(まんだら)が掛けられています。

 

 

本堂の左奥(北西)の階段の上には五重塔があります。

室生寺本堂(右)と五重塔(左奥)

室生寺本堂(右)と五重塔(左奥)

 

五重塔
五重塔

五重塔

屋根の端が少し反りあがっているため、石段の下から五重塔を見上げると、翼を広げた天女のように見えると形容されることがあります。

 

五重塔

五重塔

室生寺五重塔は屋外にある五重塔の中では最も高さが低く、16.22mしかありません。

 

奈良公園の興福寺五重塔が50.1mなので、いかに低いかがわかります。

興福寺の五重塔

興福寺の五重塔

 

五重塔は室生寺にある建造物の中で最古とされている建築で、奈良時代最末期~平安時代最初期に建てられたとされています。

 

 

平安時代初期の山岳寺院の仏堂で現存するのは、室生寺金堂のみですが、仏堂以外の寺院建築を含めると、室生寺五重塔も含まれます。

 

それでも平安初期の寺院建築で現存するものは少ないので、とても貴重です。

 

 

現存する五重塔の中では2番目に古く、最も古いのは法隆寺五重塔です。

 

 

五重塔の周辺もしゃくなげや紅葉の見ごろの時期は、写真におさめると普段以上に絵になります。

 

五重塔の先の道が奥の院の参道です。

 

関連記事:室生寺五重塔の歴史文化や建築の特徴は?高さは日本最小?

奥の院
奥の院の参道と無名橋

奥の院の参道と無明橋

自然とお堂が調和した雰囲気が魅力的な室生寺のなかでも、奥の院の雰囲気は異なっていて山深い雰囲気を感じさせるところが魅力です。

 

無明橋

無明橋

奥の院までの道の途中にある”無明橋”周辺の風景が特に見どころです。

 

奥の院の石段

奥の院の石段

橋の先には長い石段がありますが、段数の多さにおどろく参拝者もいます。

 

 

石段の頂上付近につくと、斜面に突き出た奥の院の常燈堂の建築が見えます。

常燈堂

常燈堂

 

長い束で床面を支えるのは、京都・清水寺の清水の舞台と同じ懸造(かけづくり)という建築様式です。

懸造の常燈堂

懸造の常燈堂

常燈堂

常燈堂

 

奥の院には真言宗の開祖である弘法大師・空海を祀る御影堂もありますが、内部を拝観することはできません。

御影堂

御影堂(左)と納経所(右)

 

関連記事:室生寺奥の院の所要時間や階段の段数は?石段が急だけどおすすめ

室生寺の見学所要時間

室生寺の見学所要時間は奥の院まで行くかどうかで変わります。

 

 

奥の院そのものの参拝所要時間は長くありませんが、五重塔から奥の院までの所要時間が長いので、

 

室生寺の参拝者の中には五重塔まで拝観しても、奥の院の参拝はしないという人もいます。

 

 

特に公共交通機関で室生寺を参拝する人は、バスの本数が少ないため拝観所要時間が気になると思います。

 

ここでは奥の院に行く場合と行かない場合の拝観所要時間について記載します。

 

関連記事:室生寺のアクセス方法は?近鉄最寄り駅からバスやタクシーの行き方を紹介

五重塔まで拝観する場合の所要時間

奥の院以外を拝観する、つまり金堂や本堂などを含めて五重塔までを拝観する場合の所要時間の目安は40~50分です。

 

長く見ても1時間あれば足りるでしょう。

 

 

室生寺の奥の院はその参道も含めて、五重塔までとは違った良さがあります。

 

私個人としては奥の院まで参拝することをおすすめします。

 

 

ただ奥の院の前の長い石段は、段差が高く、幅が狭いので足の悪い方が登りきるのは厳しいです。

 

急な階段があることを留意して決めて頂ければ良いと思います。

 

奥の院を参拝する場合

五重塔から奥の院まで往復時間の目安は30~40分。

 

奥の院の参拝所要時間の目安は5~10分なので、奥の院は35~50分くらいあれば参拝できます。

 

 

室生寺全体の拝観所要時間

五重塔までの拝観所要時間と、奥の院の拝観所要時間を合わせた室生寺全体の拝観所要時間の目安は、1時間15分~1時間40分です。

 

 

時間の幅が広いとわかりづらいと思うので、一般的な拝観所要時間は1時間30分くらいだと思います。

 

 

しゃくなげや紅葉の時期は、写真撮影をしながら散策するので通常より時間がかかりますし、

室生寺は寺院建築や仏像が好きな方にとっても見どころが多いお寺です。

 

 

あと御朱印の種類が多いので、いろんな種類の御朱印を頂く場合も時間がかかります。

 

関連記事: 室生寺の御朱印の種類や納経場所は?龍穴神社や御詠歌も頒布

 

写真撮影や御朱印授与を含めて、ゆったり参拝しても2時間あれば足りるでしょう。

 

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